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測定会 11

測定会も終盤!

「さて、最後の測定だけど、戦士課の人も同じ訓練場に集まってきているみたいだけど?」


僕達は、魔力魂、属性、魔力操作、体力、身体検査の測定をこなして、最後の測定として訓練場に集まっていた。

ただ、魔導士課だけでなく、戦士課の生徒も1年生全員が集まっているようだった。


「みんなお疲れ様。一通りの測定見たけど、予想以上の数値で驚いたよ」


ルールディ先生が、僕達を集めて今までの結果について話し始めていた。


「魔力魂は、クルルさんは特に凄かった。もう宮廷魔導士でもそうそう居ないよ? これだけの魔力魂の数値は」

「僕もビックリした。それにまだ成長途中だからね、これからどれだけ成長するか楽しみだね?」

「え、へへへ。あ、ありがとう」


俯いて照れてる姿は、僕より年上には見えないな。


「そうだ、疑問に思っていた事があるんです」

「なあに、クルルさん」

「はい、あのですね、お兄ちゃんの魔力魂の数値は結局どうなったのかと思って。魔道具を換えてましたよね? 何かあるのかと思って」

「ああ、その事ね?」


ルールディ先生が、僕の方を見る。

僕は、小さく頷いて了承を伝えると、ルールディ先生も小さく頷き返してきた。


「E組のみんなだけ教えてあげるね。間道具を直前で変えたのは、それまでのとは計る桁が違うのよ。あれはプロ用、宮廷魔導士とかでも、賢者級の魔導士用に作られた測定間道具なの」

「それは、私共が測定した間道具とはどれ程違いますの?」

「そうね、約10分の1にまで測定値を落とすわね」

「え? ちょっと待てよ、フェルってその魔道具で計測したとき、魔昌石の半分は越えていたぜ?」

「そう、分かるわよね? 普通の測定では魔昌石はいっぱいで100だけど、あれはその10分の1、まあおおよそ500は越えているわね。私でも230くらいだから、もの凄い数値なんだけど・・」


ルールディ先生が僕を見つめる、見透かされてるなあ。


「まあ、まだ成長途中だから、まだ伸びると思う」

「フェル様、そうなのですか!?」

「う、うん」


皆が驚いている。やっぱり変だよね? 怖がられるかな?


「凄い! やっぱりお兄ちゃんは凄い!」

「そうだな、やっぱりどこか違うとは思ってたけど、たいしたもんだぜ!」

「フェル様、改めて尊敬いたしますわ」

「フェル殿、クルル様をお願いいたします!」


いや、何をお願いさせるのか分からないぞ?


「でも、クルルさんもそうだけど、皆も凄いのよ? カルファーナさんは、魔力魂と特に魔力操作の数値が凄いわね。たぶん1年生では、トップクラスね。レノアラーヌさんも魔力操作と身体能力が異常に高いわね。一流の戦士としても通用しそうね」

「そうですか」


レノア、なんだか複雑な表情だな。まあ、魔導士を目指しているのに、戦士としての能力が高いと言われても嬉しくないだろうな。

でも、そのわりには、それほど嫌とも見えないのは何故だろう?


「お、俺はどうなんだ!?」

「あ、ゴルドラン君は、全てが高い方よ」

「それって先生、平均的ってことなのか?」


あ、ちょっと情けない顔になってる。ゴルドって見た目と違って案外ナイーブだよね?


「ああ、違うわよ。高い数値でって事。君の場合これから得意とするものを見つければ良いと思うの。それにゴルドラン君は平民の出で、幼少の時に他のみんなみたいに修練してないのだから、それでこの数値ならもの凄い成長率なのよ。自信持っていいわよ」 


「そ、そうなんだ! よおし! もっと修行して強くなってやる!」


先生の言葉に一気に気持ちが浮上したみたいだ。単純な男だな。でも嫌いじゃないいぞ、そういう性格。


「フェル~~~~~~!!!!」


僕を呼ぶ叫び声が・・・・上か!?

見上げると、はるか上空、青い空に浮かぶ人影が見えた。その影は次第に大きくなる。あれは絶対僕に向かって来てる!


「おい! 誰か降って来るぞ!」


その光景を見た誰かが叫んだ。


「つ、突っ込んで来るわよ!!」

「あのまま、地上に落下したらただじゃ済まないぞ!?」


訓練場に集まっていた皆が気づき出し騒ぎ始める。


「ルールディ先生、あれ! なんとかしないと!」


クルルも気づいたのかその黒い人影を指差す。

でもルールディ先生は平然とした表情で、上空を見上げるだけだった。


「先生?」

「ああ、大丈夫よ。フェル君そうよね?」


ルールディ先生も分かってるみたいだ。


「全く、あんなに高く飛んで来るなんてどうやって着地するつもりだったんだろう?」

「それは、フェル君を信じてじゃないかしら?」


それじゃあ、信頼に答えるか。


「結界・・・緩衝・・・構築完了・・魔力操作・・・良し! 展開!」


もう間近に迫った人影にの前に、魔術紋が一瞬で現れ包み込む。その後も同じような魔術紋が多重に現れ、次から次へと落下物を包み込んでいった。それに合わせて急激に落下スピードが落ち、僕の目の前でほぼ止まった。


「フェル~! 数時間ぶり!!」


結界の魔術紋が消えると同時に、その中から見覚えのある女の子が、大きな胸を揺らして僕にダイビング抱きつきをしてくる。


「アルーラ、無茶し過ぎ」

読んでいただきありがとうございます。

是非次回もお越しください。

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