【本編8】禁断の叡智を求めたもの
奥沢さんのマスタリングでプレイするTRPG。
『塔(ⅩⅥ THE TOWER)』のカードに象徴される、時間と記憶を操る『邪神:オメガバージェス』を倒し、魔法学園都市に平和を取り戻せ!
本編8シーン目、ついに最後の『塔(ⅩⅥ THE TOWER)』に辿り着きました!
奥沢:それでは、最後の塔のシーンを攻略し、その後にラストバトルに入ります。
奥沢:もっかい言うとくけど、このシーンではGM効果として、誰か1人のHPとMPが半分になるからな。
奥沢:これ食らうと大変なので、みんなで協力してブロックしてください。
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奥沢:では、あなた方はオメガバージェスの神殿の底、コロッセウムの最下層のような場所へ降りてきました。
奥沢:そこに祭壇が作られており、祭壇の前に人影が立っています。
奥沢:ギルベリオス・クロードベール。コミカを追い立てた男です。
ギルベリオス(奥沢):「今回も変わらず、来たようだな」
ギルベリオス:「どうやら、見慣れぬ顔もあるようだが」
イグニス(まほそ):「黙れ、下郎」
コミカ(狼子):かっこいい……!
シリア(GB):かっこええ。
ギルベリオス:「やれやれ、我らの深遠な考えは理解できぬか」
ギルベリオス:「人間には救いが必要なのだ。この世の中をやり直すためにな」
ギルベリオス:「なぜ、それが分からぬ」
コミカ:「そのために……どれだけの犠牲者を作るつもりだ!」
ギルベリオス:「やり直せないことで生まれる犠牲者の方が遥かに多い。そういう結論に、我々は達した」
イグニス:「そなた、己がやり直しのターゲットになるやもしれんとは、思わんのか?」
ギルベリオス:「俺はこの身を、既にこの計画に捧げている」
ギルベリオス:「そういう問いは愚問というのだ、魔導王よ」
コミカ:イグニスさんが、魔導王だってバレてる!
シリア:やばいな。
イグニス:「捧げたものまでやり直しになる、その繰り返しに堪えられるのか?」
ギルベリオス:「可能不可能ではない、既に経験しているというだけのこと」
ギルベリオス:「それに、そこの狼少年が動いたのは良かった。おかげで魔導王の覚醒に寄与できた」
ギルベリオス:「これで、オメガバージェスの封印がまた一段と弱まる」
ギルベリオス:「すべては整ったという訳だ」
ギルベリオス:「さあ、最後の記憶を頂こう」
奥沢:という訳で、オメガバージェスの前に立ち塞がっているこの男が、タワーのシーン効果です。PC1人のHPとMPが半分になります。
奥沢:もちろん、ターゲットはシリアです。
奥沢:妨害のため、判定を振ってください。各自、一番高い値を自由に決めて結構です。シリア以外の2人のうち、どちらかが達成値を超えたら妨害成功です。
奥沢:その代わり、達成値はかなり高めにしてるので、そのつもりで。
シリア:本人は抵抗でけへんのですか?
奥沢:いや、してもいいけど……サイドの2人が抵抗した方が物語的に面白いと思うよ。
シリア:あ、ほんなら黙っときますわ。
コミカ:(最後まで力強いヒロインだなぁ)
奥沢:どれで振ってもいいので、ロールプレイをどうするかは決めておいてくださいね。
コミカ:では、僕は命中力で振ります。
奥沢:分かりました。では、振ってください。
コミカ:……(コロコロ)あっ低い!
シリア:運命変転どうでしょう!
コミカ:そうだ! ここで使うしかない!
コミカ:運命変転を使って、命中力で達成です! とりゃー!と、殴り付けます。
奥沢:OK、無事に達成しましたね。
奥沢:では、影から飛び出したコミカの連続攻撃が、ギルベリオスを打ち据えます。
ギルベリオス:「愚かな。お前の心が、その一角でやり直しを望んでいることは、俺にも分かっている」
奥沢:ギルベリオスの姿がくずおれ、影のように曖昧になっていきます。
奥沢:彼自身はとっくの昔にこのループシステムに取り込まれ、その一部となっていたのです。
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奥沢:では、このままの勢いでボスバトルに入りましょう。
 




