城下町の散策と謎の少女
新キャラ登場!
「せっかくだから何か買って帰ろうかな?」
城から出た自分は服を来る前のものに戻し、城下町を散策した。
そして一つ気づいたことがある。
「・・・おかねないんだった」
そう気づくと、ミレイの本にあったギルドに行ってみる。
中には様々な種族がおり、元職業柄+ジョブ効果で全員を瞬時に観察する。
・・・全員なかなに強そうでもあった。それはここが北にAランクの森+Sランクダンジョンを構え、南は龍脈の溜り場を構え、変異種が出現しやすい故に強いのはどちらにも行けるこの王都で拠点を構えることが多い。
ギルドに併設されている酒場から聞こえてくる噂話もおもに北か南の情報が多い。
「おい、あんちゃん。どうしたんだ?依頼か?」
かなりいい体格をしており、見るからにパワータイプの剣士と思われる男が自分御行く手を阻む。
「・・・えっと、登録と素材の換金をしようかと思いまして」
「おいおい、あんちゃん。悪いことは言わねえ。ここで登録するのはやめた方がいいぜ?」
・・・これは本でよくある新人潰しと言うやつか?
「・・・ここの依頼は最低級でもDランク。最低ランクGの薬草採取系はあるがその間の依頼は全くねえんだ。それじゃあ進級できずにたまに受付に文句付けるやついるからな。そういうことは先に行っておくに限るんだよ」
なんと、言い人だった。
「そうですか・・・まあ、自分としては換金の手数料と依頼に割引の効くギルド証さえあればいいので」
「お、おう。そうか。・・・随分とたくましいじゃねえか。まあランクあげる気あるんだったら俺ら『火炎団』にいいな。Dランククエスト受けられるようにパーティー組んでやるから」
そう言って剣士の男は建物を後にした。
「・・・あの、すみません」
「はい、ギルド証の発行と換金ですね」
「え?」
受付のお姉さんは僕の言おうと思っていたことを全て言い当てた。
「なんでって顔してますけど・・・いやそこで、Aランクパーティ火炎団リーダーのムラクさんと喋っていたじゃないですか」
あれが意外とこの受付嬢の耳にまで届いていたことが驚きだった。
ギルド内部は常に騒がしいし、人の出入りが多い。
そのためあの程度の声量では多少の注目を集めるかもしれないが彼女たちには届いていないと思い込んでいた。
「・・・失敗だったかな?」
自分はそうつぶやきながら受付嬢さんの準備を待つ。
「お待たせしました。この球に触れてください」
「これは?」
「登録機です。これに登録するとギルドのデータベースに魔力が登録され、緊急時のsos信号の受信、死亡確認、犯罪の際に追跡ができるようになっております」
「力を持つ職だからこその安全作なんだな」
「そうですね」
自分はその説明を聞きその球に触れる。
すると球が光り、1枚のブラックカードが出て来る。
「はい、とうろ・・・!ちょっと待ってください!そのカード貸して下さい。私少し席を外しますので2階の椅子に座っていてください!」
彼女はそういうと自分のギルド証を持っておくに消えてしまった。
・・・えっと、これどうしよう?
あのお姉さんが大声を上げたせいで、注目を集めてしまっている。
「おい、お前。どうしてお前みたいなペーペーが2階の許可が出るだよ?もしかして、いいとこのボンボンか?」
どう見ても酒によった男は悪酔いか自分につかかって来る。
「すみません、自分にもちょっとわからないですね」
「ああ?じゃあお前、ロストレベリストでもいうのか?」
「ロストレベリスト?」
自分がそう聞くと男は明らかに不機嫌になる。
そして、手に持っていた酒瓶を振り上げた。
「ねえ君、2階に行かないの?」
僕が掌底を放ち意識を刈り取ろうとすると、自分と男の間に一人の狐獣人の女の子がいた。
彼女はぱっと見たところ、極々普通な女性の冒険者に見える。だがどこか高貴な気配を内に秘めているような気もした。いや、これが素で状況に応じて様々な気配を使い分けているのかもしれない。
こう行った人物は地球にはたくさんいた。
むしろこういう人物が大成したりする。
「・・・どうかした?」
少しじっくりと眺め過ぎてしまったのか、彼女は頬を染めて自分に聞く?
「いや、面白い方だと思って。それは素ですか?雲りのない声、とてもいい」
「は、はい!?」
「馴染みやすくて良いですね。その感情は封印しないほうがいいですよ」
僕は彼女と男の横を通り過ぎ、上に上がる。
「ねえ、ちょっと聞いてもいいかな?」
先程から静かだった男は、彼女の登場に驚き割り込みとはいえ、手を上げようとしてしまった恐怖から酔いも完全に引いていた。
「あ、姉さん。なんでしょうか?」
「彼、名前は?」
「すみません。今日登録したようで、無名なんです」
それを聞くと彼女は自分の唇をひと舐めする。
「へえ、・・・それなのにあの動き。ちょっと狙ってみようかな?」
そういう彼女の目は草食動物を狙う捕食者そのものだった。
・・・あいつ、エリーゼ姉さんに目をつけられるとは、災難なやつだな。
レンジに喧嘩をふっかけた男は心の中でレンジに手を合わせる。
彼女の名はエリーゼ。狐族 金色種の戦士。
またの名をーーーーー獣王と呼ぶ。
レンジ:「焦ったー!彼女に掌底当てるところだった。嫌な汗かいた。タオルで拭こう。・・・あれ?タオル、どこにやったけ?」
城にて・・・
トール「そのタオルどうした?」
ミオ「レンジ君に返し忘れちゃった」




