資料、登場人物等
随時更新していきます。
世界観
此処はかつて図書館と呼ばれていた場所。今はもう瓦礫や埃、更に化け物も大量にいる危険な場所。
そんな中、史料館に1つの日記が保存されていた。
もう、誰も読む事は無いでしょう。なら、我々が見ても大丈夫でしょう。勿論、皆さん秘密ですよ。
著者 アルフレッド・ハウエル
1939年9月に第二次世界大戦が勃発した。
そして1940年5月、総統閣下が我々戦車開発関連部署全員にこう言った。
「戦車も良いけど、もっと強いの作れるよね?てか作れ。君達優秀な技術者達なら出来ると信じている!ジーク・ハイル!」
こうして技術者達は2つに分ける事にする。
1つは通常通り戦車の開発。もう1つは新しいジャンルの戦闘用兵器の開発だ。
しかし、この新しいジャンルに配属される人達の8割以上の人員は穀潰しや変人などだった。
そんな中、責任者は常識人で無いと駄目だからと……技術部、開発部の幹部クラスの人達はあみだくじで決めたのだった。
結果私が引いた訳だ。
誰も助けてくれず戦車開発に向かう。私も行きたい。
1940年8月
未だに成果は無し。そう報告したら怒鳴られまくった。近い内予算縮小されるが別に構わない。だって本当に何やってるのか私が知りたいわ!
1940年11月
様々な所で戦果が報告される。殆ど勝ち戦だった。戦車開発部も同じ様に嬉しそうに懐を撫でてる。きっとボーナスを貰えたのだろう。
それに比べて我々新戦術開発部はボーナスカットに遂に予算大幅カットになった。最早笑うしか無い。
そんな中1人だけ変な奴が居た。いや私以外全員変人なんだが、此奴は自分の給料全て注ぎ込んで何か作ってる。正直意味が分からない。
1941年3月
あの変な奴が嬉しそうにしていた。何喜んでる?と聞いたら小型の強力なバッテリー装置を作ったそうだ。大きさは大きめのリュックサイズだった。
そして私は相変わらず総統閣下に怒られた。そして遂に死刑宣告された。
「君達には期待していたのだがね。残念だよ……。後1ヶ月以内に新戦術開発部を片付けたまえ」
だってさ!はっ!新戦術がポンポン出来たら苦労しないわ!あのチョビ髭取ってやろうか!?
1941年4月
4月が終わる直前、あの変な奴が背中に新型小型バッテリーを背負い更に鉄の鎧を身に付けて総統閣下の元に突っ込んで行った。
しかもあの鎧は他の連中と協力して作り上げ、戦車に使われてる鋳造装甲を使ってるらしい。更にそれを1回溶かして不純物を取り除き綺麗にしたとか。
他にも自慢気に言ってたが頭に入らなかった。
俺死ぬわ。最後に酒飲んで爆睡する!
1941年5月
総統閣下に呼ばれた。死にたく無いが行くしか無い。
「新戦術開発部の続行を言い渡す。また予算も戦車開発部関連から渡すからバンバン作りなさい!ジーク・ハイル!」
意味が分からなかった。
戻って部下を問いただす。そして変な奴が作ったのはパワードスーツらしい。
此奴は武器も持たず門を破壊しそのまま突撃。多数の銃弾を被弾するが無視して総統閣下の部屋に突撃。そしてこう言ったそうだ。
「これが新しい新戦術です」
と。そしてそのまま開発続行のゴーサインを得てきたとか。
ただ、まだ完成では無い。稼働時間は全力1時間だが、通常なら2時間持つらしいが。
然も、パワー伝達がかなり強い為調整レバーで自分に合うパワーで戦えば何とかなる。重装備も可能な為、歩兵相手には無敵を誇る。更に戦車相手にも対戦車兵器を使えば大丈夫だとか。
因みに変な奴曰く
「戦車1台作るなら、パワードスーツ20個以上は確実に作れる」
こうして我々新戦術開発部はパワードスーツ開発部に移行した。
1942年12月
パワードスーツが完成した。全身鉄で覆われており重量は800kgを超えるだろう。顔は鋼鉄製のガスマスクで、身体は被弾を意識して傾斜装甲にしてある。更に色は黒色にしており恐怖心を煽るだろう。
小型バッテリーの出力は充分なパワーを得ている。走ったり、跳んだり出来る。そして何より対して訓練しなくとも着けれるのだから笑うしか無い。
戦闘継続時間は3時間だ。戦車や飛行機のエンジニアを集めて作り上げた代物だ。
基本武装はグロスフスMG42機関銃、通称MG42だ。更にパンツァーファウストに火炎放射器等従来の重装備を軽々と扱えるのだ。考えて見てほしい。敵はパワードスーツをマシンガンやライフルで撃ちまくるだろう。しかし、此方は無傷だ。これを投入すれば戦局は打開出来るだろう。
そして、遂に初の実践投入になった。数は生産一杯の1000人分のパワードスーツだ。
場所は……ソビエト連邦領内、工業都市スターリングラード。
主目的:パワードスーツの実践性能テスト
第2目的:味方の救出
1943年2月
スターリングラード攻防戦は現在拮抗状態らしい。あの圧倒的不利な状況から一変して、拮抗状態に戻しただけでパワードスーツの優秀なのが見てわかる。特に市街地戦での戦闘は無敵を誇っていた。
お陰で戦車は完全に後方支援になり、パワードスーツが戦場を闊歩する様になった。
確かに戦車の砲弾には負けるだろう。しかしだ……あんなガバガバ砲で、人サイズを遠距離から当てれるか?無理だろ。敵も榴弾の爆風で足止めするらしいが、パワードスーツは爆風如きでヤラレんよ。ちゃんと冷却ファンにも網状のカバー付けたからな。
1944年4月
連合軍がノルマンディーに来るのは確実だ。だが、此方は戦車の生産をほぼ止めてパワードスーツ大量生産している。来るなら来い!連合軍め!
