日記
自分は目を覚ますと見覚えのないベットの上で寝ていた。
「す―すー」
・・・寝息が聞こえる。
自分はそっちに目線をずらすといつもの寝間着姿のミオが横で寝ていた。
「・・・ああ、そうか。連れ去られたんだっけ?」
僕は目が覚めたが体が動かない。
・・・どうなっているんだ?そう言えばこれが状態異常ならlogでわかるはず。
『王系固有スキル〈王令〉により体が眠りに入ります※抵抗可能20秒』
『〈王令〉のスキル変更を確認。『――――』を受諾。本人拒絶反応なし』
『〈王令〉の変更を確認。「私から離れるな」を受諾。睡眠状態により抵抗不可』
・・・なるほど。ミオの王令とかいうスキルでこうなっているのか何とかこれを解けないものか
『SPジョブスキル効果により、解除スキルにて王令を撤回させられます』
Logにそんな一文が現れ、そう示唆するので解除を使ってみる。
すると見えない鎖に縛られるような感覚は消え、体が自由に動く。
なぜか重く、軽い痛みがある。・・・まるでそれは―――
自分位掛けられていたシーツをはずとあることに気づく。
「・・・は?」
自分は服を着ていなかった。
そして、―――
「うんッ、レンジ君・・・」
そう言って寝返りを打ったミオも服を着ていなかった。
ミオは何だか疲れ果てているようで顔は上気し、色っぽい。
すると、先ほどのlogで隠蔽の施されたん部分があることに築き、SPスキル解読を使ってみる。
「―――!」
・・・どうやら僕はミオを抱いてしまったらしい。
そのあとの一文である。そのあとの拒絶反応なしと言う文字。
少しばかり罪悪感と、これがミレイにばれたときの恐怖を感じる。
「レンジ君・・・私寂しい・・よ・・・・」
彼女はそう言って一人涙を流す。
「・・・ミオ」
自分はその涙を右手でふき取ってあげる。
自分はメニューを開き、どこかへと持って行かれた服を呼び出し、着替える。
そのままベットから出るとミオの近くの机に本を見つける。
『日記』
その本にはそう書かれており、どうやらミオが毎日つけている日記のようだ。
「・・・・・・」
自分は仕事上・・・っというか子供のころに気まぐれで速読を身に着けた。
この程度のの文章量(ハードカバー本くらい)なら2分程度で読める。
そして今読んだのだが・・・こういうのははっきり言った方がいいのだろう。
ミオははっきり言って『ボッチ』である。
しかし、わからなくもない。
この地は能力至上主義。力が強ければ歳や性別など関係ない。
故にミオはこの歳にして・・・いいや、4年前のブレイファーの頂点を決める大会に参加し魔王の座に座り、運動会でも成果を残し、多くの人のその力を認めさせてから孤立していったのだろう。
ミレイ自身も彼女に触発され、自らをさらに鍛え上げたと言っていた・・・そしてじかに会うことで、ほおっておけない雰囲気を感じ取り友達になったらしい。
事実彼女はまだ子供にして王の席に座り、見えない重圧を抱え、多くの人から羨望のまなざしを期待の声を聞かされ、自らと対等に話す同い年の子供がいなかった。
そんな中、ライファーだったが同い年の友人であるミレイと言う存在は彼女の中で大きな出会いだったと思わせる。
その証拠にその日の日記は見開き3ページにわたる。
不断は片面の半分も書けばおおいいとみられる日記。他の日の約12倍。
そして涙で濡らしたのか、紙を濡らして乾かしたときによくできるしわができていた。
そして、最近のページには新しく友達になったレンジと言う少年とアヤカと言う少女について。
さらに自分の親友と彼らに家族と言ってもらえたこと。
そして、その少年に自分が惹かれて言うという事。そしてその少年は自分の親友が好きと言う事。
そしてその親友は自分と一緒に少年のお嫁さんになろうと言ってくれたこと。
・・・そして、その日に3人で夜這いをかけったことと少年が思ったより絶倫で全力の3人相手にしてようやくということだった。
「・・・おいおい。うそだろ」
・・・夜這いを駆けられてもうやっちゃった?しかも3人?
このに生きの描かれたときに屋敷にいたのは・・・
「ミレイにミオに・・・アヤカ」
ミレイは嫁だ。問題は無い。ミオは・・・まあ、ミレイと言う嫁がいるのにそういうことをしたということに目をつむれば問題は無い・・・かもしれない。
しかし、アヤカ。実の娘と繋がるのはまずいでしょ・・・
いや、近親相姦?になるのかな?
自分は頭を抱え、深くため息を吐く。
「・・・なんてこった」
「うー?う-ん?・・・レンジ君!」
ベットの先ほどまで自分のいた位置を探り自分がいないことに気づいた彼女は慌てて起き上がり自分の名前を呼ぶ。
「・・・ここにいいるぞ、ミオ。安心しろ。しかし疲労が見える。ゆっくり休め」
僕はそう言って彼女の頭を撫でると彼女は普段見れないようなうれしそうで無邪気に笑い、そのまま再び眠りの落ちる。
その寝顔を見てふと自分は思い出す。
彼女の涙を。
「・・・ミオ。お前はもう一人じゃない。困っているなら話してくれ。こんなことしなくてもできる限りのことをするのに」
僕はそう言って彼女の顔をやさしくなでた。




