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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

脳内テニス

作者: なつのなす

初投稿です。まじで拙い文章というかそもそも小説を1本仕上げたのもこれで初めてなんです。許して。

.テニスボール


「テニスボール。」


部屋に入り、椅子に座った私に医者は告げた。


「脳にちょうどそれくらいの大きさの悪性腫瘍ができているのです。今彼女さんが生きているのも奇跡と言っていいような状態なのです。」

医者がとても難しそうな顔をつくる。

「正直彼女さんがどれほど生きられるのか私にも予想できません。」

「え!?そんな……っ!彼女は昨日まであんなに元気だったじゃないか!!」

「……。」

「本当にどうすることもできないのですか!!」

私は拳を自分の太ももにうちつける。

「……。」

医者は何も答えずにいた。私はやけに小さく見える医者の様子に怒りが湧いたが、太ももの痛みを感じると少し冷静になれた。

「悪性腫瘍と言いましたが、悪性とはなんなのです。腫瘍に良いも悪いもあるのですか。」

「事実として良性腫瘍というものがあります。こちらは悪性のものに比べて増殖するのが遅く、正常な細胞との境界もはっきりとしたものです。また、悪性のものは他の器官に転移する可能性があります。おおよその違いはこのようなものです。」

「彼女には。」

「……彼女さんにはまだ伝えておりません。ご希望なさるなら私の方からお伝え致しますが。」

「いえ、自分で伝えようと思います。彼女はどこにいますか。」

「ええ、彼女は今……。」



.春の訪れ


私と彼女は6年ほど前から付き合っていた。結構長い付き合いになり、そうすると以前より喧嘩することも多くなったりする。同棲してみると彼女がいることが当たり前のようになって、ちょっとしたことが目に付いたりもした。しかし、それ以上に私は彼女を愛していた。きっと彼女もそうだったのだろう。私は最後には彼女を許し、彼女も最後には私を許してくれた。


私が就職してすぐに父が心臓の病で亡くなった。


それからしばらくゴタゴタが続き、一周忌を迎えた頃にやっと父に心から別れを告げることができた。母の提案もあって、母は実家を引き払って施設に入ることになった。実家を引き払うことに寂しさを感じたが、母が父を思い出して辛いのだろうと思い、賛成した。しかし、それを提案した母がいざ実家を引き払うときに泣きながら抵抗したことは衝撃的だった。辛くてもそれだけの思い出があったということなのだろう。いや、思い出があるからこそ辛いのかもしれない。抵抗する母の姿は欲しいおもちゃを買って貰えない子供のようだった。その後、なんとか落ち着いた母は業者の方に改めて頭を下げて実家を引き払った。


こうしたこともあって私が早帰りすることが多かったために仕事の研修が長引いてしまい、それから1年ほどかけてやっと私生活の安定を得ることが出来た。


ある日、私は彼女をフレンチに誘った。そこは夜景が綺麗な店だった。そして私が初めて彼女をデートに誘った店だった。当時の私にはあまりにも身分不相応な店であったが、彼女に少しでもカッコつけたかったのだ。夜景と共に彼女と料理を楽しんだ。私には食事中は黙ってしまう癖があるが、それはお互い様で、なんとなく彼女も美味しいと感じているのだと分かった。しばらくしてデザートが運ばれてくる。彼女のプレートにだけソースでなにやら文字が描かれていた。ウェイターは彼女に告げた。

「こちらにはある方からのメッセージが込められております。"Veuxーtu m’épouser ?"こちらは……。」

旦那様。とウェイターが私の耳に小さく囁く。

「"私と結婚してください。"という意味です。」

ウェイターは1歩後ろに下がり、私に小さく頭を下げる。私は片膝をつき、ウェイターの言葉を受けてその先を告げ、指輪を差し出した。

「っ!」

彼女は驚いて口元を手で押さえたまま黙ってしまった。私の鼓動はどんどん大きくなってゆく。このままでは心臓が破裂してしまいそうだった。そんな時がどれほど続いた頃だろうか。

「はい、分かりました。」

彼女はそう答えて私に左手を差し出した。私はそっとに彼女の薬指に指輪をはめた。


店内に拍手が鳴り響き、私と彼女は照れながら頭を下げた。

「ねえ、綺麗な夜景だね。」

彼女は期待の目を私に向けた。

「ああ、そうだね。でも、君の方が綺麗だ。」

月並みだが、本心からの言葉だった。彼女は私の答えに満足そうにくすくすと笑った。


その笑顔をいつまでも見られたらなと思ってしまった。


彼女が倒れたのはその1ヶ月後だった。



.彼女の最後のわがまま


なぜ彼女なのだろう。その思いで私の頭はいっぱいだった。誰かを殺せば彼女が助かるというのならば、私は躊躇せずにその誰かを殺せる。その誰かが他でもない自分自身であるとしても。それほど彼女を愛していた。


