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16 説明回

説明回になります。

あの後風呂付き宿に泊まり丸1日爆睡した。地下鉄には4日間潜っていたらしい。満足に睡眠なんて取れる訳も無く起きてたからな。今日は色々調べてみようと思う。メイフィスには図書館があるらしいから、そこで調べておく。

今更だが、今の常識を知らないんだよな。魔王軍とか種族とか一般常識をね。


……


それから図書館に入り調べた。


・世界史

500年程前に世界大戦が有った。しかしどの国かは分からないが核を使用した。その瞬間、核保有国は仮想敵国に核弾頭を落とした。そしてやられたらやり返すの繰り返しにより世界は、人類は破滅の道を歩んで行った。

上の文は地下鉄で見つけた情報を元に纏めた。


400年程前に異界に繋がる門が繋がった。そして人間だけで無く異種族や魔族、魔物が入り込んで来た。それだけならまだ良かった。だが、魔物は”魔素”と呼ばれる魔力の原子と言われる物を大量に浴びた為なったと言われていた。そして、この世界で死んだ人間や動物に魔素が入り込み魔物として立ち上がった。

そして、それから400年間この世界のオーバーテクノロジーと資源確保の為現地に国を作り今に至る。また、大地変動も起こり世界地図は意味をなさなくなってしまった。

因みに放射能は毒の空気と呼ばれ高位の魔術師が浄化の魔法を掛けまくって、放射能が薄い所とかは浄化出来たが濃度が高い所は無理だったそうだ。


ダンジョン

実はこちら側にもある。アンダーグランドとは違う。上の階層が弱い魔物が多く、下の階層には強い魔物が居る親切設計である。また、魔石の供給源とされている。ダンジョン探索はEランクから出来ます。


・テクノロジーと兵器関係

この世界には車があるらしい。魔導車という物だ。勿論一般にも販売して居るが殆ど売れてない。良くて王都や主要都市なら売れてるぐらいだった。

何故王都や主要都市だけか。それは魔力補給所がそこしか無いからだ。魔力補給は魔石に含まれる魔力か、大気にある魔素を液状にして再度魔導車に搭載されている魔石に取り込ませる。ただし、空気中から補給すると1週間以上掛かりとても実用的では無い。更に、魔石は常に消費する物であり今でも不足気味なのだから尚更売れ無い。精々貴族か成金の娯楽だ。

そして意外な事に戦車がある。魔導車同様魔力で動く。だが、上記の事がある為実戦訓練等は殆どやらない。序でに戦車は此方の世界のを見つけて作ったらしい。戦車は地方都市や街にも配備してるが緊急時以外動かすのは厳禁である。

更に航空艦もある。これは浮遊石と呼ばれるあちら側からの産物による物だ。元々浮遊石も数は少ない物の、多少なりとも売られてる。尤も値段は高いのは言うまでも無い。なので、大商人や冒険者の旅団には航空艦を持ってる所もある。因みに売ってるのは駆逐艦サイズまでである。

種類は戦艦、巡洋艦、駆逐艦、輸送艦。これらの燃費も悪いが燃料は確保済みである。そして基本王都か国境沿いに配備されてる。

大砲関係も此方の技術を利用している。元々魔砲を利用していたが、大砲技術も導入した事により普及して現在は大砲の割合が7割である。


・国名と傾向

ラリア連邦

商売の国。現在居る場所はこの国だ。一応王族は居るものの殆どお飾りであり、実質議会が運営してる。場所は4ヶ国に挟まれた形になってるが交易中心地として豊かな国だ。更に経済面が良い為保有戦力は多い。


アーカード帝国

軍事国家。あちら側でも大きな勢力を持っている。こちら側では海を挟んでラリア連邦と隣接している。※元セリムカ共和国を併合して更に軍事国家として成長した。

こちら側の大砲を分析して早期に実戦配備をした。なお皇帝と呼ばれる指導者の元運営されてる。また、魔族国家ジンバと隣接している。


聖エルガー教国

人間至上主義ユーニスム教総本山がある。あちら側でも幅を利かせてる。表向きは国では無いが、実質国として扱われてる。また、魔王を倒す勇者の因子を持つ者を確保している為存在価値は大きい。更に未開地の土地もある為ロストテクノロジーがあるのを期待されてる。


