また朝鮮人かよ! (1)
『チ○ン』を、
何とか凌いだ次の日、
修学旅行だったのですが。
あれほど、
同じ中学の連中の目を気にして、
逃げたいのに、
やせ我慢して、
『チ○ン』の所へ行ったんですけど、
神村だけでは無くて、
他の人達も、
その話題は、
出してくれないんですよ。
だから、
その頃は、
『チ○ン』が逃げて行った話を、
誰とも、
した事が無いです。
たぶん、
神村は、
私は無視しましたけれども、
Hの所には、
挨拶に行ったんじゃないのかな?
Hは五組で、
神村は四か五組でしたから。
それに、
Hは、
あれ以降、
男を上げましたからね。
底辺不良中学で、
不良達を恐れて、
小さくなって大人しくしていた
Hが、
存在感を増し、
発言権を得て行きました。
でも、
それは、
時期的には、
マズい事で。
Hは、
地元の商業高校を受験したのですけど、
落ちてしまい、
次の年も、
またダメで。
この時代、
地方では、
高校へ行くのに、
浪人したんですよ。
露骨に、『山○かまち』と同じ
と思っていただければ。
さて、
昔の中学生の修学旅行と言えば、
『酒、女、喧嘩』でしょうけど、
『喧嘩』の方は、
底辺不良中学ですからね。
修学旅行先自体が、
東北地方の誰も知らない様な沼で。
宿泊施設の従業員と私の中学の関係者しか、
いないんですよ。
だから、
デートには都合が良かったんですけど。
私は、
すぐに、
デートを諦めてしまいました。
結婚詐欺師に連絡を取っていなかった
のも有りましたけど。
私が行く所へ、
男達が、
ぞろぞろと、
付いて来てしまうんですよ。
私は、
歩くハプニングバーみたいなものでしたからね。
私が女子の部屋で、
セクハラ行為をするのを期待して。
実は、
私は、
結婚詐欺師からOKを貰えた事を、
誰にも話さなかったんですよ。
もちろん、
ただOKを貰えただけで、
十分満足していたのも有るのですけど、
秘密主義なもので。
話はズレますが。
『なろう』に恋愛小説を投稿している女性作家の中に、
『意中の人の友達が言った事を、
信じている』
ビックリな人が、
居るんですよ。
男がどれだけ秘密主義なのか、
ご存知無いようで。
話を戻すと。
結局、
私は、
二ヶ月くらい結婚詐欺師を放置したままでした。
そうしたら、
結婚詐欺師から手紙が来て。
あの時代は、
携帯電話とか無いですからね。
ラブレターが届くんですよ。
その手紙は、
今でも、
実家の私の机の中に在ります。
そして、
これが、
三十三年間にも及ぶ
私と結婚詐欺師との
長い付き合いの始まりになります。
最後は、
結婚詐欺師から電話がかかって来て、
「結婚したんだ」
と、
私が言ったら、
二度と連絡が来なくなりました。
その手紙の内容ですが。
『Hに相談したら、
私が悩んでいる』
というものでした。
Hも、
適当な事を言っていますよね。
まあ、
私は、
Hにも、
何も話さなかったので。
それに、
女の人の感覚からすると。
『私が、
結婚詐欺師と付き合いたい』
という話を、
Hが、
持って来たのに、
そのH自身が、
何も知らない
とか、
想像の範囲外だと思いますよ。
その時、
私は、
第十四話で書いた様に、
謹慎中でしたからね。
ガリ勉君に転身しようと考えていたのですよ。
剣道で最強を目指す
とかは、
頭から消えていました。
部活をサボって、
部室で作戦会議を開いていましたからね。
これも、
諦めました。
ちなみに、
その剣道の最後の大会は、
団体も個人も、
I中が優勝したのですけど、
そのI中の剣道部の女子から、
ある日、
電話がかかって来ました。




