35ジャイアントタイガーVS兵士
また、同じ話しをアップしてしまっていました。
すいません。
ジャイアントタイガー、本来は森林は森林でも、暖かい森林に群れで棲んでいる。
しかし、たまに何らかの理由で群れから外れ、離れた違う森林に棲みつく事もある。
気性は荒く肉を好む、またジャイアントと言うだけあって体が大きく、そのくせに賢く動きが素早い。
強さは、1頭でも兵士20人くらい要する。全員、ベテランの紋章持ちなら、5人から8人くらいだ。
「ガガ、左からくる!槍で刺せ!」
「はい!」
ガガと呼ばれた兵士が、左から来るジャイアントタイガーに槍を突き刺す。
しかし、ジャイアントタイガーは身を捻り、槍を避けガガと呼ばれた男にタックルした。
ドゴォ!
「ぐはぁ!」
「ガガ、大丈夫か!」
ガガは、ジャイアントタイガーにタックルされ勢いよく木にぶつかり動かなくなった。
ジャイアントタイガーは、地の利を上手く活かして攻撃を仕掛けてくるので、対ジャイアントタイガーの経験がない兵士達は苦戦を強いられていた。
「クソっ、救援はまだか?このままじゃ全滅だ」
救援要請した時点で、すでに3人負傷していたが、今では7人負傷している。
負傷者の身柄を確保するために、3人は戦闘から除外させた。
本来なら兵士20人くらいで戦うモンスターを5人で戦わなくてはならなく、今1人やられた。
残り4人、全滅必至だ。
「頼む、救援早く来てくれ。俺はまだ死にたくないんだ」
先程から指示を飛ばしていた男も、諦めが殆どと要請した救援という希望が少しとで、気持ちが揺れ動いていた。
そんな様子を見て、ジャイアントタイガーは勝利を確信してニヤけた。
その時、
「うらぁー!」
ブシュ!
いきなり森の奥から、兵士が2本の剣でジャイアントタイガーの腹を突いた。
『ギィヤァァ』
ジャイアントタイガーは、いきなりの襲撃をまともに喰らい転げ回る。
しかし、痛みを感じながらも何とか体勢を立て直し、襲撃先を見つめた。
「ドマさんお待たせ!正義の味方見参‼︎」
「あ、あ、やっと来たか」
先程まで諦め殆どだった男、ドマは安堵の溜め息を漏らし地面に座り込んでしまった。