No.44 2人のママとオフコラボ!⑥
と、とりあえず配信は手早く…
『……なんかいつもの…通常通りの感じになったねー。』
コメント:
:確かに
:確かに
:ヒナママ達が画面からいなくなるといつもの配信って感じするわ
『強いて違う部分を挙げるなら私が実写なのと、いる場所が家じゃないことくらいかなー……』
コメント:
:言われてみれば
:確かにそうね
P-後輩ちゃん:あと髪色も違いますよ、ななみちゃん
:あぁ、そういえば
:いつもは少し緑がかってるもんね
:今日は……ヒナママと同じ栗色?本当にヒナママが産んだ娘って言われても違和感無さそう
:確かに…すごく似てるから姉妹か母娘で普通に通じそう
:というか実際にヒナママの娘なんじゃないかって思ってたし……結婚指輪見せてもらっちゃったし、旦那さんだっていう軽い証明もしてもらっちゃったからもう疑ってはないけど……
:実際に黙られてたら分かんなかったよね
:うんうん、今でも娘さんだと思いそうになるくらい……いやVtuberとしては娘さんで間違いないんだけど。
:たしかに
:それは確かに
:実際に娘さんが旦那さんを演じてるんじゃないかってちょっと疑ってるところもちょいとある
『いやいや……一応この身体の肉体年齢明かすと、14歳の身体なんだよー?もし仮に私がヒナママの娘だとして…それを考えるとさー…』
……うん。
『……私、18歳のヒナママに子供産ませたことになるんだけど…?多分後輩ちゃんなら意味わかるよねー…?』
コメント:
:あっ……
:あ……
:そっかヒナママ4月生まれの32歳だもんね
:単純計算でも18歳…学生出産になってしまうんや
:でも後輩ちゃんがその意味をわかるってどういうこと…?
P-後輩ちゃん:…あー………ありえませんね、ヒナママは在学中…少なくとも演劇部所属中にお子さんがいたという記録はないので……
:なんで分かるん?
:確かになんで分かるん?
P-後輩ちゃん:映像記録……過去の先輩達の演技記録ですね。1本の演劇が出来上がるまでに大体3ヶ月ほど、出来上がった時点で映像として残してるのでそれを見た限りでは……その、妊娠されてるようには見えませんでした。ヒナママとななみちゃんは毎回出演していたので間違いないです。卒業時の集合写真にも写ってましたし。
:なるほど記録がちゃんと残ってるのね
:それは強い
P-後輩ちゃん:それでもあり得るとすれば演劇部所属以前……つまり遅くても中学生の頃に妊娠・出産されている可能性ですけど……
:なるほど
:常識的に考えればそっちのほうがあり得んわな
:そうなるとななみちゃんが言った肉体年齢とも合わんし
:ななみちゃんが言った肉体年齢以上の子供をヒナママが出産しているとすれば18歳の7月末までに出産まで済ませてないとおかしい
:でも18歳ってことは高校3年生、時期的にもまだ部活引退前だと思うから記録が残らないとおかしいのか……
:でもヒナママとななみちゃんの娘ちゃんって11歳だっけ?結構早くに産んでるのは間違いないよね、ヒナママ
『あ、そうだねー。私達が21歳の頃に産まれた子だからねー。』
しかも私とヒナママの誕生日が過ぎたあとに産まれたんだよねー。割とびっくり。
ちなみに私がヒナママのことよく知らないのって幼稚園・小学生時代だけだからその頃に産んでたら色々と……ねー。
『さ、ふわマロ読もー?……と、その前に1つ……いいかなー。』
ふわマロを読む準備をしながら1つ思い出したことがあって声をかける。
コメント:
:ん?
:どしたの
:どしたん
『……ヒナママのことなんだけどねー?……さっき、ゆなママに結構きつい言い方しちゃったでしょー。その……あまり、嫌いにならないであげてくれると嬉しいな。』
コメント:
:ん?
:どゆこと?
:何かあった?
