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自己紹介だけしておくと俺は「林 優」まじでどこにでもいる高校生2年目をやっている。趣味はゲームぐらいしかないし、二年に上がった時、ラノベみたいなクーデレ女子が俺に話しかけてきてくれるイベントなんてものは発生せず、今もダラダラ高校生をやっている。
「お前いつも体溶かしているような体勢してるよな」
こんな風に話しかけてくるやつは腐れ縁かつ親友みたいな存在の「小林 和樹」
こいつはまじでただ生きているだけで女子に告白されるようなやつで彼女がいないところがこれまた不思議ではある。
「知らん、俺は今疲れてるんだよ、まじでほっとけ....」
と言いながら、ガン無視する気満々で机に体を倒した。
「暇だから構え、遊べ、寝るな」と俺の体を揺らして俺が寝られないように抵抗してくる。マジで、、なんで俺にかまうんだよ!!ほかのやつも大勢いるだろ!というくだりはもはや呼吸と同等レベルでやってきたためもう言わなくなってしまった。
「なんだよ、今日は、、またお前の猫カフェ情報を俺に叩き込みにきたのかよ?」
「違うんだよ、、お前が前にクーデレ女子と会いたい!みたいな話をしてただろ?まじでそれっぽい人がいるらしいんだよ。この校内に!」
聞いた瞬間俺の体がすごい速さで反応して振り返ったが冷静になって
「そういう人と仮に話しかけたとしても、どうせ俺は他人だよ、俺はそこで止まるんじゃなくて、恋愛がしたいの!でも現実は無理だろw」
「マジで優はそういう時なんか臆病だよな、話しかけてデートでも行きたいって言えばいいのに」
「マジで黙れ、俺にそんな芸当がほんとにできるって思って言っているんだろうな??」
「いや一ミリも思っていなかったわ、すまんね?w」
一回殺してやろうかと考えてしまった自分は少しこの状況に期待をしてしまっていたらしい。まぁとりあえず和樹の話は無視して俺は次の授業までのあと5分間は睡眠にあてた。
こっからその人の好意が集まって恋人になってくれるとかテンプレみたいな恋が始まるわけないだろ