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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
2章冒険
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7ハルさんの正体

ついに、ハルさんの正体が。

あれから一段落して、僕が連れて来られたであろう廃屋敷から出た所で皆に謝った。


「今回は、本当にすみませんでした」


本当に助かりました。


「別に良いわよ、次はやらないで欲しいけどね」


「まぁ、レヴィが大丈夫なら良いよ」


「・・・、大丈夫だ」


皆それぞれ労ってくれた。

本当に今世は、良い人達に恵まれたと思う。


「カークさん、さっきはああ言いましたけど、任務だったから仕方ないですよね。いつものカークさんは好きですよ」


さっきは怖かったから嫌いとか言ってしまったが、いつもご飯とか一緒に遊んだりしている仲間から、嫌いとか言われたらへこむよね。


「そ、そうなんだよ。いやー、任務だと気が入っちゃうんだよな」


「先輩さっき任務じゃないって、」


バシッ!


「あたっ」


何か2人視線を合わせて、何だかんだで仲良いよね。


「あ、そう言えば、ハルフィートにもお礼言っときなさいよ?」


ハルフィートとは、長いから略してるけどハルさんのちゃんとした名前だ。


「ハルさんですか?」


何で?謝るならわかるけどお礼って・・・。


「そうよ、今回あなたの居場所を突き止めたのはハルフィートなんだから」


「ええっ!ハルさんが、何で?」


ハルさん、メイドにしてはすご過ぎじゃない?


「前から思ってましたけど、ハルさんって何者ですか?」


師匠の隣からエイトが聞いた。


「そうそう、いつも俺がする事先読みされるんだよ」


カークさんも、うんうん頷きながら言っている。


えっ、あのカークさんが、ハルさんにいつも先読みされてるの?


「あら皆、知らないの?あの娘は元諜報員よ。今は、目を怪我して辞めたけど」


えっ!ハルさんが元諜報員?

でも、そうするとハルさんが凄いのも頷ける。


「は〜、凄いとは思ってましたけど、驚きました」


エイトも驚いている。


「やっぱりな、そういう事かよ。なら今までの行動も頷けるぜ」


カークさんは、どことなく気付いていたみたい。


「私も行くって言ってて、宥めるの大変だったんだから。あの娘来たら一面血の海よ!」


ハ、ハルさんならやりそうだ。


「そういう事で、ちゃんとお礼と謝罪をしておきなさいよ?」


「はい、ちゃんとお礼と謝罪しときます」


こうして、僕の人生2度目の危機を終えた。

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