『ヒナママって…さ。優しいんだよね。……すごく、すーっごく優しいの。でも、優しすぎて強く言えなくて……何かを強く言おうとするとあんな感じで、言いすぎちゃう。』
……こんな私をそのまま受け入れてくれたんだもん、優しすぎるよー…
『…もちろん、優しいからって他人を傷つけていい理由にはならないけどー……苦手なのに必死で警告しようとして、言葉がきつくなって、嫌われて……そんなヒナママを私は今まで何度も見てきた。ヒナママはただ助けたいだけなのに、それが相手にうまく伝わらない。』
…学生当時の先生からも言われてたらしいねー。強く言い過ぎちゃう癖があるのか反感を買いやすい、って……
「……だから、これは私の身勝手なお願い。どうか、ヒナのことを嫌いにならないであげてほしい。今回のこと…元はといえば私がトランス状態になったせいで明らかになっちゃったことだから。……ヒナ自身も、警告できるなら嫌われてもいいって言ってはいるけど……それでも、心の何処かで泣いてるのは分かるんだ。」
……実際に泣いてることもあったんだけど……それは配信で言うべきじゃないよね。
コメント:
:ヒナママ……
:ヒナママ……
:優しすぎて……傷つくのか…
:そうだったんだ……
:悪気はないけど反感を買う言い方をしてしまう……確かにそういう人はいるけど…
:心からの警告がそうなるのは辛い……
:でも実際そうでもして言わないと伝わらない可能性はある
:伝わらないよりも面倒なのが歪んで伝わる可能性
:ヒナママのあれはもしかしたら最大限の警告なのかも……だって俺達には“期待してない”って言ってないわけだし
:言われてみれば確かに
:確かに
:ゆなママの耐性の無さを見てると耐えられないと思われるのは納得できる部分ではあるけど逆を言えば俺達は準備さえ怠らなければ耐え抜くことができるって思われてたのか……?
:それでも警告はちゃんと忘れずに……自分が耐えられない可能性も考慮しながら……?
:まぁ最大警告だとしても言い過ぎ感は否めないけど……
「ヒナのことを嫌うかどうかは結局のところは皆次第だけど……ヒナはゆなさんを嫌いになったわけじゃない。それだけは明らかだから覚えておいてほしい。……私個人からの、お願いです。」
コメント:
:そうなのね
:嫌いになったわけじゃなくてよじゃった
:わかった
:てかななみちゃん暗示外れてるっぽい
:ホントだ
そのチャットを見て暗示をかけ直す。
『わわわ、教えてくれてありがとー!とりあえずこの話はこれで終わり!ふわマロ読むよー!』
コメント:
:おっけ
:オーケーだ
漆黒の雛鳥
男であることを黙ってたことに関して問い詰めてしまってごめんなさい、ななみちゃん
\50000
無銘の黒ヒナ鳥
重ねて
\50000
黒鳥ヒナ
さらに重ね
\50000
くろひな
もう一度重ね
\50000
夢見の黒ひな鳥
最後に重ねてごめんなさい
\50000
:おわっ
:びっくりした!!
:え、もしかしてこれ全部同一人物のアカウント…?
『ごっほ……けほっけほっ!!ちょ、ちょっとー!けほっ…!』
まずい、ジャスミンティーを飲んだところだから噎せたー!
『なんでいきなり25万円も投げてるのー!!お金は大事にしなさーい!!』
コメント:
:ママ味
:ママ味を感じる
:だが実際はパパである
:今はママじゃない?
:女の子だしママだろ
:よし、ななみちゃんママ概念同人誌を描こう
:お
:てかななみちゃんって同人誌大丈夫なん?
『あ、同人誌にするのは私はオッケーだよー。ママ達は知らないけど…』
……そういえば私、ママって呼ばれたことないなー…でも養子はともかく実子なら好きな人との子供しか欲しくないし…まぁ、いいかな。
『さ、ふわマロいくよー!準備はいいー?』
コメント:
:おけよ
:おけまる水産
『最初のふわマロはー……これだー!えっと……“GoS実況を見てて思ったのですが、ななみちゃんって本気を出すと雰囲気変わりますか?正直ギャップを感じてキュンと来たんですが…”だってー。』
……んー?
『…えっと……どゆこと?』
コメント:
:あぁ、あれか
:あれか……
:そして恐らく本人が気づいてないパターン
:たしかに
:そうっぽい
『んー……?えっと、動画のどのあたりだろー……』
コメント:
:虫の気配見つけたところ
:初見殺しを見つけたところ
:初見殺しに対して先制攻撃を仕掛けたところ
:ちなみに初見殺しって倒すことのできないボスモンスターのことなんだけどななみちゃん分かる?
