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33森林へ
戦闘狂、防御を完全に捨てて攻撃のみに特化した紋章。
守らない代わりに、攻撃力と素早さは紋章の中でもトップクラス。
カークさんの他にも、盾を持った兵士さん2人・弓を持った兵士さんが3人が、トリス隊長の所に来た。
おそらく、見たまんま盾の戦士と弓の戦士の紋章を持った人達だろう。
紋章の事は、リアから紋章の絵と何の紋章かの勉強はしていた。だから多分、間違いはないと思う。
「紋章の無い兵士のうち、誰でも構わない、6人は同行しろ。そして負傷者を見つけたら、レヴィに回復させ城に連れて行け」
僕も一緒に城へ帰りますは、通じないんだろうな。
「残りの1人は、このまま城に帰り報告せよ。以上!質問は移動しながら受け付ける」
トリス隊長の指示のもと、まるで打ち合わせたかの様に、紋章の無い皆は分担し6人はこちらに来て、1人は城に走って行った。
「さぁ、行こうか!戦いの場へ」
カークさんも、先程までの優しい感じは無く、周りを纏ったオーラも凄まじい。
「よし!他のモンスターの奇襲には気を付けながら進むぞ、突撃!」
「「「おー!」」」