7最悪な出来事 中編
「明日、お昼休憩になったら行くぞ」
夜ご飯を食べ終わった頃に、サノハはこそこそ近づいてき小声で言った。
「分かった」
「分かってると思うが、誰にも言うなよ?」
「分かってるって。今から、厨房に行ってお皿洗いするから。またね」
「進んで仕事するなんて、変な女だな。髪黒いし、目の色も変だし」
「よし、その喧嘩のった。明日は、絶対行かないから」
「悪かった!いやぁ、機が効く良い女だなぁ!顔も可愛いし!」
「分かればよろしい」
そんなやり取りをし、レヴィは厨房へ向かうとカダートがいた。珍しいなと思いながら、いつもの様に皿洗いをしようとしたらカダートが話しかけてきた。
「やぁ、少し良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ。どうかしました?」
「先日入ってきた、サノハ君の方は大丈夫かなと思いまして」
先日入ってきたサノハが、上手くやれてるのか心配して、いつもこの時間ここで働いているレヴィに会いに厨房に来ていたらしい。
「はい。まだ、私くらいしか話し相手はいないみたいですけど、軽いやり取りくらいなら、皆んなとやれてると思います」
「そうですか、なら良いんですけど」
それから、少しの間をおいて質問をしてきた。
「レヴィ、君は何か誘われたりなんかしてませんか?」
「えっ?な、何か誘われたですか?さ、さぁ無いですね」
レヴィは最近思う、転生してから嘘をつくとき何でか挙動不審になる。
しかし、施設長は気にして無かったみたいで、「そうですか。分かりました」とにこやかに厨房を出て行った。
「ふぅ、危なかった」
◇
次の日
お昼を食べ終わって、そわそわしていたらサノハが話しかけてきた。
「よう、じゃぁ行こうか」
「本当に足洗うんでしょうね?」
「もち!」
施設長には買い物と言い、外出許可をもらい町へ出る。
「ここだ。入ってくれ」
1軒の、古い酒場の前でサノハは立ち止まり、手でお店へと促した。
(なんか、めっちゃヤバイ雰囲気何だけど大丈夫?)
「確認なんだけど、お店に入ってやっぱり辞めたで良いんだよね?」
「ああ、そうだよ」
意を決して、キィとなる扉を開け中に入る。
サノハも後ろからついて来た。すると、奥のテーブルいた5人の男達は僕を見た。
「あ、皆さんお疲れ様です。こいつが、先日話していたヤツです」
「お、そうかい。最近小さい子にハマっててな。美味そうな女じゃないか」
よ、よし、言うなら今のタイミングだ。
「あ、あの!や、やっぱり辞めます。こ、怖くなったので」
しかし、男達はニヤニヤしながら近づいてくる。
「契約書にサインしここに来たんだろう?やっぱり辞めたは通じないよお嬢さん。」
「大人しく俺達にやられな。しかし、黒髪か。初めて見たがそそるな!」
レヴィはサノハを見た。そのサノハは、両手で手を合わせ「悪いな」と笑顔で酒場から逃げた。