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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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全部

作者: 春夏
掲載日:2026/08/21

なにかに疲れた訳でもない。ただただ、憂鬱

何事もそこそこ、可もなく不可もない。


生きる意味とか生きる価値とか聞くけど、どうでもいいよね。それ聞いて救われる人がいるかもしれないけどさ、実際私は何も感じない。

できることなら転生でもしたい。今を変えたい。無理だけど


今日も眩しい光が昇る。光から目を背けるように身体を起こす。


生きたくもないのに、生きる為にしなきゃいけない。あぁ、憂鬱


食事を作る気力もないが、作らなければいけない。まな板と包丁の刃が擦れる音は、今でも嫌いだ。耳が痛い


今度は食べれる。これだけが少し救いだ。ご飯だけは美味しいと感じれる


そろそろ会社に行かなきゃ。

身体が糸で引っ張られるように歩き出す


あとは仕事。割り切るしかない



憂鬱。


流行に置いてかれないように、帰ってきたら流行りの動画を見る。勿論ファッションも。


そんな時、アイドル?の動画があった

これ、友達に勧められてたんだっけ

私は躊躇わず、その動画に指を置いた


ただのアイドルの歌だ。


その時は、すぐ他の動画を見に行った



しかし、その動画が後に人生をも揺がすとは思いもしなかった


ナナ「うわ、やってしまった」

同僚「あっちゃ…そのミスはやばい。怒られるで済むかな」


人生初大やらかし。これから上司に怒られんの?ダルすぎるんだが


上司「何しでかしたのかわかってんのか!!」

ナナ「申し訳ございません。管理不足でした」

上司「データ消すとは何事だ!自己管理が出来ていない社会人など鬱陶しいにも程がある!」

社会人になりたくてなった訳ないのに

ナナ「申し訳ございません…」

上司「…もういい。戻れ。」

この雰囲気で戻るとか無理でしょ普通。

どうせ全部憂鬱なんだから、理由ができたってだけか。ここで終わるのも別にいいかも


仕事も手につかない。


帰り道ってどっちだっけ。あぁ、右折か


ナナ「家ついた…」

その時、初めて押し込めていた感情が溢れ出した。


塩の混じった汚い水。邪魔

涙を拭いても次々出てくる。足に力が入らない

あーあ。情けない


一通り落ち着いた後、手にはスマホが握られていた


ナナ「あ、これ前見た動画だ」

何気ない一般的な動画。なのに歌声一つ一つが自分を理解しているような、不思議な感覚だ


生きていて欲しい。くだらなくてその場しのぎでしかないけれど、光を見つけるには充分すぎる言葉だった


ナナ「この人の為なら、明日も生きてみようかな。」

案外声がスルッと出た



世界ってこんな綺麗だったかな

今なら何でも出来そう。

窓をふと見ると、光が部屋に差し込んでいた


私が光に手を伸ばした時、世界で1番輝いていただろう

2個目の短編です!

少し実体験も混ぜながら書きました!!

楽しんでくれたら嬉しいです!!

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