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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
1章治癒師
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16治癒師とは

朝ご飯を済ませ、レヴィ達は昨日いた客間へ行きイスに座った。


「どう?お城のご飯は?美味しかったかしら?」


テーブルを挟み、レヴィの対面に座っていたリアが話してきた。


「味がよく分かりませんでした」


せっかくの豪華なご飯の味がしなかったのはこの雌の性だ。

「どうしましたレヴィ?調子が悪いのですか?」


僕の隣に座っていた施設長が、また無神経な心配をしてきた。


くっ、この施設長は!孤児院の長なら色々気付いてよ。今、将来のあなたの嫁が変なメスに嫌がらせを受けてますよ?


「いえ、緊張していたので」


しかし変な心配をかけたくない僕は、頑張って強がりを見せた。出来た子だよ僕は!


「なら良かったよ」


いや、良かないよ。


「さて、本題に入りましょう。レヴィ、あなたは治癒師の事をどこまで知っているの?」


雌、もといリアが僕に聞いてきた。


「えーと、レアなスキルで知力が高い人しかなれないくらいです。あとは、キズや病気を癒す?んですよね?」


改めて聞かれると、全然治癒師の事よく知らない。


「どうやら、さっぱりみたいね。なら今日は始めに治癒師とは、を教えるわね」


リアは、テーブルに置いてある紙に羽ペンを走らせ、絵や文字を書きながら話し始めた。


「治癒師とは、キズや状態異常を治す者の事を指すの。でも、病気は治せない。あくまで体の外から受けたものしか治せない。」


ふーん。だから、この世界にも病院があるんだな。


僕はてっきり、治癒師がお医者さんになって経営してるもんだと思っていた。


「あと、治癒師は防御系強化の魔法を使用できます。これでパーティーの壊滅を軽減することができます」


ちなみに、攻撃などの強化系バフを使えるのは魔道士らしい。


「取り敢えずあなたにはヒール、出来ればヒールと毒状態を消すアンチポイズンから教えようと思うわ」


「分かりました。よろしくお願いします」


僕は、深々と頭を下げた。これでも、ある程度の公私混同は弁えるつもりだ。


「ええ、頑張りましょうね」


リアは、頭を下げたレヴィに笑顔で答えた。

どこかで、サノハの今を書きたいな。

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