12約束だよ
小説読んでたら、言い回しとか上手くなるかなと思ったけど、ならないな。知ってたけどね!
「嫌です」
行くわけないじゃん。施設長もメリルもいない町になんて。
「な、何故ですか?理由を聞かせてください」
カダートは予想外だったらしく、ちょっと戸惑った顔で聞いてきた。
「しせ、いや知ってる人がいない中、私はまだこの町から1人で出て行ってやっていける自信がありません」
危ない、施設長とか言いそうになった。
「いや、あなたへのサポートは皆んながしてくれるので大丈夫です!」
施設長がめっちゃ強く言ってくる。いや、何言われても出ていかないから。
「自分で選択出来るんなら、15歳の成人になるまで出て行きたくないです」
この世界での成人は15歳だ。大体、皆成人すると家を出たり継いだりする。
まぁ、成人したらここで働かせてもらう気満々だけどね!治癒師にならなくても善は積めますから。
女神さまも何でも良いからて言ってたし。・・・多分。
「でも、それじゃ現れた紋章が可哀想だよ?しかも、こんなに若いうちに現れたのに。絶対行った方が良いよ」
え、なに?そんなに王都に行かせたいの?口調も、子供に言い聞かせるみたいになってるし。モヤモヤする!
「そんなの関係ない。僕は絶対行かないから」
こっちも感情的になり、いつもの口調が変わって僕口調になってしまった。
「城内は1番、危険は少ないし良い所だから大丈夫だよ?」
「そこじゃないから」
僕に断られ続けていた施設長に、従業員さんが何やらヒソヒソ耳打ちしていた。
何があっても行かないからね。
「分かりました。なら、王都で15歳まで頑張ったら私がレヴィの身元引き受け人になりましょう」
「えっ?」
この人なんて言った?身元引き受け人になる?・・・、じゃあ15歳になったら施設長と毎日一緒じゃん!
「ほんと!?じゃあ、15歳になったら戻ってきて良いの?」
「えっ?ああ、大丈夫だよ。というか、いつでもこの町にはきても良いよ」
「やた!約束だからね!絶対だよ!」
仕方ないなー。ある意味、お城で色々練習して15歳になったら施設長のと一緒になる。
言わば花嫁修行みたいなもんかな。なら、行かねば修行へ!
周りの人のストーリーも書きたいな。話しを本編とズレすぎちゃダメだよね。偶に書いているけど、みんな凄いな。