「調子はどうだ?」

私は自分の感情を隠してできるだけ優しく彼女に話しかけた。

「うーん、あんまり変わりはないよ。頭痛だとか吐き気だとかは前から変わらないし。」

私はハッとした。

「頭痛?吐き気?そんなの聞いていないぞ。どうして教えてくれなかったんだ!」

なぜ?それを知っていたらもっと早く病院に連れてっていたのに。もしかしたらそれで助かったのかもしれないのに。

「なにか変なもの食べちゃったのかなって思ってて。……それにあなたに心配をかけさせたくなくて。」

「それで今こんなに心配しているんじゃないか!!どうして教えてくれなかったんだ!!」

答えはさっき聞いていた。しかし信じたくなかった。私のせいなのだろうか。あまりの悔しさに涙が溢れ出した。

「っ!!……やっぱりそういうことなのかな。」

「……?」

「私、もうそんなに長くないんでしょ?」

「っ!!なんでっ……!!」

「やっぱり。……顔を見ればわかるよ。」

「……。」

必死に感情を隠していたつもりだったが、表情に出てしまっていたらしい。それに驚くと同時にやはり自分には彼女しかいないのだと再確認した。自分のことをここまで理解してくれるのは彼女だけだ。

「ごめんなさい。私、あなたと結婚できません。」

彼女もまた涙を流す。どれほどの感情が篭っていたのだろうか。彼女の平坦な喋り方の裏には大きな感情が渦巻いているようでその顔はしわくちゃだった。

「……。」

「でもわがままを言わせてもらってもいいかな。」

「……なんだ。」

「最後まであなたと過ごしたいの。」



.過ごす


自宅が病院からそこまで離れていないのもあったのだろう。医者にその旨を伝えると、あっさりと了承された。病院にいても彼女に対してできることはあまりなく、それなら最後を自宅で過ごしてもらった方が幸せだろうということだ。


職場にもそうしたことを伝えると、自宅でオンラインでできるような仕事を多く回されるようになり、1週間で1度も通勤しないというのも珍しくなかった。父親の時のこともあり、なんとも職場に恵まれていると実感した。


私はできるだけ多くの時間を彼女と過ごしたかった。


「家事なら私がやるから大丈夫さ。」

「でもあなた、仕事もやって家事もやってじゃ大変でしょ?ほら私がやるからさ。座ってて。」

彼女は立ち上がろうとした私の肩を軽く抑える。


こうした会話は珍しいことではなく、ほとんど毎日だった。しかし彼女の状態はあまり良くないもので、悪化していく一方だった。自宅に移ってすぐに頭痛から鎮痛剤を飲むことが多くなり、最近は吐き気の症状も出てきているようで、洗面台に何度も走り込んでいた。私は背中をさすってやることぐらいしか出来ずに、彼女への心配を募らせていた。

「頼むよ、私にやらせてくれ。」

私はついしつこく彼女にそう言ってしまった。

「ねえ、そんなに私が頼りないのかな!!私はされるだけじゃ嫌なの!!少しでもっ……あなたの!役に立ちたいの!!」

彼女は泣いていた。そして怒っていた。その怒りは私にでは無く彼女自身へ向いているように思えた。

「私ばっかりあなたに迷惑かけてっ……そんなのあんまりだよっ……。」

「ああ、わかった。それなら私にお手伝いさせて貰えないか。一緒にやろう。」



.違和感


次の日のことだった。


「こうすればいいんじゃん。」

彼女は手に黒いゴミ袋を持っていた。

「それは?」

「ゲロ袋。小学校の時に遠足でバス酔いする人が持ってたの思い出してさ。」

「……なるほど。」

私は彼女の様子に少し違和感を感じた。しかし、その時は特に思い止めずに気のせいだと流していた。


「あははははは!!」

彼女はテレビでバラエティ番組を見ていた。

「すまない、もう少し静かに笑って貰えないか。これじゃあ隣から苦情が来てしまいそうだ。」

「わかった。ごめんね、気をつけるね。」

よほどその番組が面白かったのだろうか。彼女にこうしたことを言ったのは初めてだった。


「あー、その、できれば服を着てくれないだろうか。タオル一枚じゃちょっと。」

風呂を上がってきた彼女はタオル一枚巻いただけの姿でリビングに出てきた。6年の付き合いだ。見慣れたと言うのは何だが、しかしリビングに急にその姿で来るのは未だにドキドキしてしまう。

