東雲さんの誕生日パーティは楽しく過ごせたな
さて、夏休みの宿題の計画性の大事さについて中垣内との動画撮影も無事終わった。
そして明日は東雲さんの誕生日だ。
明日も家庭科部の実習がある日だが、それはお休みさせてもらおう。
調理実習で作ったものを食べられるのは、育ち盛りの男子高校生にはありがたいが、誕生日パーティの前にあんまりたくさん食べるのもどうかと思うしな。
俺は大仏さんへメッセージを送った。
”こんにちは。
すみませんが、明日は東雲さんの誕生日パーティがあるので、家庭科部の実習は俺たちはお休みでお願いします”
返事はすぐ帰ってきた。
”了解しました”
そちらの確認はできたので俺はパティスリーアンドゥトロワに電話して明日の昼過ぎにとりに行くので友達用のバースデーケーキを作って欲しい旨を伝た。
広瀬くんの誕生日のときは、カラ鉄でパーティをやったので電話して箱を抑え、オードブルや飾り付けも用意するパーティプランを頼んでおいたが今回は東雲さんの家でパーティはやるのでそのあたりは必要ないな。
「中垣内。
これから明日の東雲さんの誕生日パーティ用に定番のクラッカーやパーティグッズやらをドンキィホーテで買っておこうと思うけど一緒に行くか?」
俺がそう聞くと中垣内はうなずいて言う。
「うん、行く行く」
「まあ、誕生日プレゼント選び自体は終わってるからそんなに大したものは買わないけどな」
「私もそんなにお金に余裕があるわけじゃないから、高いものは買いたくても買えないわよ」
そんな感じで、ちょっとしたパーティグッズなどを購入して、明日に備えたよ。
「それにしても本当にあんたってこういうことに手慣れてるわよね」
中垣内がそういうので俺は苦笑しつつ答える。
「別に手慣れてはないさ。
只今はネットで調べればこういうときどうすればいいか書いてあるサイトはたくさんあるからな。
それを参考にして自分なりにアレンジして行動してるだけだよ」
「それができるだけでも普通じゃないと思うけど?」
「まあ、中学までの俺と変わりたかったから一念発起した結果さ。
お前さんもなんだかんだで結構変わっただろう?」
「まあ、たしかににそうかも」
「人間は結構変わるもんさ。
良い方であれ、悪いほうであれな」
そして翌日の朝。
今回の誕生日パーティは東雲さんの家で行うので動画撮影はしない。
まあ、高校デビュー動画でユアチューバーとしては、そこそこ人気になってるし、広瀬くんの誕生日パーティの動画も上げたばっかりだしな。
そして東雲さんが言う
「んじゃま、今日の予定はどうすんの?」
「今は午前中で授業も終わりだから俺は昼過ぎに誕生日ケーキを取りに行くよ。
東雲さんの家でも誕生日ケーキは買う予定はあるのかな?」
「あ、そのあたりは大丈夫。
今年は高校の友だちがケーキ買ってくれるから、要らないよって言っておいたから」
「じゃあ、東雲さんの家で料理は用意してもらえそうかな?」
「もちろんそのあたりは大丈夫だよ」
「ん、それはありがたいね」
そして放課後。
「じゃあ、俺はアンドウトロワにバースデーケーキとバースデープレートを取りに行くんだけど、誰か一人運ぶのを手伝ってくれないかな?」
俺がそう言うと手を上げてくれたのは今回も西梅枝さんだった。
「あ、じゃあ私も一緒に行きますね」
「あ、うん、助かるよ。
じゃあ他のみんなは先に東雲さんの家へ行ってくれるかな?
