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No.120 異常性

なんで評価増えてるのぉ…?

120話目かつ70万文字突破……

私そんなに書いてるかなぁ…って思う部分です

〘カナさん、話は聞いてたね?〙


お姉ちゃんの問いかけに別画面にいるカナさんが頷く。


〘…はい。でも、ななみちゃん。〙


〘うん?〙


〘本当に大丈夫なんですか?〙


そんな問い返しに少し悩んで。


〘大丈夫だ、問題ない〙


〘〘〘〘〘その返しは不安だ……〙〙〙〙〙

〘にゃあ…!(不安すぎる……!)〙



コメント:


:いや草

:草なのよ

:姫除いて全員不安になってるやんけ

:その返しはねぇ

:フラグなのよ

:フラグへし折るんだろうけど

:ね

:それができるだけの技術があるからなぁ



〘ネタになってる言葉は置いといて、大丈夫だよ。そろそろ本格的に動き出せそうだし。〙


〘だといいのですが…〙


〘…私のことは割とどうでもいいから、この後のこと話してもいい?〙


〘…はい。でも何をすればいいんですか?〙


〘うーん…そうだね〙


お姉ちゃんが少し悩んだ表情をする。


〘……うん、まず龍には空から落ちてもらおうか。〙


〘落ちてもらう……ですか〙


〘いい加減ずっと空にいられるのはね。画面分割も大変だろうし、皆も戦いにくいだろうし。空中は曲芸魅せるのには最適なんだけどそれはあくまでソロであってマルチだとやりにくいし…〙


まぁ、確かに…


〘肝心の落とす方法は───〙


〘───“フォールンハンマー”、ですね。……私に言ったということはそういうことなのですよね?〙


〘……流石。技後の救援はこっちに任せて。〙


〘お願いします。…ななみちゃん〙


〘ん?〙


〘……別に倒してしまっても構いませんよね?〙



コメント:


:フラグっす

:フラグっす聖女様

:ほぼ死亡フラグに近いっす

:不安だ……

:……けどなんでだろ、妙な安心感がある

:ね

:思った



〘…殺る気があるのはいいことだけど、形態変化残してるから倒せないんだけどね。〙


〘うっ…そういえばそうでした…〙


〘忘れてたのね……まぁでも、実際遠慮は要らない。使えるものは何でも使って、あの最強を名乗る龍を痛い目にあわせてあげて。〙


そこで一旦言葉を切るお姉ちゃん。


〘あの傲慢な龍に、矮小な人間がどれだけの脅威をもたらせるのか。私ではなく、カナさんの手で。解らせてあげて。〙


〘……わかりました。私が出せる最大火力をもって叩き落とします。〙


〘お願いね。カナさんならできるから。〙


その言葉を聞いたところでカナさんが表情を微妙なものにする。


〘……あの。どうしてそんなに私の力を信用できるんですか…?〙


〘うん?だって普段の配信見てるからね。普段の配信からカナさんならできると判断した。それだけだよ。〙


〘そうですか……〙


〘自信持ちなよ、カナさんってこのゲームのプレイヤーの中でもだいぶ上澄みだと思うよ?〙


〘そう、ですか…?〙



コメント:


:そうなんか

:そうなのか

:でもってそれななみちゃんには言われたくないな……

:超上澄みな癖に自信ないななみちゃんには言われたくないやつや

:ブーメラン刺さってるんよなぁ

:つーかそもそもなんでななみちゃんこんなに自信ないわけ?

:さぁ?

:日奈子先生なら何か知ってるかね

:確かに日奈子ママなら……?

姫華日奈子:心当たりはあるけれど話さないわよ?

:うーむ

:そっかぁ

:まぁ致し方なし

姫華日奈子:どうしても気になるならななみちゃん本人に聞くかななみちゃん自身が話すのを待つことね

姫華日奈子:もっとも話してくれるかは分からないけれど……

:むーん……

:まぁ妥当かぁ

:でも流石に本人に直撃するのはなぁ、というところではある

:確かに

:でもって周辺から聞くのもねぇ



〘う、わっ!?ま、“魔力纏”!〙


そんな慌てたような声のあと、パキンと割れたような音が響いた。


〘……ユウさん?なんか嫌な音した気がするんだけど?何かあった?〙


〘言われた技使ったら刀が折れた!〙


〘あー……その刀って記術石由来だっけ…?〙


〘そう!〙


〘一時的な武器破損……だったら再構築できるけど……今はそんな余裕ないかな?〙



コメント:


