22 エイト
明日、アップ出来るか分からないから、今日出しておきます。
読んでいる方がいらっしゃるなんて、不思議な気分です。
「回復をたの・・・、子供?」
「ええ、そうですよ。あなたと同じ歳で紋章持ちです」
回復を頼んできたエイトが、僕を見てビックリしていた。まぁ、普通は大人だと思うよね、僕もエイトにビックリしたし。
「え?治癒師の10歳って、まだ雑学を学んでいる時期だと聞いていたが、違うのか?あ、お前名前は?」
通常、魔道士や治癒師など魔法をメインに使う紋章持ちはまず、雑学から始まってそれから唱えやすい詠唱を見つけて、ようやく実技に入っていく。
全て終わるには大体3年くらいだ。
「私の名前はレヴィ。同じ紋章持ちだから内緒で教えるけど、実は、7歳の時に紋章出てるんだ」
「え、本当か!?7歳で紋章持ちなんて嘘くさいけど、でもそれなら計算はあう。のかな?」
エイトは、よく分からなくなっている顔をする。
「取り敢えず回復しない?傷痛いでしょう?他にも回復してほしい人も後ろにいるし」
「ああ、そうだな」
僕は、始め2回無詠唱でヒールをかけるも失敗し、次に詠唱ありでエイトを回復した。
なんで無詠唱成功しないのかな。
「ほい。終わったよ」
「なぁ、色々話ししたいからあとでまた話さないか?」
「良いよ。師匠のしごきが終わった後ならね」
「分かった」
「あ、待ってよ!」
そう言うと、エイトは走って戻って行った。
あいつはお馬鹿さんかな?僕と会う手段決めて無いじゃん。
レヴィは、エイトを見送りながら呆れた。