飾り付けとかがあれば手伝って上げたほうがいいと思うし」
俺がそう言うと中垣内はコクっとうなずいて言った。
「了解よ。
私達は先にいって飾り付けや料理を手伝って準備を終わらせておくわね」
そして南木さんもうなずきながら言った。
「ええ、そうしましょう」
そして東雲さんがいう。
「あたしはどうしたらいいの?」
「んじゃ東雲さんは俺たちと一緒に来てくれるか。
主役に準備を手伝わせるわけにも行かないしな」
ん、りょーかい」
というわけで俺たちは分かれて行動を開始した。
俺は西梅枝さんや東雲さんと一緒にアンドウトロワにバースデーケーキとバースデープレートを取りに行く。
「西梅枝さん、今回も付き合ってくれてありがとうな」
「いえいえ、一人ではバースデーケーキとプレートの両方は運べませんからね」
「でも、ケーキだけじゃなくてメッセージ入りバースデープレートもあれば絶対盛り上がるからな」
「確かにそうですね」
そして東雲さんがいう。
「あたしは一緒で良かったの?」
「まあ、バースデープレートとかケーキを先に見ちゃうのはびっくり度は減るかもだけど、一人で暇つぶししてるよりはいいかなと持って」
そんな事を話している間にアンドウトロワに到着した。
「こんにちは王生さん。
ケーキとプレートを取りに来ました」
俺がそう言うと王生はニコっと笑ってうなずいた。
「はい、今回は7号のメロンとブル0ベリーのレアチーズムースケーキとフルーツのメッセージ付きバースデープレートです。
ちゃんとできていますよ」
「やっぱりさすがですね」
「ええ、やはりパティスリーは信用商売ですからね。
それにあなたはありがたいリピーターでもありますから。
今回もカットしてありますので」
「ですよね。
あはは、ここのケーキやFルーツは美味しいですから、俺としても安心できるんです」
ホールケーキはカットの仕方が悪いと見栄えが悪くなるから専門の人が切ってくれた方がいい。
というわけで俺たちは箱に入ったバースデーケーキとバースデープレートを受け取ってから、東雲さんの自宅に向かった。
「お邪魔します」
「お邪魔します」
俺と西梅枝さんがおずおずと玄関先で言うと東雲さんは苦笑気味に言う。
「はいはい、遠慮せず上がった上がった」
そしてリビングはバルーンやキレイなガーランドなどのデコレーションでキレイに飾り付けられていた。
テーブルにはカップずしとローストビーフの野菜巻きやチューリップ唐揚げ、ポテトサラダにコーンポタージュスープなどが用意されている。
「皆さんいらっしゃい、娘の誕生日を祝ってくれてありがとうございます」
料理を持ってきてくれた東雲さんに似た女性は多分お母さんだな。
「いえいえ、東雲さんには学期の初めから色々助けらてますので」
俺がそういうと少し赤くなった東雲さんが照れ隠しのように言った。
「じゃあ、誕生日パーティーを始めましょう」
「東雲さん誕生日おめでとう!」
「誕生日おめでとう!」
俺の掛け声とともにみんなが手にしたクラッカーが派手にパンパンと打ち鳴らされた。
「えへへ、みんな、ありがとうね」
そして東雲さんがバースデーケーキの前に着席したら電気を消して、バースデーケーキに刺さったロウソクに火を灯す。
「ハッピーバースデートゥーユー。
ハッピーバースデートゥーユー。
ハッピーバースデーデイア東雲さん。
ハッピーバースデートゥーユー」
そしてみんなが歌い終わったら主役の東雲さんが蝋燭へ息を吹きかけて火を消す。
やはり、これをやってこその誕生日パーティだよな。
「ん、みんなありがとうね」
それから俺と西梅枝さんに中垣内と南木さんの4人で選んだプレゼントと剛力君、広瀬くんの二人のプレゼントをそれぞれ渡していく。
「これは俺達からのプレゼントだよ」
「こっちは僕たち」
「ん、ありがとね」
それからはジュースで乾杯して、みんな料理やケーキに手を伸ばし始め。
テーブルに並べられ料理やケーキはやっぱりあっという間に消えていく。
まあ、今日は昼飯も食ってないし、高校生が7人も集まればこうなるよな。
そこへ見計らったように東雲さんのお母さんがフルーツポンチを持ってきてくれた。
みかん、りんご、バナナにスイカや白玉だんごが入っていてなかなか見た目も華やかだが、サイダーではなくラムネを入れてあるらしく泡が盛大に出ていて、ちょっと華やかな雰囲気だ。
「うーん、熱くなってきたこの季節だとフルーツポンチも美味しいな。
アンドウトロワでもだしてみていいかもしれない」
そしてそれも食べ終わればパーティも終わりだな。
「じゃ、誕生会の最後は、きっちり主役の言葉で閉めてもらおうか」
「ん、了解。
今日は私のために集まってくれてみんなありがとう。
みんなが楽しめて過ごせたならいいと思うよ」
そして東雲さんのお母さんも言う。
「今日は娘のために色々用意してくださってありがとうございました。
これからも仲良くやってあげてくださいね」
東雲さんや東雲さんのお母さんの言葉にパチパチと拍手が打ち鳴らされた。
うん、今回もうまくできてよかったぜ。
まあ、今回は広瀬くんの誕生日ほど色々やったわけもないけどな。
クリア
7月10日:東雲さん誕生日
予定
7月21日:新發田さんと小規模同人イベントに参加
7月29日:西梅枝さんとホタル観賞
8月1・2・3日:文ちゃんと海
8月5・6・7・8日:九重さんと山でキャンプ
8月10日:文ちゃんの誕生日
8月のお盆:白檮山さんとコミケ1日目2日目に参加
8月20日:中垣内とプールデート
8月23日:南木さんと水族館デート
8月26・27日:弥生ちゃんとTDR
7月末と8月末:東雲さんと宿題




