転移~3
主人公冷めてる・・・と思いますが。
ちゃんと感情はありますよ。
ただ、達観してる・・・と言いますか。
綺麗な女優を見ても
綺麗な女優だな→・・・
で終わります。
放課後になり、クラスメイトは部活なり遊びに行くなりクラスから消えていく。
まあ、ぼちぼち帰るか・・・
ドアを開けると、目の前に女生徒が立っていた。
「び・・・ビックリしたー・・・いきなり開くんだもん。ちょっと!驚かせないでよね!」
彼女は隣のクラスの・・・確か「宇津木 愛美」だったか?
去年のミスコンで準優勝して、クラスが盛り上ってたな。
「あぁ、すまん。じゃ」
すまないが、俺は彼女になんら興味がなかった。
確かに可愛いとは思うが、それは世間一般の話だ。
俺は謝り素っ気なくそのまま帰ろうとするが。
俺の態度が悪かったのか、彼女。
宇津木は機嫌を悪くした。
「ちょっ!それだけ!貴方!私に対しての反応もそうだけど・・・え!?」
何が悪かったのか、俺には解らなかった。
ただ、この時。
俺の頭の中には『めんどくさい』
この事だけだった。
直ぐ様、体の向きを宇津木から廊下へ。
去り際に「すまんな、じゃ」
と律儀に再び謝罪の言葉を置いて帰る。
後ろから「信じられなーーい!私にトキメかないなんてー!」
なんて聴こえたが、多分。
幻聴かなんかだろう。
主人公のモデルは作者+八幡+かったるい桜咲く未来恋夢な
主人公。