「なんかお風呂の後に着替えるのがめんどくさくなっちゃって。」

「体を冷やして良くないことになったら困るんだ。」

「大丈夫。むしろ暑いくらいなんだから。」

「……。」



.進行


数日後。


「なんだか前よりもむしろ元気な気がする。」

突然彼女が言った。

「どういうことだ?」

「今日は全然頭も痛くないし、全然気分も悪くないんだよね。」

「それはいいな。」

その時は、そういう日もあるんだなという認識だった。


ガっという音がした。

「痛っ……痛くないや。」

彼女は少しふらついて椅子に小指をぶつけたらしかった。彼女は最近ふらついてしまうことが多くなっていた。これは医者に聞いたところ、こうした症状は脳腫瘍ではよく見られるのだそうだ。

「痛くないのか?結構大きい音がしたが。」

「うん全然。痛くないや。」

小指をぶつけたのに痛くないということがあるのだろうか。私は逆になんだか不安になってしまった。

「病院で体を見てもらわないか。」

「なんで?……そうだね。見てもらおうか。」

彼女は疑問そうだったが、すぐに賛成してくれた。あとから彼女に聞いたところ私はそのとき物凄い顔をしていたらしい。それで賛成したんだという。


「それは感覚麻痺かもしれません。」

医者が私に告げた。

「……感覚麻痺。」

「脳腫瘍が原因となって起こることがあります。中でも"感覚鈍麻"でしょう。」

「それは。」

「単純に言えば、感覚が鈍くなるというものです。」

「……。」

自分でも何となくそうしたものかと思っていたが、医者によって伝えられるとより彼女の病態が悪化していることを実感させられた。彼女も私と共に聞いていたたが、彼女が口を開くことはなかった。


「あーあ、進んじゃったな。」

病院からの帰りの車で彼女が独りごちた。彼女の声は明るいものだったが、その言葉はあまりにも重かった。

「……。」

「ごめんね。」

彼女に謝らせてしまった。彼女が何をしたというのだろうか。

「謝るな。君は何も悪くない。」

「身体は悪いけどね。」

「……茶化さないでくれ。」

「……。」

私は車を停めて彼女と身を寄せあった。息を殺すように2人で泣いた。



.コレカラ


私がいなくなったらどうするの、と彼女から聞かれたことがあった。私はまったく考えていなかった。いや、考えたくなくてどこか遠くに置いていた。結局私はその時に何も言うことができなかった。しかしその考えはそれからずっと私の頭の中に残っていた。

「彼女がいなくなった後に私はどうすればいいのだろうか。」

つい口に出してしまった。すると後ろから肩を叩かれる。

「あなたなら大丈夫だよ。」

「え?」

「何となくだけどね。きっと私がいなくなった後に新しい出会いがあるよ。ね?気にしなくても大丈夫だよ。」

「そんなこと言わないでくれ。そんなこと考えられない。」

少し考えただけで私は泣きそうになってしまった。私は顔をしわくちゃにして彼女に答えた。

「泣かないで。全く、甘えんぼさんだなあ。」

「君だってっ……泣いてるじゃないか……!」

「……っ」

彼女は自分が泣いていることに気づいていなかった。しかし、それに気がつくと感情が溢れ出したのか、大粒の涙が彼女の頬をぼろぼろと流れ落ちていた。



.私と彼女


彼女の様子はそれから急激に変化した。


「私が食べさせてあげるから無理しなくていい。」

彼女の手は麻痺してしまっていて、自分で食事するのも難しかった。なので私が食べさせてあげていた。彼女はごめん、と言いつつも納得して食べてくれていた。最初は箸を使っていたが、危ないと思ったのですぐにスプーンに変えた。

「いいよ!私自分で食べられるよ!」

彼女は急に怒ったように私の手からスプーンを奪い取った。しかし彼女はすぐにスプーンを落としてしまった。

「〜〜〜〜っ!!」

彼女は声にならない声を上げてうずくまって泣いた。しばらく泣いたあと食事に手をつけずに震える手で"車椅子"のレバーを倒して寝室に行ってしまった。私はどう声をかけたらいいかわからず、右手はスプーンを握った形のままだった。私は彼女の態度にすこしムッと思った。彼女のためにこんなに尽くしているというのにそれをわかって貰えないのだろうかと思ってしまっていた。しかし、彼女の姿を見てそんな怒りも飛んでゆき、ただただ可哀想だと感じていた。


その日から彼女は口を開かなかった。


彼女はそれから私の言葉に対して返事をすることも無かった。彼女は喋れなくなったのだ。


「今日もお粥だけれどいいかい。」

彼女は私の顔を見る。彼女はすっかり痩せてしまっていて、以前のようなふっくらとした感じは無くなっていた。しかしそれでも愛した彼女のままだった。彼女は私の言葉はわかっているようで、嫌なことなら抵抗する。私は無言を肯定と捉えて彼女の口元にお粥を運ぶ。一口だけ私も味見をしているので彼女が火傷してしまうことはないだろう。彼女は目を細めながら食べた。美味しいと思ってくれたんだろうか。


