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事故死した風俗店員がなぜか高校時代に戻ったのでせめてボッチオタクから抜け出してみようと思って頑張っていたらいつの間にかハーレムになっていた件  作者: 水源
夏は急接近の季節

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バレーボールの練習に付き合ってくれた中垣内や南木さんにお礼として家庭科部の活動に誘ってみたよ

 昼休みにスパイクを打つ練習をしていたら、午後の授業の予鈴もなったので、そそくさと練習は切り上げることにする。


「そういえば今日の放課後は部活があるから、練習は出来ないのよね?」


 中垣内(なかがいと)がそう聞いてくるので俺は頷く。


「試験準備期間から試験期間は部活動できなくて久々だしな。

 あんまり部活をさぼるのもどうかと思うんで、今日は参加しておきたいんだよ」


「そう……」


 何となく寂しげに言う中垣内(なかがいと)に俺は聞いてみた。


「あー、昨日や今日とかにバレーの練習の仕方を教えてくれた礼って事で、中垣内(なかがいと)も家庭科部の部活に参加してみないか?」


「え、いいの?」


「ダメとは言われないんじゃないかな?

 えっと、南木(なみき)さんも良ければ、一緒にどうかと思ってるんだけど」


 俺がそういうと南木(なみき)さんは少し驚いたように言った。


「私も参加していいのですか?」


「うん、まあ、今日は何を作るかによるけど、何なら作ったものを食べながら会話に加わるだけでもいいと思うし」


 俺は大仏(おさらぎ)さんにSNSを通じて聞いてみることにした。


『今日の部活動にクラスメイトをつれていってもいいですか?

 後、今日は何するんでしょうか?』


 大仏(おさらぎ)さんからはすぐに返事が返ってきた。


『もちろん大歓迎だよー

 きょうはチョコケーキを焼こうと思ってるけどどうかな?

