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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
2章冒険
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9王子の用件

もしかしたら、短めですが今日中にもう1話当校するかもです。

「誰が馬鹿だ!お前、あまり調子にのると不敬罪で処刑にするかならな!」


あ、まずい。

馬鹿だけど王子様なんだよね。


「すいません、以後発言には気を付けます。しかし、いきなりどうしたのですか?」


流石の馬鹿王子でも、用事もないのに僕を専属治癒師とか言わないでしょ。


「ちっ、今回だけ許してやる。・・・明後日色々な国のパーティーがあるからだ」


ねぇ、そんな説明で分かったか?みたいな顔しないでよ。

全然意味が通じないから、だから何としか受け取れないよ。


すると、横からハルさんが馬鹿王子の言葉に付け加えてくれた。


「パーティーには沢山の来客が来ます。その時、ターゲットを暗殺するため料理に毒を盛ろうとする輩がいます。武器等は、城入口で持ち物は一応没収はしますけど、だからと言って完全に防げるものではないので」


へー、なるほど。

たがら、毒を盛られた時のために治癒師を連れて行くのか。


偉いというのも大変なんだな。


「それで私を、ですか。あの、私の師匠に話しはしましたか?師匠、リア様に話しを通してくだされば、私は大丈夫です」


師匠の許可を貰ってからなら、僕としても断る道理はない。


「あー?そんなのお前がやっとけよ!取り敢えず、明後日はお前が俺の専属治癒師だからな」


王子はそう言って、訓練場から出て行った。


「えー、何なのあいつ。まだ、許可が下りてないのに決定事項みたいに言っちゃってさ」


僕はげんなりしながら、馬鹿王子の出て行った扉を見ていた。


「噂に違わぬ馬鹿ですね。王様はこの件について、何も言ってませんし、正式な辞令も出していません。無視して宜しいかと」


ハルさんが、ゴミを見る様な目で言っていた。


「俺もそう思うぜ!何だ偉そうに」


カークさんも怒り心頭です。

でもねカークさん、王子という役職は多分無条件で偉いんだと思います。


「取り敢えず、師匠に聞いてみないとかな」

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