17また会う日まで
同じ物をアップしていた。恥ずかしいし、読んでくれている人に申し訳ない。
それから一通りの話しが終わり、みんな客間を出た所でリアはカダートに話しかけた。
「今日は、泊まっていくの?」
「いいや、もうベーサに帰るよ。あまり孤児院を離れるわけにもいかないしね」
「そう。また近いうちに会いに来てね」
リアが、カダートに体を預け始めた。
「ああ、必ず近いうちに君に会いに来るよ」
するとカダートは、そんな事を言いながらリアの肩を抱き始めた。
「あー、なんかアツイナー!まだ、夏じゃないのにアツイナー!」
なにいきなり2人だけの世界に入り始めてんの?バカなの?バーカバーカ!
しかし施設長は、「レヴィ、体調が悪いのですか?」と言ってくる始末。
さっすが施設長、鈍感の極みですね。
な訳ないでしょう!察してよ、察して僕に優しくしてよ。
「あはは、無駄よレヴィ。この人はすっっっごく鈍感だから。私も大変だったんだから」
だろうね!今だけはリアさん仲間だわ。
◇
「じゃぁ、レヴィ頑張って下さいね。私も手紙書きますから」
「はい。ですから約束は守ってくださいね?」
「はい、守りますとも」
良かった。身元引き受け人の約束覚えていてくれた。隣の雌が、約束って何?とか言ってるけど気にしない。
「リア、レヴィをよろしく頼む」
「ええ、大丈夫よ。一端の治癒師にしてみせるわ」
なんて会話をしながら、また2人だけの世界に入ろうと近づき始めたので、僕は透かさず間に入りブロック!もうイチャつかせないぜ。
「やるじゃない」
「ありがとうございます」
僕たちのやり取りを、施設長は「仲が良いですね、何よりです」とか言っていた。今だけは思う、早く帰って。
今度から確認は怠らない様にしよう。