:シリーズ初見だっけそういえば
『あ……あー、あー………あれかぁ…』
あれかぁ……
『んー……特に意識してなかったんだけどー…あ、でも本気っぽくなる……というか集中すると雰囲気が変わるとは昔からよく言われるねー。』
コメント:
:そうなのね
静歩カナ:実際見た目は可愛いのにどこかかっこよくてキュンとしちゃいましたね……私自身も既婚者なので実はちょっとショック…
:あら
:ええんでない?
静歩カナ:夫にキュンときたわけじゃないのがちょっとショックなんですよー…
:なるほど
:そういえば聖母様とその旦那さんも結構ラブラブな方だっけ
:存在しか出てないから詳しいことはわからんけど
:惚気てる時本当に幸せそうなのよね
:ななみちゃんも自由に惚気てもろて、推しの幸せそうな姿は大好物です
:せやせや
P-後輩ちゃん:いいなぁ…私もそんなラブラブ夫婦になりたい
『え、えっとー……ありがと…?じゃあ、このふわマロはこのあたりにして次のふわマロいくよー?』
えっと次はー…
『“ななみちゃんってバラは誰に貰ったんですか?やっぱり恋人さんですか…?”だってー。』
コメント:
:これはもう一択やろ
:これはヒナママやろ
:ヒナママ以外だったら逆に色々と気になる
:確かに
:さて真相は……?
『うん、ヒナママからもらったよー?というか、今まで私が好きになった人ってヒナママだけだからねー。ヒナママも私だけって言ってたかなー…』
コメント:
:一途
:一途やぁ…
:ちなみに本数は?
:あ、そういえば本数で花言葉変わるんだっけ
:あと色や部位でも変わるって香月ママが言ってたんだっけね
:それを気をつけないといけないってゆなママも言ってた
『えっと…“花が多すぎてしまうからこのくらいで”って言われて渡されたんだけど、それでも101本あったかなー…全部トゲはなかったよー。一応この状態での花言葉は“これ以上にないほど愛しています”だねー。』
コメント:
:おわ
:すっご
静歩カナ:いいなぁ
:いいなぁ…
:そこまで深く愛されてみたい……
:てかカナさん“いいなぁ”て
静歩カナ:いやだって正直憧れません?そこまで相手に愛されるの…
:まぁ分かる
:正直わかる
:トゲ全除去してるのは“純潔”とか“誠意”の花言葉が含まれてるはず
:“多すぎてしまうから”ってことは用意しようとすれば365本=あなたが毎日恋しいとかもできたんだろうなぁ…
:正直ヒナママを見てると999本贈っててもおかしくない
:確かに
:てことは少し加減した……というかななみちゃんに配慮したのか
ほんと、私にはもったいないくらいだよー……
『……こんな、女の子になっちゃった私をそのまま受け入れてくれて……本当に、ヒナママが私の奥さんで良かったって思ってるよー。』
コメント:
:ななみちゃん……
:ななみちゃん……
静歩カナ:既婚者が発症すると不安だそうですものね……
:相手も同じような症状を持ってない限り異性から同性に変わるわけだもんね……
:唐突に離婚を言い渡されてもおかしくないのか
:それは怖い
『うっ……受け入れてくれたけど、今でも怖いんだからやめてよー。……夢に出るほどなの……』
コメント:
:すまん
:ごめん
:花夢てぇてぇ……っていう場所じゃなさそうだけど言いたい
:それはそう
:てぇてぇ
:花○めてぇてぇ……
:おい待てい
:ちょっと待てい
『花○めだと少女漫画雑誌になっちゃうねー。』
コメント:
:確かに
:花夢なのか夢花なのか
:花夢もしくは夢花よ
:いや花華か華花の可能性もある
:どっちが攻めでどっちが受けだよ…
『カップリングタグはご自由にねー。あと夢花とかだと香月ママとゆなママのカップリングタグにもなりかねないから個人的には“ひななみ”を推すよー?』
コメント:
:おっけ
:了解
:言われてみればそうだわな
:“花咲香月”と“夢咲ゆな”だもんね
:カップリングタグ対象本人からタグ指定されてて草
:タグ指定というかタグ提案?
:ななみちゃんとヒナママの百合漫画描いてみようかな…
:お?
