二度目のなろう転生~色んな投稿サイトを彷徨った後に~
なろうに転生、つまりアカウントを作り直したのはこれで二度目のうさぎサボテンです。
二度目の転生をするまでに様々な投稿サイトを彷徨い、またここに戻って来るまでの経緯を語りたいと思います。
まず、最初にアカウントを作ったのは凡そ7年程前だったと思います。その頃は友人の勧めで何となく登録し、何となく活動していました。ネットに自作品を投稿する事に慣れておらず、また承認欲求もなかった故、ただ友人に作品を見てもらえればいいぐらいの気持ちでした。だから、自分以外の方の作品にとても興味を惹かれ、読む度に感想を一方的に送っていました。不思議と、返信なくても、見返りなくても気になりませんでしたね。
そうしてなろうでの活動に慣れてくると、自然と互いの作品について語れる仲間が出来ました。これまでそういう相手が居なかったので、とても嬉しかったですし創作活動が楽しくなりました。
ある時、ツイッターを始めてみる事にしました。確かその頃はガラケーをまだ使っている人も居て、今ほどスマホやSNSが主流ではなかったように思えます。とにかく、ツイッターを始めた私はそちらの方でもなろう作家の方々と関わる様になりました。おかげさまで、自作品のPVとブックマーク数が増えました。
ツイッターの影響もあり、なろうの方にも沢山のユーザさんが私をお気に入りにしてくれ関わる様にもなりました。
しかし、続けているうちに他人の作品を一切読まないで自分の作品の宣伝ばかりしてくるユーザさんが多く目に付くようになり、そう言った方々と関わる事が苦痛になってきてツイッターをやめました。結局、私には合っていなかった空間なんですね。それに伴い、なろうの方のユーザ関係(苦手な方が沢山いました;)にも嫌気が差してきました。
ちょうどそれより少し前ぐらいに最初に仲良くさせていただいていた方達が、リアルの事情などで少しずつなろうから離れていっていたんです。それもあり、いい機会なのでなろうのアカウントを作り直そう! と言う訳でアカウントを作り直しました。これが転生一回目です。
無事転生した私は、今度こそ快適ななろうライフを送れる様に慎重に、かつ楽しく活動を再開する事となったのです。
その結果、ファンアートを交換出来る様な仲間達に出逢う事が出来ました。沢山の方に自分の作品を見てもらえ、活動報告にも沢山の書き込み(当社比)があって賑わい、楽しい日々がまた戻って来たのです。
ところが、1年程経った頃でしょうか。事件(?)が起こります。詳しい事は愚痴になってしまうので書きませんが、1人のユーザさんとの関係が拗れました。
私は存外プライドが高い様なので、自分が悪くない時には絶対に頭を下げたくはありません。しかし、事態を収束させる為にやむを得ず相手の方に頭を下げたんですが……結果を言うと駄目でした。
頭を下げた時点で私の精神は限界だったんですが、思いもよらない展開にとうとう耐えきれなくなって、コードをコンセントから抜くようにプツリと退会しました。
関係を拗らせた相手の方の交友関係が非常に広く、たとえその方だけと関係を切っても他の方と関わった時に鉢合わせてしまうのが気まずかったので、これまで積み上げてきた全ての関係を断ち切りました。
けれど、私の影響を受けてなろうで活動しているリア友を残したままだったので、その子の為に後日読み専として再登録しました。一応これで転生二度目になりますが、性別を男と偽り、別のユーザ名を名乗っていたので正式な活動再開ではありませんでした。
創作活動自体はやめたくなかったので、別の場所で活動する事にしました。とりあえず、以前よりアカウントだけは持っていてろくに活動していなかったpixivをメインに活動再開です。
pixivはイラスト(特に二次)がメインのサイトですが、一応小説も投稿する事が出来ます。そこで、小説を投稿してみる事にしました。結論、投稿しづらい上にPVが最高100ちょっとしか伸びません。やはり、小説でも二次が好まれるようです。てか、検索しづらいしサイト内で目立たない。それでも、未だに投稿は続けています。
次の活動場所として目を付けたのがNOVELDAYS。ここは講談社のサイトです。出版社のサイトなら信用があると思ったし、その頃はオープンして一年目ぐらいだったので頑張ってみようと思いました。
しかし、一年も持ちませんでした。理由はサイトデザインが好みでないのと、使い勝手の悪さ、それから一部ユーザ(一応プロの作家)の不正ランキング操作疑惑が目立っていて、とてもじゃないけどランキング上位にはいけなかったし、そもそもランキングがおかしかったです。ブックマーク数が一緒でPVが私より下の作品の方が何故か順位が上でした……。読者もあまり居ないようなサイトでしたしね。
