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第2話 ……ん? あれ? (4)

 マツダのボンゴのロングをエアロ仕様にカスタムした車の後部座席の扉を。


『ガシャ、アアアアアアン! ドォ、オオオオオオン!』


 と、勢いよく──閉めた。


 その後はね、前の座先の扉を。


『ギィ、イイイイイイッ! ドォ、オオオオオオン! カチャ……』


 と、音を出しながら閉めたんだよ。


 中でさ、お狐様が寝ているので。


 出来るだけ音を立てないようにはしたつもりなんだけれど。


 あくまでも僕のボンゴは営業車だから。自家用仕様の車の様には中々いかないんだよ。


 だからどうしても、扉等の開け閉めをするといちいち大きな音がするんだ。


 だから僕は運転座席に座ると。直ぐに後部座席を確認したよ!?


「お狐様、起きたかな?」


 そんな言葉を僕は漏らしながら後部を確認した!?


 するとさ、お狐様は大丈夫みたいだよ。


 未だね、寝ていると思う?


 後部座席で起き上がったりしていないから。


 僕はそんなお狐様の様子を見て!


『ホッ』としたよ。何とか大丈夫そうだ!?


「よぉ~し! それでは帰るか!」


 う~ん、何故だか僕の口からこんな言葉が出たよ!


 何だか? 自分自身が?


 いつもの帰宅とは違ってワクワクしているよ。


『何故なの? お願い? 教えて?』と、ついつい述べたくなる。


 う~ん、多分いつも一人寂しくの帰宅だけれど。


 今日は後ろにお狐様がいる為かな?


 まあ、直ぐにいなくなるとは思うけれど。


 今日はね、取り敢えず一人で無い訳だから、僕は嬉しくて仕方がないよ。




 ◇◇◇◇◇


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