1944年6月
ノルマンディー攻防戦は3回も行わられた。そして……遂に敗れた。しかし、海岸は敵の血で赤く染まっていたらしい。
パワードスーツ……ちょっとヤバくない?
因みに敵方からパワードスーツの事を『鋼鉄の死兵』と呼ばれてる。
何故なら撃たれても表情が変わらず、ただ突っ込んで来るからだとか。
1945年5月
パワードスーツは優秀だ。敵も似たものを投入してるが……あれは唯の棺桶だった。しかし、物量と資源枯渇には勝てない状態だ。本国での戦闘は避けられん。
我々も戦う。このパワードスーツを使い最後まで戦う。
1945年9月
日本が敗北した。そして…我々ドイツも同時に敗北を認めたのだった。
そして様々な国がパワードスーツの技術を手に入れようとするだろう。だが、そう簡単にやらんよ。だから……我らがやる事は最後にこのパワードスーツの設計図を国からの影響が少ない軍事企業に売ってやる事にした。
さーて、楽しくなってきた。我々の戦いはまだ続くぞ!
彼等はバラバラに様々な国に亡命した。そう、パワードスーツの基礎設計図を手にしてだ。そして、基礎設計図を国に気に入られて居ない軍事企業や反連合軍に売るという暴挙に出た。パワードスーツ開発部メンバーは世界を更なる混迷に導いたのだった。
しかし、このパワードスーツが与えた影響力は大きく様々タイプのパワードスーツが開発される事になる。
その為、戦車は第二次世界大戦後も使用され続けられる事になる。
航空機もレシプロ機から漸くジェット機に移行するかしないかを迷走するだけになった。
戦争の主力は陸軍のパワードスーツ。コレが未来にも影響力が続きパワードスーツ技術が向上し続け、他の兵器関連の進歩が大分遅くなってしまったのであった。
日記は静かに閉じられる。誰も読む事は無い日記は……静かに其処に有るのであった。
人物
主人公 シュウ・コートニー
記憶が曖昧ながら、しっかりとした価値観を持っている。
PDAを取り付けた幸運に感謝しつつ、大切にしようと決めている。
結構スケベな奴であり、ガン見する事に躊躇はしないタイプ。尤も、それで怒られる事もしばしば有る。
基本顔を隠すタイプの防具を好み、自身のアイデンティティと信じて疑わない。
容姿は普通。若しくは読者に丸投げする←
銃器の扱いなどはPDAから直接インストール済み
・ダークエルフ冒険者ソロAランク
サラ・ブロードハット
元々サバサバした性格な為結構融通が利く。また、ローラとは腐れ縁的な幼馴染であり姉御肌的な所がある。スタイル、美貌共に素晴らしく非公式親衛隊まで存在している。また、シュウの誠実な所は気に入ってる節がある。
基本はソロで活動している。魔法の扱いも近〜遠距離までオールラウンダー。更に接近戦も戦える。そして、何気に女性冒険者からも人気がある。
実は主人公要素が高い人だったりする。
・サイレントラビット スピア
サイレントラビットとして生を受けた為に差別、迫害を受けてる。しかし、そんなの関係無いと言うシュウの態度に好感を持つ。また、シュウに初めて人殺しをさせたにも関わらず感謝されたのは内心ビックリしていた。
サイレントラビットと名前通り隠密行動が得意。敵に気付かれずに接近して首を斬り飛ばす。
実は隠密行動でシュウが驚く姿を見るのが好きなご様子。
・エルフ 冒険者ソロBランク
ローラ・ブルフォート
エルフ故の傲慢な態度が出てしまうが、あどけない容姿のお陰であんまり恨まれてないラッキーエルフ。サラとは腐れ縁で、よく迷惑を掛けてしまっており頭が上がらない。
シュウの事を無魔と暴露し馬鹿にしたが、その後に助けられたりして乙女回路が爆発した。だが、アプローチは中々出来ておらず歯痒い思いを豊かな胸に抱く。因みに公式な親衛隊、ファンクラブがいる。
実はシュウは無魔故に助けて上げなくてはと、ちょっとお姉さんぽくしたいと思ってたりする。
因みに上の3人は揃って巨乳です!