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ねここは今日もふしぎに思う

『ねここ』と『きらきら』

作者: にゃん之助
掲載日:2025/12/11




『ねここ』はひとりでおきるんだ。


(ある)いていくとごはんがまっている。


うんちとおしっこにはていねいに(すな)をかける。


ねむくなるとまたねむるんだ。


いつもひとりでねむるんだ。




「ごめんね。いってくるよ」


おにいさんもひとりででかけていく。


ねむくなったらまたねむるんだ。


()がさめると、やっぱりひとりだ。




()えない(かべ)()こうには、(みどり)(ひろ)がっている。


トンボさんがとがった(さき)にとまっている。


チョウチョさんが(ふた)つおどっている。


小鳥(ことり)さんが、なにか()べている。




いつもじっと()ているんだ。


さみしくないよ。


(とも)だちがいるもの。




(くら)くなると、お(にい)さんが(かえ)ってくる。


「ごめんね、あいたかったよ」


ぎゅっとされると、ごろごろいっちゃう。


しっぽもフリフリ(うご)いてしまう。




あるとき、(みどり)()えなくなった。


(しろ)(かべ)ができていた。


「トンカン ガリガリ ズオーン」


へんな(おと)がたくさんしている。




トンボさんがいない。


チョウチョさんがおどらない。


小鳥(ことり)さんがやってこない。


いつも(しろ)(かべ)しか()えなくなった。




さみしいよ。


みんな、どこにいったの。




なんかい()ても、(しろ)(かべ)はどこにもいかない。


なんかい()がさめても、(しろ)(かべ)はそこにある。




さみしいよ。


おにいさん、(はや)(かえ)ってきて。




あるとき、()がさめたら、(しろ)(かべ)がいなくなっていた。


(みどり)広場(ひろば)もいなくなっていた。




トンボさんもとまらない。


チョウチョさんもおどらない。


小鳥(ことり)さんもにげていく。




四角(しかく)い『きらきら』(ひか)(ちい)さな(かべ)がたくさんあった。


()さまがあたるとキラって(ひか)るんだ。


(くら)くなるとほわーって(ひか)るんだ。




()がさめたら、お(にい)さんがいた。


あれ、どうして?




「『ねここ』、みんなが()ているよ」


(ちい)さなお(にい)さんがいっぱいいた。


()が『きらきら』している。


『きらきら』した()がたくさんボクを()ていた。


「せんせいのおうちそこなの」


「ねこちゃん、せんせいのおともだちなの」


「『ねここ』だよ、みんなよろしくね」


(ちい)さなお(ねえ)さんもいる。


()をふっている。




『きらきら』した(かべ)がなくなると、そこには(ちい)さなお(にい)さんとお(ねえ)さん、そして、(おお)きなお(にい)さんがいつもいる。


トンボさんが小さなお兄さんと(おに)ごっこをしている。


チョウチョさんが、きれいなお(はな)のまわりで(たの)しそうにおどっている。


小鳥(ことり)さんがご(はん)をもらいに()ている。




()がさめるといつも『きらきら』がまっている。


もう、さみしくないよ。




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