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悪人転生して善を積む  作者: カメカメ
1章治癒師
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15今日の敵は明日も敵

「レヴィ、何に負けないんですか?」


カダートが、苦笑いをしながら僕に問いかけてきた。


僕は、挨拶と宣誓布告を間違えたことに気づき慌てて挨拶し直した。


「ええっと、あ、治癒師として負けないという意味でして。私、レヴィと言います。7歳です。よろしくお願いします」


「ああ、そういう意味か。ビックリしたよ。ハハハ」


施設長は、笑いながら「そうですか、レヴィは負けず嫌いですからね」と言っていた。


何がそうですかだ、こっちは今それどころじゃないのに!

そこで、リアがレヴィに向かって話し始めた。


「そう。なら私に負けない様に頑張ってね。色々、ね」


こいつ、分かってやがる。分かっていながら上から目線で言ってやがる。


「まぁ、今日は長旅で疲れたでしょうから、ゆっくり休んで明日また会いましょう?」


リアがそう切り出し、今日は解散になった。


次の日、僕の元にメイドさんが起こしに来た。


「レヴィ様、おはよう御座います。朝のご飯が出来てますので、どうぞこちらへ」


僕は身支度を済ませ、部屋を出たら、待っていてくれたメイドさんが案内してくれる。


いやー、貴族になったみたいだな、なんて考えていると凄まじい光景を見た。


「あら、レヴィおはよう」


「おはようございます。レヴィ」


なんと、施設長と雌が一緒に歩いてきた。


しかも施設長、手をあの女の腰に当ててやがる。しかもしかも、あの雌は敢えて施設長に身体を当ててやがる!


「オ、オハヨウゴザイマス」


固まってしまい片言しか喋れない。


「さぁ、みんなで朝ご飯食べましょうか」


いやいや、それどころじゃないから!


「なんでリア様と施設長が一緒にいるんですか?」


密着しすぎだから、熱々ですね!熱々すぎて蕩けてしまいそうですね。


「ん?ああ、これはリアが起こしに来てくれたんです」


「そう。だからあなたが色々考えた事はしてないから」


この雌、何僕の顔を見て笑っていやがる。


「立ち話しも何だから、取り敢えずご飯食べに行きますか?」


施設長は、取り敢えずご飯を提案してきた。今のやり取り見てて分からなかったんかい。


あっけらかんとしていた施設長に、僕とリアは呆れた顔をしてしまった。


(メイドさんも、え?こいつマジ?みたいな顔をしていたのを、僕は忘れない)

新キャラ増やしていきたいと思ってます。

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