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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
1章治癒師
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幕間カークの思い

次、書いてみたかったキャラ紹介したいなと思います。


と言っても、年齢・身長・体重・スキル、魔法を書くぐらいですが。

俺の名はカーク、狂戦士の紋章持ちだ。


今回俺は、俺の所属する隊長から、オーク討伐を含め森林の調査をするという任務を任され、そのための小隊に参加した。


そして、そこには1人の女の子もいた。


名前はレヴィ、10歳にしてヒールを、しかも大陸にも中々いない無詠唱で唱えらる天才治癒師だ。


討伐当日、朝から終止符ビクビクしていたので、少しでも緊張を解そうと、無詠唱って凄いなと言うと、レヴィは「え?私の師匠は誰でも簡単に出来ると言っていましたよ」とか言っていた。


いやいや、そんな簡単に無詠唱出来ないし。

お前の師匠リア様だっけ?中々に鬼畜ですね。


それからも会話をし、レヴィの緊張も解けてきた頃、オークは現れた。


と言っても、眠り玉の煙をオークに浴びせ、寝ている所を殺るという簡単なお仕事だ。


レヴィはそれを感心しながら見ていた。

だが、オークの首を狩る瞬間を見てしまい、鬱になってしまった。


しまったな、完全に素人というのを忘れてた。


でもその後、イレギュラーで戦ったジャイアントタイガー戦では、治癒師として活躍した。


意外とこういう誰かが傷を負う場面はある。

しかし、皆痛いし苦しいのを我慢して任務を遂行する。


それが、治癒師がいればこんなにも楽になるし、リスクも負えるようになる。


まぁ、治癒師は数が少ないから難しいんだけどね。


しかしレヴィは、戦場に慣れない奴が犯しやすいミスをした。


何と、俺がジャイアントタイガーに喰われているシーンを見てしまい、助けようと指示待ちの状態なのに動いてしまった。


ジャイアントタイガーを討伐した後、他の人達は仕方ないよなみたいな空気になっていたが、これから先同じミスはしてはいけない。


だから、この行為は誰かがやらなくてはならなかったので、俺はレヴィの頬を張り叱った。


その後、森林からでて休憩すると、レヴィは慣れない疲れからか寝てしまい、俺がおんぶして城へ帰ることになった。


おんぶしている間、俺はレヴィは涙目で自分の死より、俺が死ぬのは嫌だと言った言葉が頭から離れず、思い出すとニヤついてしまいそうになった。


だってそうだろう?会って間もない奴を、自分の死より優先するんだぞ。


普通に考えて嬉しいだろう。


だが、コイツとは会う機会はもう中々ないだろう。

任務がある兵士は沢山いるが、動ける治癒師は圧倒的に少ないからな。


だからか、任務終了したら中々会う事はないかと思うと、落ち着かなくなった。


そして気付いたら、報酬無しの代わりに部署異動を受理してもらっていた。


あいつには、このことは言えない。


でも、カッコ悪いやり方だったが、あいつの笑顔を見てると、そんなのどうでも良くなる。


これから一緒に戦場に出たら、俺があいつをレヴィを守るんだ、必ず!

カークさん、まさかのロリコン疑惑が出ましたね。

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