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49 ラリア連邦内乱6

ストックが無くなりましたので、投稿ペースが遅れます。

宜しくお願いします。

俺達は敵の航空戦艦の後部主砲の有る付近のドアから内部に侵入した。


「全員で艦橋を制圧するぞ。そうすれば指揮系統が無くなるから撤退せざるを得ない筈だ」


「畏まりました」


「そうね。ならチャッチャと終わらせるわよ!」


しかし、俺達を排除する為に敵兵は直ぐに此方にやって来た。


「敵だ!此処に敵が居たぞ!」


「応援を呼べ!」


「うわ〜、もうバレたよ。セキュリティ高いな」


敵兵の動きに関心しつつM240G軽機関銃を撃ちまくる。この狭い通路にM240G軽機関銃の弾幕は圧倒的だった。たが、そんな中でも敵兵は果敢に反撃している。向こうも銃を持っており銃弾の応酬を繰り返していた。しかし敵兵は防御魔法も展開しているが、逆に火力低下を招いていた。そして、スピアが気配を消して回り道を通って敵兵の背後に居た。


「失礼します」ザシュ


1人1人確実に首を斬り落として行くスピア。敵兵もスピアに気付いて其方に防御魔法を展開するが、今度は俺の射線に入る訳で……まあ、詰みである。


「ご主人様。此方の敵兵は掃討しました」


「ああ、御苦労だったなスピア」


チラリと死体を一瞥する。殆どの死体が首と胴体から泣き別れである。お陰で通路一面血塗れである。


「どうかされましたか?」


可愛らしくコテンと首を傾けるスピアちゃん。とても1人でやった所業には見えない。


「いや、流石スピアちゃんだなと思ってね。やっぱり頼りになるなと」


「お褒めに預かり光栄です///」


ちょっと頬を染めるスピアちゃん。こうして見ると普通の女の子なんだけどね。


「新手が来る前に早く行きましょう」


「そうだな。なるべく早く制圧すれば、その分犠牲は少なくなるぞ」


ローラとサラさんに言われて先に進む。しかし、次々と敵兵はやって来る。


「こっちに行こう。兎に角一度敵を撒かないと厳しいぞ!」


「そうね、なら走りましょう!」


俺達は艦内を走りまくる。途中艦内地図を手に入れてPDAに仕舞う。すると艦内マップ表示可能と出たので見てみると、自分達の居場所が把握出来る様になった。これはありがたい。


「こっちに行けば弾薬庫がある。そこを爆発させれば人手を其方に回さざるを得ない筈だ」


「なら、その役目は私に任して貰おう。爆発関係なら私の得意分野だからな」


サラさんはニヤリと笑いながら言う。確かに爆発関係の魔法得意そうですもんね。ゴブリンの巣を燃やし尽くした時も、暴徒共を薙ぎ払った時も凄かったもんな。


「弾薬庫はこの下の階層に有ります。急ぎましょう」


俺達は走る。敵兵が更に追い掛けて来る前に全てを終わらせる為に。


……


side 無名の戦艦 艦長


「敵は何処の区画に居る!」


「現在23区画にて接敵したのを最後に見失っております」


「くっ!まさか敵の侵入を許すとは」


一体どうやって侵入したのかは分からないが、間違い無くあの駆逐艦がやったのだろう。いや、私自身が敵を見誤った結果だな。


「どうやらお困りの様ですね。艦長」


其処には赤い髪の爽やかな青年が居た。しかし、その目は冷たく冷酷な眼差しで此方を見ていた。


「ッ!こ、これはベルツァルト特務大尉。いや、大した事では無い。直ぐに済ませれる事だ」


「ほう、敵の侵入を許しただけで無く被害も大きくなっていて更に見失ったそうじゃ無いかな?それで大した事では無いと?」


「いや……そのだな」


私は言葉を詰まらせるしかなかった。


「艦長、君の責任についてはどうでも良い。だが、作戦の失敗だけは許されんのだよ。敵は23区画に居るんだね?」


「そ、その通りです。特務大尉殿」


その瞬間、ベルツァルト特務大尉の表情が歪む。


「なら、私自らが対処してやろう。暇な遊覧船に乗せられて居ては身体が鈍って仕舞うからね」


「しかし、この作戦はアーカード帝国軍が主導で!」


その瞬間、私は床に倒れて居た。鼻の感覚が鈍くなっているのが分かった。


「そのアーカード帝国軍の尻拭いを、この私近衛が態々やってやるのだ!感謝しろよ!」


更に蹴りの追撃が来る。暫くすると蹴りが収まる。


「次に失態を犯せばお前は処刑だ」


そう言って奴は出て行った。


「艦長、大丈夫ですか?」


「私なら……平気だ。それより、早く侵入者を排除するんだ」


近衛が持つあの古代兵器があれば制圧するのは容易いだろう。しかし、それでは意味が無いのだ。この戦闘はアーカード帝国軍の地位を高める為の物も含まれている。そんな大事な時に近衛に借りを作る訳にはいかんのだ。


「兎に角…急ぐんだ。何としてでも近衛より早く侵入者を排除するんだ!」


side out


side シュウ・コートニー


弾薬庫への進撃は順調だった。更に敵兵が使っていた銃を手に入れたのだ。


AK-47、AKM

装弾数30発

7.62×39㎜弾使用


サイガ12

装弾数8発

12ゲージ弾使用


状態は結構良いのが豊富にあった。どうやら整備や清掃など、武器の手入れは行われていた様だった。だが、やはり武器自体の劣化は誤魔化して使っていた。それでも使えるAK-47、AKM、サイガ12先輩達半端ねえっス!しかし、アクセサリーなどは無く銃剣しか無かったのは残念である。

