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テンキなセカイ  作者: 成瀬まこと
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日常の崩壊

4月。僕は大学1年になった。

別に、学びたいことがあって進学したわけじゃない。周りに流されただけ。

正直学校なんてくそくらえ。とか思ってたり思ってなかったり。

中学までは集団行動にストレスを感じ、高校では人間関係にストレスを感じてた。

ずっと檻の中にいる鳥、みたいな。

大学は比較的自由だと聞いていたし、少しは人生楽しめるのではと思っていたが

そんなこともなく。ただただ1週間をこなして行く日々。

……の筈だった。


「初めまして、あなたは八神正人で合ってますか?」

「…は、はい、そうですけど。」

と戸惑いながらも応えると、

突然上から降ってきた清々しい笑顔を放つ人物は

よかった。と安堵のような、溜息のような息を漏らすと

その顔のままこう続けた。

「では、大人しくワタクシに攫われて下さい」


……… は、?


その時僕はいかにも何言ってるんだこいつみたいな態度で声を発したが、

心の中では退屈な日常が崩されていくのではという興奮を覚えていたのだった。


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