のぞくんです。
変態魔女っ子vs吸血鬼
私の住んでるこの部屋は大家のばあさんに頼んで少しカスタムされてる。窓枠にはただの模様に見えるように魔法陣、ドアには結界の呪術、天井や床に壁には呪いを施した材質を四方八方に私を守る為の安心設計になってる。鍵をかければ全て発動
「これで誰もはいれないわー」
「そうですね、これで誰にも邪魔されませんねお姉様♪」
「…え?」
「寂しかったです、お姉様が居なくなって…」
「どぉ、どうやってー?」
「管理人様が鍵をお貸ししてくれました!あ、催眠術は使ってないです。約束守りました♪」
「クソババァ…め」
「千佳は千佳は瑠夏お姉様をお慕い申し上げます。だからお姉様もー」
近く千佳に瑠夏は間合いを取り触れさせないようにしているが千佳は人間以上のスピードで両手首を掴み引き寄せ首筋を軽くキスをする。
「ー観念したらどうですか?ねっ♪」
「クッ…ソォ…」
ーーーー
「すっげーすっげー千佳さんすっげー可愛い!」
窓のカーテンの捲れた隙間からのぞく姿は不審者そのもの、ストーカーだと言われたら否定は出来ない。
「…良いのかなぁ…?」
「大丈夫だ、少しならバレやしないさ田んぼのど真ん中アパートだからなっ!千佳さんすっげ可愛い!」
「リョウタロー…さっきから「すっげー可愛い」ばっかりだよ〜」
「だってすっげーよ可愛い」
「でもね…千佳って言う子負けかも〜」
「は?」
ーーー
「これで私は念願成就です。お姉様♪」
「…なに…がぁよ…」
手首を捻り外す試みをしたが千佳の力が強くピクリとも動かない。
「うふふ、お姉様…いえ人間程度の力じゃ弱すぎて無理です。このまま折ってもよろしいのですよ。」
「…ぐっ…」
「瑠夏お姉様♪頂戴いたします!」
瑠夏の両手を千佳は片手でも持ち直し体を押す、逃げられない様に覆い被さる。
「あー…お姉様…素敵な表情ですぅ…。つい、ウットリとしてしまいます。」
「……る…」
瑠夏の口がパクパク動いてるのに千佳は気が付いた。
「…!無駄ですよ」
千佳は顔をめがけてビンタを繰り出すが
ー手に違和感ー
「とうふ?」
ーーー
「見事に四角いな」
「スゴい四角いね〜」
ーーー
体は真四角で真っ白 トコロテンの様な腕 黒豆みたいな目と鼻
豆腐と言われてもおかしくない姿のモノが千佳の手を止める。柔らかいに動かない、柔らかいのに崩れない、柔らかいのに解けない 徐々に長く伸び絡みつき身動きの取れなくするトコロテンの腕
謎に対する恐怖が体の中からこみ上げる。血の気も下がっていく音がする。
「…やっと来たわ…時間かかるわぁ…。」
「何ですか…これううっ!」
「はいー眠れー眠れー」
千佳の顔に粉を振りまく眠り薬の様だ
「じゃ、そいつを実家の奥深に封印して来て!」
命令された豆腐の様なモノは目が光ながら千佳を連れて走り出した。体の割に以外と早い
ーーー
「あ、あー…」
「ほらね〜」
「眠ってる千佳さんに触りたかった…」
「汚い大人だぁ…」
「男の願望だ、で…アレが居なかったら千佳さんは勝ってたのか?」
「どうだろ〜まだ変な道具や呪術っぽいもの隠し持ってるからなぁ〜」
「…ちっ、残念」
「リョウタロー最悪だよ〜」
とりあえず良いもの見ました。千佳さんエロ可愛いかったです。
明日もこないかなぁ〜っと、思いました。