今はデザインが新しくなっていますが、やっぱり使い勝手悪そうな感じがしますし読者が居なさそうですね。
噂で聞いたエブリスタ! ここなら活動していけるのではないかと思って登録。リニューアル前の事でした。その時は一ページ辺りの文字数が1000文字で戸惑いましたし、投稿のしづらさと読みづらさがあって速攻やめようかと思いましたが、慣れれば案外いけるのか……? と思って、リニューアル後も少し粘りました。
このサイトのいいところは、新着ピックアップと新作セレクションで誰の作品でも表紙に載ることが出来るところです。新作セレクションに『スペクルム カノン』を選んでいただけた時は、恥ずかしさ半分、嬉しさ半分でした。その他に、各テーマに沿った作品を運営の方が選んで紹介してくれたり、コンテストを度々開催したり、素人に優しいと思いました。
ただ、出版社とは無関係なコンテストは運営の方(つまり出版に関しては素人)が審査するので、文才は一切関係なく恐らく彼らの好みで選ばれます。したがって、個人的に「なぜこれを?」というものが選ばれたり、同じユーザさんの作品が毎回選ばれたりして、本気で挑むと絶望します。と言うか、絶望しました。
あと、ツイッターなどの繋がりがないと孤立します(笑)サークル活動とかあるんですが、やってもほぼ意味がありませんでした。
私の作品が駄目なせいかもしれませんが、ここではあまり読んでもらえている実感が沸きませんでした。
最後に訪れたのはノベルアップ+です。ここは知り合いユーザさんに紹介(お誘い?)いただいて、活動を始めた場所で、プレオープンから間もなかった頃でしたから読者がいないのは当たり前か……と思ってあまりPVにはこだわりませんでした。もとより、自作を投稿するというよりも知り合いユーザさんの活動応援の為に登録したんです。
そこで、何となろう一度目の転生ライフの時に仲良かったユーザさんと再会したんです。しばらくは互いの小説にコメントやスタンプ(このサイトではページ毎に応援ポイントと一緒に贈れる)を送り合っていました。突然なろうから消えたのにも関わらず、声を掛けて下さった事、本当に感謝しています。
そんなある日、最初に紹介していただき応援し続けていたユーザさんが私の作品を読まなくなりました。その方が読みたいと言って下さったので投稿していたけれど、もう読む気がないのならここでの活動はいいかな……と。その方ぐらいでしたからね、私の作品読んでくれていたのは。
こちらはずっと感想送り続けていたんですけど、どうも一方的で……。勝手ですが、疲れてしまいました。それに、このサイトは相互ユーザが蔓延っていて、読み専がほぼいないんですよね。他にもよくない噂を聞きますし。離れるのはごく自然な事でした。
唯一良かったのが、挿絵が貼りやすかったところですね。
で、なろうに戻って来ましたとさ。読み専やめて、うさぎサボテンとして活動を再開! 二度目の転生ライフを現在送っています。
本当はもう二度となろうで活動したくないと思っていました。理由は関係を拗らせたユーザさんがまだ活動されているから。チラッと見掛けただけでも、手が震えて動悸がします(ごめんなさい。身体が勝手に拒絶反応を示してしまいます……)。
前アカウントの時に関係をバッサリ切ってしまい、人と関わるのが嫌で恐くて人を避けて来た結果、砂漠の中にポツンと立っているサボテン状態となりました。当然なんですけど、寂しいです。サボテンも水がないといずれは枯れますからね……。でも、人と関わる事に恐怖を感じ、どう接したらいいのかもう分からないんです。
私の作品を当初からずっと読んでいてくれていた友人とも、何故か疎遠になってしまって、読んでもらう相手もいない。
それでも、私は物語を作るのが好きだから。それを誰かに読んでもらいたいから、ここで活動するのです。
色んな投稿サイトを巡って来た結果、やはりここが居心地いいんです。慣れ親しんだ投稿システムと読者数……はサイト全体で多いものの、私の作品には来てくれないみたいですが(笑)まあ、多くの方の「面白い」とは異なるので仕方がないですけどね。
挿絵をつける為にわざわざ「みてみん」に登録しなくちゃいけないのが面倒ですけど。
なろう系が嫌なら他のサイトいけば? と言う方が割といらっしゃいますが、もともとなろう系じゃなかったですしねぇ。時代の流れかもしれませんが、あくまでここは小説投稿サイトですし各々が好きな物語を書いて読んで楽しむ! でいいのではないかと思います。
少なくとも、多分私はこのサイトで活動し続けると思います。