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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
1章治癒師
37/125

35ジャイアントタイガーVS兵士

また、同じ話しをアップしてしまっていました。


すいません。

ジャイアントタイガー、本来は森林は森林でも、暖かい森林に群れで棲んでいる。


しかし、たまに何らかの理由で群れから外れ、離れた違う森林に棲みつく事もある。


気性は荒く肉を好む、またジャイアントと言うだけあって体が大きく、そのくせに賢く動きが素早い。


強さは、1頭でも兵士20人くらい要する。全員、ベテランの紋章持ちなら、5人から8人くらいだ。


「ガガ、左からくる!槍で刺せ!」


「はい!」


ガガと呼ばれた兵士が、左から来るジャイアントタイガーに槍を突き刺す。


しかし、ジャイアントタイガーは身を捻り、槍を避けガガと呼ばれた男にタックルした。


ドゴォ!


「ぐはぁ!」


「ガガ、大丈夫か!」


ガガは、ジャイアントタイガーにタックルされ勢いよく木にぶつかり動かなくなった。


ジャイアントタイガーは、地の利を上手く活かして攻撃を仕掛けてくるので、対ジャイアントタイガーの経験がない兵士達は苦戦を強いられていた。


「クソっ、救援はまだか?このままじゃ全滅だ」


救援要請した時点で、すでに3人負傷していたが、今では7人負傷している。


負傷者の身柄を確保するために、3人は戦闘から除外させた。


本来なら兵士20人くらいで戦うモンスターを5人で戦わなくてはならなく、今1人やられた。


残り4人、全滅必至だ。


「頼む、救援早く来てくれ。俺はまだ死にたくないんだ」


先程から指示を飛ばしていた男も、諦めが殆どと要請した救援という希望が少しとで、気持ちが揺れ動いていた。


そんな様子を見て、ジャイアントタイガーは勝利を確信してニヤけた。


その時、


「うらぁー!」


ブシュ!


いきなり森の奥から、兵士が2本の剣でジャイアントタイガーの腹を突いた。


『ギィヤァァ』


ジャイアントタイガーは、いきなりの襲撃をまともに喰らい転げ回る。


しかし、痛みを感じながらも何とか体勢を立て直し、襲撃先を見つめた。


「ドマさんお待たせ!正義の味方見参‼︎」


「あ、あ、やっと来たか」


先程まで諦め殆どだった男、ドマは安堵の溜め息を漏らし地面に座り込んでしまった。

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