 何か作りたいものがあるなら、そっちでいいけど』


『いえ、俺はそれでいいですけど、ホワイトチョコがあると嬉しいです。

 あと、なにかケーキに合いそうな飲み物もあった方が良いかもしれませんね』


『了解・

 じゃあ、コンビニでホワイトチョコとペットボトルの紅茶とかコーヒーでも買っておくね』


『了解しました』


 んで、話もついたので二人に伝える。


「よし、先輩の許可も確認したし、安心していいと思うよ」


「んじゃ、私も行く!」


 中垣内(なかがいと)がそういうと、南木(なみき)さんも言った。


「では、私も参加させてもらいますね」


「了解、じゃあ二人とも、放課後よろしくな」


「ええ、すこしは期待しておくわね」


「よろしくお願いします」


 というわけで、放課後に俺たちは家庭科実習室に向かった。


 今回は 俺と西梅枝(さいかち)さん、東雲(しののめ)さんに加えて、中垣内(なかがいと)南木(なみき)さんも一緒さ。


 そして、大仏(おさらぎ)さんと雅楽代(うたしろ)さんはすでに来ていた。


「お久しぶりです、大仏(おさらぎ)さん、雅楽代(うたしろ)さん」


 俺がそういうと大仏(おさらぎ)さんが、笑顔で答えてくれた。


「こんにちは、そちらの二人が今日のゲストかしら?」


「ええ、こちらが中垣内(なかがいと)さんで、こちらが南木(なみき)さん」


 俺がそういうと南木(なみき)さんがペコっと頭を下げて挨拶をした。


南木(なみき)紗耶香(さやか)です。

 本日はお邪魔させていただき、ありがとうございます。

 どうぞよろしくお願いします」


 雅楽代(うたしろ)さんが笑顔で言う。


「はい、私は雅楽代(うたしろ)香苗(かなえ)です。

 よろしくねー」


 そして中垣内(なかがいと)が少し緊張したようにおずおずという。


「あ、あの、中垣内(なかがいと)静香(しずか)です……」


 大仏(おさらぎ)さんが少し苦笑していった。


「あ、そんなに緊張しなくても大丈夫よ。

 私は大仏恵(おさらぎめぐみ)といいます」


「あ、は、はい、よろしくおねがします」


 東雲(しののめ)さんと対照的に中垣内(なかがいと)は割と人見知りするみたいだな。


「では、今日はチョコケーキづくりですね」


「はい、ホワイトチョコはありましたか?」


 俺がそういうと大仏(おさらぎ)さんは頷いて言う。


「ええ、大丈夫ですよ」


「有難う御座います」


 俺が今日作る予定なのはコーヒーやココアを使った生地に、ビターチョコレートクリームのビターチョコケーキと卵白を使ったホワイトケーキ生地にホワイトチョコレートクリームのスイートホワイトチョコケーキ。


 ケーキ生地の作り方はロールケーキと同様に卵でメレンゲを作り、砂糖や牛乳、小麦粉。コーヒーやココアパウダーなどを入れてオーブンで焼き、クリームはホワイトチョコレートを細かく刻んで耐熱容器に入れ、クリームチーズや生クリームを加えて、レンジで加熱して、溶けるまで混ぜてから冷ます。


 それぞれのケーキ生地にクリームを塗り、最後にチョコレートの平らな面を上にして、ピーターで削ってまぶすことでケーキは完成だ。


 ケーキを作ってる間中垣内(なかがいと)南木(なみき)さんは俺が作業してる様子をじっと見ていたし、西梅枝(さいかち)は俺にメレンゲの立て方とかのこつを聴きながらケーキを作っていたけど、東雲(しののめ)さんはその様子を見ながらにまにま笑っている。


「はたぴっぴは、バレーボールはへたぴっぴだけど、料理は上手だよねぇ」


東雲(しののめ)さんは一言多いって」


「それが私だもん」


「さて、ケーキも仕上がったし……とりわけて……」


 俺がそういうと一番最初に手を出したのは東雲(しののめ)さん。


 彼女はホワイトチョコケーキをパクりと口に入れて言った。


「やたー、じゃあさっそく、あぐ……おおー甘くておいしー。

 はたぴっぴ、ストレートティーちょーだい」


「へいへい、かしこまりましたお嬢様」


 俺が紙コップに冷えたペットボトルのストレートティを入れると東雲(しののめ)さんはごくごくと飲み干す。


「ん、紅茶に合うなぁ」


「それは何より」


 その後、俺の袖をちょいちょいと引きながら、周りから俺に隠れるように中垣内(なかがいと)は言った。


「わ、私にもケーキと紅茶をとってよ」


「ん、何がいい?」


「ビターチョコにミルクティー……」


「了解」


 俺は中垣内(なかがいと)のオーダーに従ってビターチョコケーキを皿にとって、紙コップに冷えたペットボトルのミルクティを注いで渡す。


「ん、確かに美味しい。

 バレーボールも最初は下手だったけど、結構上達したし……あんたって結構器用なのね」


「んー、俺的にはそうでもないとは思うけどな」


 なにしろなんでもできるふみちゃんという幼馴染が居るからな。


 そして西梅枝(さいかち)さんは自分の作ったものと合わせて少しづつ取り分けて、ケーキを食べ比べている。


「なるほど、甘いホワイトチョコのケーキと、ビターなチョコケーキ。

 見た目も対照的ですしこういう作り方も面白いですよね。

 私はメレンゲの立て方が足りなかったかも」


「ああ、ちょっと生地が固めかもね。

 メレンゲの丁度いい立て方ってなかなか難しいから、結局何回もやって慣れるしかないんだけど」


「そうなんですね。

 うん、私も頑張ってみます」


 そして南木(なみき)さんにもケーキと紅茶は好評なようだ。


「ふふ、甘いものを食べると幸せな気分になれますよね」


「確かにそうだよな」


 チョコケーキがみんなに好評な様で良かったよ。

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