私が家事を手伝い始めたばかりのときを思い出した。私は家事の右も左も分からずに手伝おうとして逆に彼女の邪魔になってしまうようなことも多かった。「焦らないで、ゆっくり覚えていけばいいよ」なんて彼女は言っていた。私は正直焦っていた。とにかく少しでも彼女に楽をさせてやりたかった。彼女の病状が悪化するにつれて段々と私がメインで家事をするようになった。そして今では私ひとりで家事をしていた。一人でやるのと二人でやるのはどんな形であれ全然違うもので、最初は料理も焦がしてしまったりしていた。しかし、何とか自分でも納得できるようなものが作れるようになった。それでも彼女が作ったものの方が美味しかったと思えていた。今でもそうだ。私は彼女には勝てない。


.決壊


彼女はいつしか怒ることも無く、自分の意思を示そうとすることも無くなっていた。ただテレビを見るのは好きなようで、特にバラエティ番組を見ている時に子供のように無邪気に笑っていた。しかし、彼女からの感情表現はそれだけだった。彼女の顔にはただ笑顔だけが貼り付けられているようだった。


ある日の事だった。私は寝室でリモート会議に参加していた。今日は

「資料の8ページの表をご覧ください。こちらには」


彼女の笑い声が響いた。


「すみません。」

「いえ、お気になさらず。では改めて」

私が恥ずかしさに首をすぼめるように謝ると進行者は私に笑顔で返した。


それからも会議や仕事の最中に彼女の笑い声が響く事が何度も起きた。


いつしか私は彼女を疎ましく感じるようになってきた。そういえばそうだ。私は彼女がいる限り、必要最低限の外出をすることはできない。彼女の体調がいつ急変するかも分からないから酒を飲むこともできない。


私はなんなのだろうか。


そう思ってしまった。いつしか私の心はその思いに支配されていた。私がどれだけ苦しんでいてもそんなの関係なしに彼女の笑い声が聞こえてくる。


パンっと乾いた音が鳴った。


知らない芸能人の声に重なって。誰かの笑い声に重なって。


私は彼女を叩いてしまった。


もうダメだと思った。彼女は笑いながら私を見ていた。自分に何が起きたのか理解出来ていないように見えた。私の両目からぶわっと涙が溢れ出した。私はそれを彼女から隠すように寝室へと駆け込んだ。


その日彼女は私の前から姿を消した。



.黄泉のイザナミ


次の日、私が目を覚ますとどこにも彼女の姿は見えなかった。私は家中を探したが、どこにも見えなかった。私はすぐに警察に連絡をした。そして何か手がかりがないかを探していると彼女の机の中に1枚の手紙のようなものがあった。


それは他でもない彼女自身に宛てた手紙であった。


「あんなに心配だった彼のことを少しも心配しなくなっていたことに気がついた。そのことに恐怖してから私の記憶をさぐってみると、羞恥心を感じることも無く、怒りを感じることも無くなっていた。感情が少しずつ消えていたことに気づいた。このままでは私はいつしか私でなくなってしまう。どうか私自身が彼の邪魔になってしまっていると感じたならその時から彼の前から姿を消してください。」


こうした内容のものだった。私が彼女に対して感じていた違和感の正体はこれであったのだ。そしてハッとした。私の前から姿を消す……。


彼女の車椅子が川で見つかった。それから直ぐに彼女が発見された。


彼女が見つかったのはそれから3日が過ぎてからだった。


私は彼女の姿を見せてもらうことは出来なかった。この姿を見られるのは彼女にとっても快いものでは無いだろうと言われた。


彼女は自殺だった。


悔やんでも悔やみきれない。これは私が彼女を殺したのと何も変わらない。私は彼女の死を聞いてからどれほどの間泣き続けたのか分からない。


そしてどうしようもなく彼女に会いたくなった。彼女に謝りたかった。


だから私は彼女に会いに行くことにする。


待っていてくれ。今行くよ。


水しぶきが上がった。



.「」


知らない天井。


ここはどこだろう。

「目覚めましたか。ご自分の名前は分かりますか。」

「……そりゃあ……。私は誰だ?」



これは誰かが最後に残した奇跡。彼は新しい出会いをし、新しい愛を育むのだろう。

本当は全然違う話になる予定だったんです。彼女は段々と感情が消えていってしまうっていう設定で……。ただ、書いている最中に彼女も私も独り歩きしていっちゃって、そしたらなんか彼女がこのままだと神格化されちゃうって思ったんですよ。それで彼女の人間的弱さを出そうとしたんですけどね、うーん、難しいなあ。彼女のこと嫌いにならないであげて欲しいです。ちなみに筆者は介護とかはやってないので想像で(一応テレビで見た記憶だとか、そういった記事を読んだりはしたんですけど)書いたので、結構実際のものとは違うんじゃないかなと思います。ではまた、作者が小説を投稿する勇気を手にする時まで。

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