そして、敵兵に関しても順調に対処出来ていた。俺達が囮で敵を引き付けてる間に、スピアが敵の背後に忍び寄り消していく。静かに、そして的確に仕留めて行くのだ。さっきまで共に戦って居た戦友が首から血を流している。それに気付いた時には……彼等もまた直ぐに後を追う事になる。


「ご主人様、敵を排除しました」


「凄いよスピア!やっぱり俺にもサイレントスキルのコツを教えてくれ!」


「ちょっとシュウ。何馬鹿な事言ってんのよ」


「そうだぞ。それより弾薬庫はどの辺りなのだ?」


えー、俺もサイレントスキル欲しいんだけどな。某蛇さんみたいにダンボール装備で敵陣を駆け抜けたい!←


「ほら!また馬鹿な事考えてないで早く行くわよ!」


「か、考えて無いし!全然考えて無いし!」


しかし、誰も信じてはくれなかったです。


「ゴホン。それで弾薬庫はこの通路の先にある筈だ。そこを爆破させれば敵さんは消火作業に手が取られる筈だ」


俺は弾薬庫が有るだろう通路を指差す。しかし、向こうから足音や声が多数聞こえているので待ち伏せの危険性も有る。


「此処からは連携して行くぞ。スピアも隙を見て敵の背後に回ってくれ」


「畏まりました」


「なら一気に行くわよ!私の精霊魔法で道を開くわ!」


俺達は弾薬庫に向かって走る。敵も反撃するが、ローラの精霊魔法によって壁やバリケードごと吹き飛ばされる。それでも生き残ってる敵兵はスピアやサラさんが的確に排除する。

後少しで弾薬庫に辿り着く。だが、其処にはとんでもない敵が居たのだ。


ドゴオオオン!!!


突如通路横の扉が吹き飛ぶ。そして重々しい足音が聞こえる。


ズシン ズシン ズシン


『貴様らか。我々の艦に侵入した下賤な輩は』


「な!あ、アレは!」


敵は俺達の目の前にゆっくりと姿を見せる。其奴は赤い色がメインで、金色のラインが入った鎧に身を包んでいた。更に鎧の表面には魔方陣が描かれていた。だが、魔方陣よりも鎧の存在自体が驚きだった。この時代に稼働している物が目の前に有るとは思わなかったのだ。重量は100kg以上はある筈の鎧なのに、平然と此方に歩いてくる。そう、紛れも無い……アレは。


「パワード…スーツ……だと?」


『ほう、貴様良く分かったな。その通りだ。このパワードスーツは、我々の様な特別な地位に居る者に使用が許可されてる古代兵器だ』


そう言いながら赤いパワードスーツは背中にある大剣を抜き取り、大楯を構える。


『狭い場所なら扱えないこの大剣も、パワードスーツが有れば壁ごと破壊して突き進むのみ!』


そして敵は一気に此方に迫って来る。そして、大楯越しに攻撃魔法を展開して来る。


『敵を滅ぼせ!ファイアーブレス!』


炎の塊が此方に来る。しかし、サラさんが咄嗟に防御魔法を展開する。


「ふん、火力はまあまあだな。だが、その程度の攻撃など効かん!」


更にサラさんは無詠唱で反撃する。敵の炎を撃ち返してそのまま敵を焼き尽く……


『効かんな。この近衛専用機は、伊達に対魔法陣がある訳では無いのだよ。よって、その程度の火力ではな!!!』


敵はサラさんの攻撃を無視してそのまま突っ込んで来る。


「ならこれでも食らいなさい!!!」


ローラも雷光を敵に撃ち出す。そして2人の魔法が反発し合い一気に爆発する。


ドオオオオオオン!!!


「ねえ!知ってる?此処さ戦艦の中とは言え、閉鎖空間で爆発させると!」


爆発の衝撃が此方に来る。サラさんとローラは防御魔法を展開、スピアは俺の顔を巨乳に挟み俺を守ろうとする。クロも俺の体に巻き付く。

爆発が収まり煙が充満する。艦内サイレンが喧しいが気にしている余裕は無い。


「やったかしら?」


「多分な。まあ、流石にあの爆発なら吹き飛ぶだろう」


ちょっと!その発言は言っては駄目なパターンだよ!


「ねえシュウ、今の爆発……あ、あんた達何抱き合ってるのよ!離れなさいよ!」


「嫌で御座います。危険なエルフからご主人様を守らなくては行けませんので」


「誰が危険ですって!アンタの方がよっぽど危険でしょう!さっさとシュウから離れなさい!」


そのままローラも突っ込んで来る。しかし、今は遊んでる状況では無いのだよ!


「なら、そのダラシ無い顔をするのはやめた方が良いよ?」


「あれ?フェイスガード取れてます?」


確認するが取れて無い。逆に取れて無いからこそ、スピアとローラの優しい香りに集中出来る!←

しかし、楽しい時間は直ぐに終りを迎える事になった。煙が舞う中から声が聞こえた。


『効いたぞ……少しな』


煙の中から人影が出て来る。大剣を担ぎ、大楯を構えながら此方に悠然と向かってくる赤いパワードスーツが現れたのだった。


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