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((~生き残りし少女~ ~予章~))

- これはある一人の英雄が

仲間とともに成長していく 古の物語 -


~ 生き残りし少女~



「結局………だった。」

そう吐く少女は

血に塗れた玉座に色褪せた王冠を転がせ

座っていた。

どこを見ても何も無い。いや、何もなくなってしまった景色にはどす黒く染まる空に

誰も動かなくなったまだ赤い地面。

そんな景色の中で「ゴォ」と音を立て

爆弾を落としていく戦闘機だけが動く。



「皆どこへ行ってしまったんだろうか…」


------------------------------------------


~ 予章 ~


「-に」 (声が聞こえる…)


「-に!」(あぁ、少し待ってくれ)


「べに!!」 (!!!)


「おい聞いておるのか紅。」

「すみません…」

王室の高価なカーテンを揺らした風が

繊細な彼女の意識を起こす。


「まったく…お前、わしが王であることを

わかっておるのか…仕方ないもう一度

説明するぞ。 ヴェルメリオ大国近衛騎士団団長であるお前に、もうそろそろ腕のある

ヤツらを仲間とし、近衛騎士団の上に立ってほしいとノーマル騎士からすら

もお願いされてるのだ。

どうだ、やってみる気はないか?」

そうお願いする男の目は本気であった。


「ですが王ずっと一人でいた私に仲間など…

そもそも責任も持てない者が…」


「紅。とりあえず やってみなさい。」

そう優しくいうと彼は

ゆっくり緩やかに微笑んだ。

その微笑みに安心したのか

彼女は頷き このヴェルメリオ大国の王の前に

跪いた。

「了解しました我が王。」




紹介し遅れたが、

彼女「(しろがね) (べに)」は

アブヤド地方で1番の面積を誇る

ヴェルメリオ大国の近衛騎士団団長として

幼い頃から王につかえる者だ。


この紅が王に言われた通り腕のあるヤツらを探し近衛騎士団団長としての任務を果たしていくうちに人として、そして仲間をつれる

リーダーとして成長していく物語である。

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