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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
1章治癒師
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25ハルさんの過保護

今日は、もう1話アップする予定です。

「レヴィ様、そろそろ寝ませんと明日に響きますよ?」


ハルさんが、懐中時計を見ながら言ってきた。


「もうそんな時間か。じゃあ、エイトまた明日訓練場でね」


「ああ、久しぶり気楽に話しが出来たよ」


「フフッ、話し相手ならいつでもなってあげるよ」


「ホントか?なら部屋教えてくれよ。次からは直接行くから」


「なりません!」


「「ッ!」」


ビックリした!いきなりどうしたのハルさん。


今までそんな大きな声出したことなかったのに。


「異性同士でそんな事は許されません。例え、子供であってもです」


「じゃあ、いつもとは言わないから、こんな風に話しをしても良いですか?」


「・・・、私がレヴィ様に付き添える日という条件も付くなら良いでしょう」


「ありがとうございます!」


エイトは、よほど嬉しかったのか勢いよくお辞儀をしていた。


「では、レヴィ様帰りましょう」


ハルさんが僕の手を掴み、帰ろうとする。エイトは、そんな僕らに手を振っていた。


そんな帰り道がてら、僕はハルさんに言う。


「ハルさんも大変でしょうから、次から付き添わなくても大丈夫ですよ?」


しかし、ハルさんは、

「ダメです。間違いは起こってからじゃ遅いんです。まだ、あの方は信用なりません。それに、私が好きでやっているんです。次も必ず付き添います」


と軽く怒気の孕んだ様な感じで言っていた。


間違いとは喧嘩かなんかかな、あるわけ無いよ。


だって戦闘能力皆無の人間に、例え見習いでも城の兵士が襲ってくることなんかないよ、多分。


「はぁ、そんな的外れな考えをしている様な顔をしているから、目が離せないんですよ」


ハルさんは、小さい声で何か言っていた。

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