episode1 炎のトカゲ
「や、やめてくれ・・・!」
町の路地裏で叫び声が聞こえる
足に怪我をしているスーツの男が女子高生に腰をぬかして叫んでいる
「あなたの趣味は何?」
そう呟くと彼女は男に指を銃にみたてて突き出した
「私はねぇ・・・・・殺す事かな、人間を」
指先が少し濡れ始めた
シューという音と共に指先に水が集まった
「う、うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「バーン♪」
その声と同時に指先の水玉が勢いよく男の胸に命中した―――――
episode1 炎のトカゲ
キーコーンカーンコーン
「は~い今日の授業は終わり、また明日ね~」
現在午後3時退屈な授業が終わりやっと帰れる
「さぁ行くか・・・マック」
俺の名前は神原十影
家の近所の高校に通う高校生だ
家はマンションの一室に一人暮らし
あまり料理はしないので夜はマックあたりですませる
「ん?なんだ・・・?」
警察のパトカーが数代警官が約5人路地裏に続く道にいた
ザワザワ・・・
「えーみなさん離れてくださいー」
「事件か何かか?・・・まぁいいや」
事件<食事の俺にとっては関係ない
そう思い足を踏み出した瞬間―――――
パーンという音と共に警官の胸に銃弾のような物があたり倒れた
「キャァァァァァ」
民間人は逃げ惑い警官は全員銃を構えた
「俺も早くっ、うっ・・・!」
急にめまいが起きた
最近急にめまいがふえていた
「こんな、とき、に・・・・・」
目の前が真っ暗になり俺は横たわった
しばらくすると俺の目はさめた
「なんだよこれ・・・」
そこには倒れる人々壊れる車や家
この世の地獄のような光景だった
「あれ?まだいたの?」
後ろから声が聞こえて振り返るとそこには制服をきた女の子がたっていた
生き残りがいたと思う前にまず一つ思った
なんでこの子は傷ひとつなく、そして―――
「なんで笑ってるんだ・・・」
この状況下で深刻な顔をしないやつ、それは犯人だけだ
「お前がやったのか?一体どうやって・・・」
「ふふっ、教えてあげよっかぁ?こうやってねー」
女の子は指を銃のようにして
「バーン♪」
俺はとっさの判断で横っ飛び回避した
「ややっ!なかなかやるねー」
その球の着弾点は濡れていた
「み、水・・・?」
「うんそう水だよ、私は水を使える魔道士なのよねぇ」
おいおいファンタジーすぎるだろとツッコミたかったが冗談ではなさそうだ
「じゃあ死んでよねッ!」
「!?」
次の球はさすがによけれなかった
「おれ死んだ・・・・・・」
「なんで・・・死んでないの?」
そう、俺はしんでなかった
二本の足でしっかり立っていた
球が命中して血が吹き出すはずの俺の胸からは血ではなく
別の物が吹き出していた
「これって・・・炎―――――」
episode2 炎VS水