表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

92/107

勇者の神託

短いです

 



 アヤカに似た二人は容姿が似ているだけで、髪形や瞳の色など細部は大きく違う。


「・・・なんできたの?」


 アヤカに似た少女のうち、紫の髪を肩くらいまで伸ばして髪で右眼を隠す少女は少し、低い声でアヤカにそう問いかけた。


「あれ・・・もしかして、怒ってる?」


 アヤカの問いに彼女はそっぽを向くという行動で答える。


「ふふ、あのですね、ふー姉さん。私もムーも、怒ってはいます」


「だよね…」


 緑色のロングの髪を背後で一つの纏めて、もう一人の子とは反対側の眼を隠す彼女のいうことに、アヤカは顔に少し後悔を滲ませる。


「もっと、早く謝りにきたかったんだけどね…」


「それは、かつて私達を封印した事?それとも別の事?」


「・・・え?」


 アヤカの言葉にムーと呼ばれた紫髪の少女が問いかける。

 しかし、その問いかけはある意味意表を突いた質問であった。

 この質問に答える前に今、アヤカがどういう状況にあるか時間を戻して話そうと思う。




 ※※※




 ーーー持ち帰ったレンジの結晶が2つに割れて数日後の魔王城。


 レンジを完全には取り戻せなかったことにより、魔王:ミオリレーゼは失意の果てに寝込み、コクレンが看護にあたる事で今のところは安定させている。

 しかし、コクレンはレンジではない。


 それを本能的に察しているのか、ミオは常時悪夢に苦しめられている。


 ミレイとアヤカ、それにエリーゼはすでにミオを戦力外と見なし、トールに双帝を交えて、城内にある会議室でこれからの話をしていた。

 そんな中、ブレイファーの中でもかなり長い時を生きてきた双帝がミレイとアヤカにとある質問をする。


「・・・神託、ですか?」


 ミレイはその言葉自体は知っているか、それがどういうことかはわからなかった。


「お主、聖女ではないのか?」


「聖女ですけど・・・教育は受けてませんし」


「あの、老獪がよく許したね…って、そうか。あんたが、あいつの言ってた捨て子か・・・」


 紅龍は懐かしい旧友の姿を思い出し、そしてその彼の言っていた少女のことを思い出す。


「何!・・・そうか、あ奴もとんでもないものを育てたな」


「お母さん・・・捨て子だったの?」


「正確には赤ちゃんまで若返って転移しちゃったの」


 アヤカの心配する声にミレイはあの頭をなでてため息をつきながら真実を話した。


「そうだったんだ・・・。あ、ごめんなさい。話をさえぎって。それで、神託でしたっけ?」


 アヤカが話を元に戻すと、双帝の二人がアヤカの顔を何か思い出したかのように凝視する。


「どうかしました?」


「・・・お主、勇者っだたな」


「え?・・・まあ、はい。って言っても勇者らしいこと何もしてませんが」


 この世界に来てアヤカはレンジのドタバタに巻き込まれ続けているのであまりこの世界と触れ合ってはいない。


 まあ、それでもお父さん大好き(重症)なので、お父さんであるレンジが若返って写真でしか見れなかった姿になっているので気にしてはいないが。(彼女にとって、レンジがいる世界こそ生きるべき世界←ここ重要!よく思い出して、この子一回自殺しようとしていたからね!最近空気だったけど)


「あ、そういえば、私も神託のスキル持ってる・・・確かこの前、ラスと戦ったあとステータス見たらなんか成長していてスキル整理していたらあった気がする」


「そういえば、12英雄のそのまた昔のおとぎ話の勇者も神託を使って神に内なる自分を解放してもらって邪龍を倒したってのがあった気がする」


「それ、私も読んだことあります、ミレイ様。確か、神に育てられた3姉妹のお話ですね」


「・・・神に、・・・育てられた・・・3、・・しま、い?」


 その瞬間、アヤカは急な頭痛に襲われ意識を失った。


























『スキル:神託が起動しました。また、肉体封印プログラム『フー』が1/2解放。記憶と一部スキルが解放されました』















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