:詳しく
『私も興味あるねー。あ、でもヒナママは大丈夫かな…』
コメント:
:確かに
:ななみちゃんが勝手に許可を出すわけにも……
夢園ヒナ:描いていいわよ、自由に。
:ふぁっ
:本人登場
夢園ヒナ:食べ終わったから少し見に来ただけよ…?そしたら私とななみちゃんを題材にした漫画について話してるんだもの…
:なんという奇跡的なタイミング
:奇跡なのか悪魔なのか
:ありがとうございます、一生懸命描かせていただきます…
『じゃあ、ちょっと楽しみだね、ヒナママー。』
コメント:
夢園ヒナ:えぇ、そうね。もう少ししたらそちらに戻るから待っててね。
:おっけ
:ゆっくり待つ
:ヒナママ……もといかの姫華日奈子先生に自作が見られると思うと緊張する……
:プレッシャーヤバそう
:確かにヤバそう
:加えてななみちゃんにも見られるわけだから割とガッツリ恐怖やぞこれ
:ひぇぇ
『あ、香月ママとかも言ってたねー。』
んー……最後にもう一個読めるかなー?
『じゃあ、これが最後かなー。“演劇部の基本ってなんですか?”だってー。……これさっき送ったんじゃないー?』
コメント:
:確かに
:数ある中からランダムでこれを引くのすごい
:ふわマロってランダムなんだっけ
静歩カナ:一覧も見れますが配信で答える場合はランダム選出にすることが多いですね
:ほへー
:なるほど
『演劇部の基本かー……そういえば後輩ちゃんって何か部内で役割持ってるのー?』
そういえば何か色々と詳しいとは思ったけど聞いてなかったなー…
コメント:
:役割?
:部長とかってことかな
P-後輩ちゃん:あ、部長補佐です!
:補佐?
:副部長じゃなくて?
:どゆこと?
『あー……部長補佐かー…っていうことは1年生だねー。だったら花ヶ咲鈴霞学園演劇部の掟。わかるよねー?』
コメント:
P-後輩ちゃん:あっ、はい!
:掟?
:掟なんてあるんや
P-後輩ちゃん:1つ!部外での演者名呼称、及び部内での本名呼称は原則禁止!相手の呼称は状況に応じてきちんと使い分けること!
:おぉ
:なるほど理解早かったのそれか
P-後輩ちゃん:2つ!舞台外への音響機械持ち出し禁止!舞台を降りる際は音響機械を物理的に外し無効化すること!
:ほうほう
:さっき言ってた対策やね
P-後輩ちゃん:3つ!無記録下の本番演技禁止!必ず複数台で映像記録されていることを確認し、今後の練習に活かせるようにすること!
:ふむふむ
:アーカイブを残せと
P-後輩ちゃん:4つ!不真面目・不誠実な演技禁止!常に演目と観客に失礼がないようにすること!
:大事ね
:大事や
P-後輩ちゃん:5つ!演者自身が楽しめない演技と失敗への過度な不安禁止!むしろ失敗してもいいから演者自身が楽しみ、観客が楽しめる演技を心がけること!
:あ……
:失敗しても……?
P-後輩ちゃん:以上です!演劇中に台本を忘れるなどして失敗した場合、舞台上の演者全員でアドリブで繋げますのでむしろオリジナルの動きをつける原点になります!
:ほうほう
:なるほど
P-後輩ちゃん:重要視すべきは失敗ではなく、どうやって観客を楽しませられるか…!ですよね、ななみちゃん!
そのチャットに頷く。
『うん、流石部長補佐さんだねー。失敗を気にしすぎて動きが硬くなったり、表情が硬くなったりしてそれが見てくれてる人に伝わるのはまずいからねー。…演者自身が楽しそうにやってくれないと、観客も楽しく見れないよ。』
コメント:
:ほうほう
:なるほどなぁ
:確かに楽しくないって思ってるの画面越しでさえ伝わるっていうもんな
:演劇の完璧性よりも観客を楽しませる方が優先……か。
:演劇そのものよりも観客と演者に重きをおいた掟……
:演劇の完璧性にこだわるならそれこそ常にななみちゃんを主役にすればよかったから……
『その掟があったからかなー。何が何でも主役で出てほしいとは言われたことは在籍中1度もなかったねー。』
コメント:
:ほぇー…
:主役で出たのは最後の一回だけなんだっけか
P-後輩ちゃん:その一回ですら代役で仕方なくだったと聞いてますけど……
:あ、そうなの
:そうなんだ
:それで部に語り継がれる伝説になれるななみちゃんがすごい
『伝説…がよくわかんないけどねー。』
そんな大きなことしたつもりないからねー…
コメント:
:てか、掟って流出させていいものなの?
