表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/81

【オペレーション・テッド&メリナ・ラブラブキューピット】その2

テッド君からの報告を待つ事2日が経った。俺達はその間にメリナ・ランバートについて調べる事にした。


メリナ・ランバート。金髪でブルーアイで少々ツリ目。更に美少女と言える容姿の持ち主だ。家系は平々凡々だが、両親共に元Bランクの冒険者だ。また父親が娘を溺愛しており注意が必要だろう。友人関係も良好で、人付き合いも良い為軍学校では人気者だ。


「大体こんな感じかな」


「如何やってコレだけ調べたの?」


「学校の生徒に変装して入った。後はスピアの偵察情報だな」


いやー、少しドキドキしたけど楽しかったな〜。意外と警備がザルで助かった。因みに主な情報源は軍学校の偵察志願のパパラッチ娘だ。此方も軍学校の綺麗な花が誰とも知れ無い奴に摘み取られるかもと言ったらホイホイ情報を教えてくれた。あのパパラッチ娘とは気が合いそうだ。


「また馬鹿な事を。でも、コレだけやったのなら私も真剣に手伝うわ」


ローラも乗り気になってくれた。そして、夕方にあの公園に行くとテッド君が居た。つまりメリナ・ランバートの休日の予定を入手したのだろう。


「テッド君。情報は?」


「此処に有ります」


テッド君は一枚の紙を俺に渡す。


「うむ、ご苦労だったな。分かってると思うが……バレて無いだろうな?」


「はい、大丈夫です。あの、一つ良いですか?」


「何かね?手短に頼む」


「何でこんなに危ない取引してる雰囲気出してるんですか!」


テッド君はこの雰囲気に突っ込みをいれる。


「様式美だ。理解しろ」


「えぇ……様式美ですか?」


俺達は手短に会話を済ませ別れる。そして食事を済ませてから作戦会議をする。


「さて、メリナ・ランバートの休日の予定が分かった。先ず最初の休日に友達と買い物をする。その後昼食を取り、再度買い物に向かう。そして此処が一番重要なポイントだ。彼女達はデザートを食べる為、行きつけの喫茶店に向かう。つまり、必ず寄る場所になる訳だ。我々はこの場所に絞り作戦を練る」


俺はクロ、スピア、ローラを見る。クロはプルンと震え、スピアは真剣な眼差しをする。ローラも雰囲気に呑まれ真剣な表情になる。流石チョロインだわ。


「でしたら、この店の人達に話を通した方が宜しいでしょう」


「そうだな。序でに警備兵の人達にも話を通しておこう。後その場に居るお客さん達に怪我をさせる訳には行かないからな」


「だったらお客さんにも協力して貰ったら?そっちの方が良い気がするわ」


「それ採用。お客さんも演出の一つになって貰おうか」


こうして俺達は話を徐々に煮詰めながら3日後の本番に向けて準備をするのだった。


……


準備に2日間を要した。先ずは店のオーナーと従業員に話を通す。するとすんなりOKしてくれた。Aランクの冒険者であるローラの存在が大きかったと思う。次にオーナーに常連さんについて聞く。すると夕方頃にお茶を飲みに来る老夫婦が居る。そして老夫婦にも協力をお願いする。


「若者達の青春の為に協力お願いします!」


「ホッホッホッ、ええよ。協力しましょう」


「ありがとうございます!」


「良いのよ。私達も昔は周りに迷惑掛けてヤンチャしてたもの。今度は私達が迷惑を被る番よ。ね、貴方」


「ああ、昔を思い出すよ。あの頃は沢山冒険したな」


それから俺が老夫婦の昔話を聞いてる間に、スピアとローラは警備隊の居る兵舎に向かい話を通す。


「当日はこの血糊を付けて下さい。ただ、服が汚れますから先にお金を払っておきます」


服代のお金を渡そうとするが、やんわりと返される。


「大丈夫じゃよ。当日は汚れても良い服を着て来るからの」


「そうよ。だから、お金は大事にしなさい」


「重ね重ねありがとうございます。因みに銃で空砲を撃ちますので、その時は体をブルブルと動かして下さい」


「ほお、古代兵器かね。安心せい、古代兵器に殺される奴らを見た事はある。大体こんな感じにやれば良かろう?」


お爺さんは戯けた風に言う。お婆さんも頷いてくれる。


「では、当日は宜しくお願いします」


こうして俺達は準備を順調に整えて行く事が出来たのだった。警備隊の人達にも上手く話を通したスピアとローラ。警備隊の人達も協力してくれるとのこと。然も血糊OKだった。因みにどんな風にやったのかと聞いたら。


「胸元を少し下げたら大丈夫だったわ」


「凄い顔でしたからね。あの警備隊の隊長」


何それ、俺もお願いされたい!


「さあ、どうぞ」プルン


「ちょっと丸見えじゃない!シュウは見ちゃダメ!」


バチイイイン!


「ふびいいい!?」


な、何でビンタされてんの?されてんの!理不尽だよ!しかし、スピアのお胸様はしっかりと見させて頂きました。


「いてて。さて、おふざけは此処までだ。作戦は二日後になる。それまでに各員気を引き締めておく様に」


俺も最後の準備をする。空砲を撃つための弾を用意しなくてはな。それに火薬の量も減らした方が良いだろう。

それから二日後が経過する。テッド君にも内容を粗方伝える事も出来た。そして遂に【オペレーション・テッド&メリナ・ラブラブキューピット】の開始だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