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プロローグ
初投稿です。プロローグと1話の感想次第で書き進めるかどうか決めます!
是非、感想お待ちしております。
――なんだよこれ。
捩れた空間の中、微かに呼吸ができる。
空が赤から青に移りゆくその光景だけが目に映る。
――ゲームオーバーだ。
誰かがそう呟いた。
体中の至る所に激痛が走る。
――ジ…ヨ…マ…ッ
聞き取れない。
全てが凍りつく。
だが、寒くはない。
――痛い、痛い、苦しい、苦しい、死ぬ、死ぬっ!?
突然、虚無の世界が体を包んだ。
――うっうわああああああああああああ
怖い。恐ろしい。前にもこの感覚は味わったことがある。
だが何かが違う。
そうか・・・これが本物の《死》なのか。
感覚がない・・・そう思えば合点がつく。
――!?
ほんの一瞬、黒い影が視界に入る。
「お前だけは俺が救ってやる――」
――・・・れーーーっ!
少年は深い闇に覆われ目を瞑った。