幕間カークの思い
次、書いてみたかったキャラ紹介したいなと思います。
と言っても、年齢・身長・体重・スキル、魔法を書くぐらいですが。
俺の名はカーク、狂戦士の紋章持ちだ。
今回俺は、俺の所属する隊長から、オーク討伐を含め森林の調査をするという任務を任され、そのための小隊に参加した。
そして、そこには1人の女の子もいた。
名前はレヴィ、10歳にしてヒールを、しかも大陸にも中々いない無詠唱で唱えらる天才治癒師だ。
討伐当日、朝から終止符ビクビクしていたので、少しでも緊張を解そうと、無詠唱って凄いなと言うと、レヴィは「え?私の師匠は誰でも簡単に出来ると言っていましたよ」とか言っていた。
いやいや、そんな簡単に無詠唱出来ないし。
お前の師匠リア様だっけ?中々に鬼畜ですね。
それからも会話をし、レヴィの緊張も解けてきた頃、オークは現れた。
と言っても、眠り玉の煙をオークに浴びせ、寝ている所を殺るという簡単なお仕事だ。
レヴィはそれを感心しながら見ていた。
だが、オークの首を狩る瞬間を見てしまい、鬱になってしまった。
しまったな、完全に素人というのを忘れてた。
でもその後、イレギュラーで戦ったジャイアントタイガー戦では、治癒師として活躍した。
意外とこういう誰かが傷を負う場面はある。
しかし、皆痛いし苦しいのを我慢して任務を遂行する。
それが、治癒師がいればこんなにも楽になるし、リスクも負えるようになる。
まぁ、治癒師は数が少ないから難しいんだけどね。
しかしレヴィは、戦場に慣れない奴が犯しやすいミスをした。
何と、俺がジャイアントタイガーに喰われているシーンを見てしまい、助けようと指示待ちの状態なのに動いてしまった。
ジャイアントタイガーを討伐した後、他の人達は仕方ないよなみたいな空気になっていたが、これから先同じミスはしてはいけない。
だから、この行為は誰かがやらなくてはならなかったので、俺はレヴィの頬を張り叱った。
その後、森林からでて休憩すると、レヴィは慣れない疲れからか寝てしまい、俺がおんぶして城へ帰ることになった。
おんぶしている間、俺はレヴィは涙目で自分の死より、俺が死ぬのは嫌だと言った言葉が頭から離れず、思い出すとニヤついてしまいそうになった。
だってそうだろう?会って間もない奴を、自分の死より優先するんだぞ。
普通に考えて嬉しいだろう。
だが、コイツとは会う機会はもう中々ないだろう。
任務がある兵士は沢山いるが、動ける治癒師は圧倒的に少ないからな。
だからか、任務終了したら中々会う事はないかと思うと、落ち着かなくなった。
そして気付いたら、報酬無しの代わりに部署異動を受理してもらっていた。
あいつには、このことは言えない。
でも、カッコ悪いやり方だったが、あいつの笑顔を見てると、そんなのどうでも良くなる。
これから一緒に戦場に出たら、俺があいつをレヴィを守るんだ、必ず!
カークさん、まさかのロリコン疑惑が出ましたね。