サムラ共和国

獣人が運営しており、弱肉強食の実力主義である。ラリア連邦、魔法主義マリネス公国と隣接。更に海を挟んでジンバとも隣接している。尚、魔法主義で人間至上主義のマリネス公国とは犬猿の仲。


マリネス公国

魔法主義国家。魔法が苦手な獣人を下に見ている。また、人間至上主義に近い思想を持ってる。魔法学園を幾つか運営している。サムラ共和国、ラリア連邦と隣接。海を挟んでジンバとも隣接。そして、魔力を使わない大砲配備を拒否し続けている?


ジンバ

魔族国家と言われてる。魔王がトップにいる以外詳細不明。


元セリムカ共和国

軍事国家。アーカード帝国と隣接しており、海を挟んで聖エルガー教国と隣接していた。こちら側の方で初めて大規模戦争があり、初めてアーカード帝国が実戦投入した大砲の犠牲でも有った。当時の魔砲の射程は10km。しかし、未熟な大砲でも20km以上あり一方的に叩き潰された。尚、大砲の命中率は悪く無く非常に良い。理由はロストテクノロジーを利用した照準器を使用した為だった。そして敗戦後、少なくない将兵達がゲリラ活動に参加する様になる。

また未開地の土地もあり、現在はアーカード帝国が開拓中。


・古代兵器、古代遺跡

銃器や昔のシェルターや建造物の事を指す。また、古代兵器にはパワードスーツや重火器、更に戦車や戦闘機等も含まれる。但し、戦闘機に関してはワイバーンやグリフォンが居るし航空艦もある為必要無いとされてる。

(実際には高出力エンジンの開発が出来ず、ワイバーンやグリフォンに負けた為)


大体これが今の情勢であった。


……


(航空艦とか…ロマンやん!いやー、見て見たい!)


是非見たい。一度は見て見たい!そして戦車なんて有ったんだね。


「しかもパワードスーツとかあるんだ。PDAから調べれないかな?」


調べて見たが無かったよ。


「やっぱりパワードスーツの情報を入れないとダメか」


しかし、パワードスーツかぁ〜…俺が居た時代には無かったよ?


「あれ?もしかして俺パラレルワールド的な所に来ちゃった感じ?じゃあ、何でカプセルに入ってた?」


結局記憶自体が曖昧な為諦めたのだった。。


……


さて、俺はいま大金を持ってる。つまり、勝ち組に居るわけだ。その額なんと!金貨671枚、銀貨64枚、銅貨44枚だ。


「コレだけあれば…はっ!いやいや、奴隷とか俺のモラルに反するから!」


何故かスピアさんの笑顔が浮かび首を振り消す。


「さてと、暫くグータラするかな。アンダーグランドでは散々な目に合ったしな」


そう考えてから武器屋に行く。銃の弾薬を補充する為だ。


工業都市と謳ってるだけあって、武器や防具に魔道具等豊富にあった。しかも銃に関しては多少はマシなのが多かった。だが、やはり状態は悪いけどね。


(多分だけど、冒険者達はスペアパーツの存在を知らないんじゃ無いかな?まあ、知ってても規格が合わないと使えないけど)


銃本体だけ手に入れて後は放置が多い気がする。ならば探索し尽くした場所に行ってみるか?案外何か有りそう。


そう考えたらグータラするのを止めて探して見ることにする。冒険者ギルドに向かい探索し尽くした場所を聞いて見る事にした。中は人は疎らだ。まあ、昼過ぎだから皆お仕事中だろうしね。

受付も空いて居たので直ぐに聞けた。しかし、相変わらず美人しか居ねえな。顔の偏差値でも決めてんのかな?


「すみません。銃…古代兵器が見つかった場所とかあります?」


「はい有りますよ。彼方の地図にピンがある場所になります」


受付嬢が指す方には壁に立て掛けてある近辺地図があり、其処にピンが幾つか刺さって居た。俺は受付嬢にお礼を言いながら探す。そして3箇所見つけたので行く事にしたのだった。

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