18 3年経ちました
また本編始めます。
「レヴィ様、起きてください。朝ですよ」
「う〜ん、あと5分」
「ダメです」
さすがメイドさん、厳しいですな。・・・さて、起きますか。
「ん〜」
レヴィは、布団から少し気怠げに起きた。
「おはようございます、ハルさん」
「おはようございます。レヴィ様、ドレスはテーブルに置いておきました」
「ありがとうございます」
「着替えましたら、ベルを鳴らしお呼び下さい」
メイドのハルさんは、そう言いお辞儀をして部屋の外へと出て行った。
来た当初は、ハルさんがドレスを着せようとしてきたので、全力でお断りさせて貰った。
しかし、ハルさんは中々引かなかったので、お互いの折衷案として僕が着替えたらハルさんが細かい身嗜みを整えてくれる事になった。
僕は、「ん〜」と1回両腕を上に挙げて伸びてから起きた。
レヴィが城に来て、カダートと別れてから3年が経ち10歳になっていた。
そして今は、治癒師のイロハをきちんと習い治癒師としての修行が本格的に始めている。
◇
「し、師匠、おはようございます。すいません、少し遅れました」
この世界では、雑学をする時は正装しなくてはならない。
しかし、僕はまだドレスを着こなすことが難しく、時間がかかってしまう。
でも、メイドさんに着せてもらうには恥ずかしいから、嫌だし。
「遅いわよ、4分遅刻です。罰として、着替えをし4キロ走ってきなさい」
「そ、そんなぁ〜」
「なら、出来ない事は出来るまではハルに頼りなさい。あなたが悪いのよ?」
「チッ、ババァめ」
「1キロ追加ね」
「ッ‼︎」
かなり小さな声で言ったのに、聞こえてたのか!
「何か?」
「いいえ、行ってきます」
僕は、せっかく着たドレスを脱ぐために、更衣室に行った。
くっそ〜、でもあと5年頑張れば施設長とのハッピーライフが待ってるんだ。我慢我慢。
閲覧数見れる事にビックリした。今は、見にきてくれる人が1人でもいる事に感謝してる。そしてアクセス数をみてニヤけてます。