:確かに
:言われてみれば
P-後輩ちゃん:問題ないですよ。交流試合…じゃないですが、他校との交流でも保護者・地域の方々が来られる場合でもよく見られている部分ですから。
:ほへー
:緩いのか厳しいのか、よくわからん
P-後輩ちゃん:緩い方かと。そもそも校風からして相当緩いですからね
『そうだねー。すっごく緩いよね。』
コメント:
:そうなんか
:話には聞いてたけどそうなんか
P-後輩ちゃん:私が小等部の制服着て登校して授業受けてても全く怒られませんからね…一応言いますが私は高校1年生です
:ふぁっ
:マジですか
:え、それいいの
『あ、うん。女装して登校とかしてても何も言われなかったよー?』
コメント:
:女装……
:女装か……
:ふむ……
P-後輩ちゃん:女装してる男性生徒や男装してる女性生徒…あと過去の制服を着てる人なんかは結構いるのでそれだけで個人を特定できないのは結構すごいところ
:ほへー……
:自由すぎるだろ…
結構自由すぎるよねー。それでいて内部性能的には結構しっかりしてるんだよ、あの学園。“人は見かけによらない”を学園自体で表現してるというかー…
……それを許可する学園側も学園側なのかなー。わかんない。
そんな事を考えてたらノック音。
『はーい!』
「ななみちゃん?戻ったわよ。」
「私達も戻りました…」
『あ、ママ達帰ってきたねー。どうだったー?美味しかったでしょー。』
「…はい、美味しかったです。」
「あと娘ちゃん可愛かった……」
あ、結ちゃんも一緒に食べに行ったんだー。
「あとはななみちゃんだよ。配信は維持してるから行ってきて?…視聴者さんも心配しちゃうし。余計な心配をさせないのが部の掟、でしょ?」
コメント:
:確かに
:ちゃんと食べてきてねななみちゃん
:てか神凪ママも演劇部だったんだっけ
:兄妹揃って演劇部…
:ちょっとどんな演技するか見てみたい感はあるけど無理だろうなぁ
:てか今神凪ママが言った掟って…?
P-後輩ちゃん:今、神凪ママが言ったのって5つ目の掟のざっくりとした解釈ですね……
:あ、そうなの
:あー…なるほど
:そういえばMilkyRainの社内食堂って美味しいのね
:思った
:ちょっと気になる
P-後輩ちゃん:すごく美味しいですよ?ほんとに…
:ほへー…
:ほぇぇ
MilkyRain神代純:ちなみに昔はななみちゃんが厨房に立ったこともあったんだよ。
:なにっ!?
:なぬっ!?
:ななみちゃんの手料理ってことですか!?
:ななみちゃんの手料理が食べられてただと!?
:マジでっ!?
:いいなぁ…!
:羨ましいっ!!
:つか普通に出没してくる神代さんよ…
:思った
『んー…そうだねー。それじゃあ、軽く食べてきちゃうねー。少しの間お願い、ヒナママ、香月ママ。』
「ま、任せてください…!」
「いってらっしゃい、ななみちゃん。」
その言葉を聞いてピンマイクを外し、マイクの無効化を確認する。
『それじゃあまた後でー!』
「い、いってらっしゃい…!」
コメント:
:いてらー
:いてら
:ごゆっくり
そのチャットを見てから私は部屋を後にし、自己暗示を解除してから着替えて服が汚れないようにしてから社内食堂に急いだ。
当話スパチャ額一覧
漆黒の雛鳥 \50000
無銘の黒ヒナ鳥 \50000
黒鳥ヒナ \50000
くろひな \50000
夢見の黒ひな鳥 \50000
当話総額 \250000
現時点総額 \661420
一気に額が跳ねたなぁ…
成人かつ既婚者の性転換症候群発症者は本編中に書いてある通り、相手から唐突に離婚を言い渡されてもおかしくありません。かつ、発症者自身から離婚を言い渡すケースも存在します。“愛し合った異性”から“愛し合ったかもわからない同性”になってしまうわけですから。




