狂気の刃~4
更新が止まっていてすみません。
スマホが壊れてしまい。
カードを読み込まないんですよね・・・
SHOPに行ったら修理出来ますけど、データ全部飛びますと言われて・・・
あ、Wi-Fi繋げれば何とか使えるんですがね?
やだ、可愛い。
オドオドしているせいか。
余計に可愛く見えてくる。
「わ!私、宇津木!宇津木愛美!」
「わ・・・私、小西。小西美江です・・・あの・・・人形は?」
人形?リカちゃん人形とか?熊の・・・あれ?熊はヌイグルミかな?
「人形?見てないけど・・・どっかに落としちゃったの?」
「いえ!見てないなら・・・良いんです・・・」
そう言ってドアから出てきた彼女は、本当に可愛らしい。
伸長は150位だろうか?
髪を後ろに纏め、ポニーテールにしていて。
その髪は1度も染めた事が無いのだろう。
見事な黒髪だった。
まだ幼さが残る顔立ちは思わず守って上げたくなる。
(胸も小さいし、きっと中学生くらいの歳かな?)
「えっと・・・美江ちゃんはずっと一人?他に誰かと一緒じゃないの?」
「・・・山下くんと一緒に居ました・・・でも変な人形が来て・・・山下くんが・・・逃げろって・・・私・・・」
「うん。じゃあ山下さん一緒に探そうか?大丈夫よ!お姉ちゃんが人形をやっつけちゃうから!」
フン!と力こぶを作って見せると、うっすらと。
本当にうっすらと筋肉っぽい物が見える。
それを見て、緊張が溶けたのか。
美江ちゃんはクスリと笑った。
よし!あとは山下さんを見つけるだけね!
※※※
「どっけぇっ!!」
バゴンっ!と回転を加えた蹴りが人形の頭部に決まると。
人形の頭部は粉々に砕け、その身体をぐらりと傾けるが、まだ倒れない。
次の瞬間には襲い掛かってくるだろう。
だが、人形に次はない。
「っしゃあ!」
回転の勢いをそのままに、上半身を更に捻り。
人形の胴体にもう1発、蹴りを喰らわすと人形の身体は数メートル吹き飛び、動きを停めた。
「っくそ・・・何が2体だ・・・もぉ4体目だぞ・・・」
『プレイヤー 小川匠夢のレベルが4に上がりました。』
既に聞き慣れたアナウンスを無視して、前へ進む。
既にレベルは4へ上がり、山下さんを保護した事により、帰還の条件は揃っている。
が、帰らない。帰れない。
何故なら山下さんと一緒に来た小西美江さんと、宇津木がまだ合流出来てないからだ。
未だに二人の姿は確認出来てない。
「いや・・・助けて貰ってる身だけど、小川くん、物凄い体術だよな・・・何か格闘技でもやってるのか?」
「・・・えぇ、空手・柔道・ボクシング・キック・中国拳法、あとムエタイも少々」
「ほぉあ~すっげぇな!納得だわ」
勿論、出任せだ。
全て武術スキルによる物だ。
格闘技なんて生まれてこの方やった事もない。
だが、こうでも言っておかないと怪しまれるから。
仕方なくだ。
暫く走ると、山下さんが立ち止まる。
「ここだ。ここで小西と別れたんだ」
確かに始めの悲鳴が聴こえた方角。
距離とも合っている。
なら、この近くに居るはずだ。
「ここから声を出して探しましょう!人形が来ても、俺が何とかしますから!」
「おぉ!頼む!・・・小西ーっ!何処だーっ!」
今まで声を出して探さなかったのは、不用意に人形を呼び寄せない為だ。
山下さんと走り出した当初。
声を出して探していたが、人形が立て続けに向かって来たので、声を抑えていたが。
この近くに小西さんが居るなら話は別だ。
人形が来ても叩き潰す。
既に人形との戦闘も3回も終えた。
既に異能力を使わなくても戦える。
だが、この時。
俺は忘れていた。
この世界に。
もう一人、居ることを。
さて、なんか・・・スマホ停止してる間に評価頂いたみたいで。
この場を借りて感謝を意を。
ありがとうございます。
スマホは相変わらずですが、やる気がムンムン湧いて来ました。




