受付
展開上の都合でかなり短くなってます。
「あー、食べた食べた」
「アヤカ、そんなに食べて大丈夫か?」
「うん、腹8分目だから」
「あーちゃんは本当によく食べるね。誰に似たのかしら?」
自分たち3人はそう言いながら試験会場へと戻ってくる。
周囲の人はさらに増えており、参加者と思われる人物もかなりの数見受けられる。
「受付に行こうか」
「うん」「了解!」
※※※
「えっと、・・・№100!・・・それに、え?聖女様!?それに勇者様まで!」
受けつけの男がおどろたようにそう言う。
すると周囲の視線を集めているのが分かる。
「・・・あ、すみません。それで、勇者様と聖女様は別室にて待機してもらうようにとの指示でして・・・ひぃ!?」
「ミレイ、アヤカ。落ち着きなさい」
「・・・ごめんなさい。でも一体だれの指示かしら?私がだれか知っての事よね?」
「私に指示出そうとはいい度胸」
二人とも怒りをしまいこんだがまだ少し漏れ出ている。
特にミレイは目が座っており、怒っているのを隠すつもりはないらしい。
さらに言動の所々に現れている。
「えっと、ギルド幹部と伯爵閣下が・・・」
「あれか・・・」
ミレイはあからさまにいらだつ。
「王さまとギルマスの命ではないのだろう?じゃあ、聞かない」
「しかし、それでは・・・」
「失格にされるって?大丈夫、そんなことしたらどうなるか彼らは知っているから」
受付のお兄さんもかなり困った表情を浮かべている。
・・・仕方ないが助け船を出してあげよう。
「・・・ミレイ。怒るのは分かるが、せっかくだから行ってきなよ。君は有名人だからという配慮かもしれないよ?もし君に何かあったら僕が困る」
「・・・ホント?」
「ああ、本当だ」
「・・・」
「はあ、お母さん、行きますよ」
アヤカに手を引かれて別室へと向かうミレイを見送ると、自分は奥の会場へと入っていく。
内部はどこかの城のお広間を基本としたのかかなり広いスペースである。
食事や飲み物は出ないが休むのにはちょうど良い。
先客の皆さんも地面に座り込んでいる。
自分も少し進んで立ち尽くしていると、後ろから来た人物に目元を隠される。
「だーれだ?」
その声に僕は思わず苦笑いを浮かべるしかなかった。
さて、誰でしょう?