:確かになさそう

:なさそうね

:てか今何起こった?龍が放った魔法弾が姫の近くで巨大化した気がするんだけど

:それで合ってると思う

:んで多分姫がその魔法弾を刀で弾いた……んだよな

:たぶんね



〘ていうかいきなり巨大化したんだけど……!〙


〘巨大砲身通ってるからね。当然といえば当然なんだけど……とりあえず逃げて。〙


〘わかった、けど……!当然ってどういうこと!?〙


その言葉に少し固まるお姉ちゃんだけど、すぐに動きを取り戻す。


〘……そうだ、知らないんだったね。巨大砲身はそもそも広範囲連射用に組み上げられたものだってことは知ってるよね?〙


〘うん、知ってるけど……〙


〘広範囲連射用ってことは一点単発用の砲身と違って使用する度の魔法消失はしないようにしてる。つまり意図的に魔法を破棄しなければその場に魔法が残り続けるんだよ。〙


〘うん……〙


〘それだけならいいんだけど……問題はこの巨大砲身の構築に直接描画魔法陣を用いること。〙


そこで一旦切るお姉ちゃん。


〘直接描画魔法陣はね。起動こそ描いた本人がやらないといけないけど、()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()んだよ。それはたとえ味方でも敵でも、あるいは全く関係のない第三者でも。魔法陣の効果が発揮される条件を満たせば何にでも。〙


〘……じゃあ、今の現象は〙


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、っていうことになる。〙



コメント:


:……!?

:うぇぇ!?

:つまり姫は自分が構築した魔法を……!

:敵に利用されたってことか……!

:うわぁ……

:でもそれにしては姫無傷よな?

:あ

:確かに

:言われてみれば

:さっきななみちゃんが言ってたカレイケンのアオノイチとかいうのが関係してるのかね

:あー……

:でもアオノイチってなんだ?

:普通に考えれば華麗剣の青の一……か?

:でも何それ?



華麗剣……ではなく、花礼剣の青の一。正式名称では“花神流礼剣術 青の一刃 鏡雨(かがみあめ)”。


水の粒子を鏡のように使い、相手の光線系攻撃を反射する“水”の技。


雨が降ってるとより広範囲かつ高純度で反射できるんだけど…まぁそれはそれ。


〘刀は折れちゃったけど、“青の一”の性能はだいぶ高い。それはユウさんも分かってるはずだよね?〙


〘……うん。折れちゃったけど、完全に跳ね返してくれたからね……〙


そう言いながらも表情が曇る。


〘でも、刀……剣がないとボクはアレを使えない…〙


〘なら、私が時間を作る。〙


〘え?〙


困惑した声。


〘少しだけど私が時間を作る。その間にさっきの刀を再構築するでも別の剣にするでもいいから剣を手にして。〙


〘……大丈夫なの?〙


〘一回だけなら。ごく短時間なら支障はない……よね?祟。〙


その問いかけに唸るような声のあとため息が聞こえる。


〘…一回だけだぞ。まだ万全じゃねぇんだ、あまり無理すんな。でもって、使えるのも第一段階までだ。それでいいな?〙


〘第一が使えれば十分。ユウさん、仮に再構築するとして時間はどれくらい必要?〙


〘え、あ、えっと……!〙


〘ガァァァァ!!〙


〘っ、横に避けて!!〙


〘は、はいっ!!!〙


ユウさんが身体を動かすと龍の巨大な魔力槍がギリギリを通過していった。


お姉ちゃんの急な指示にすぐに反応できるあたり本当に対応力高いと思う、ユウさん…


〘えっとね、3秒で行ける!〙


〘わかった、合図はするからその間に作って。〙


〘了解…!〙



コメント:


:3秒で行けるんか…

:3秒で済むんや

:にしてもマジでななみちゃん無理しないでよ……?

:それ

:それよ

:精神疲労起こしてないらしいのがまずおかしいんだけど疲労で動けなくなったわけだからね…

:瞬間出力えげつないのに精神疲労じゃなくて総合的な疲労なのがななみちゃんの規格外さよ

:分かる

:それね

:普通精神疲労が先やろ…



〘祟。〙


〘おう。……マジで無理はすんなよ、発動位置だけ指定して持続はオレに任せとけ。〙


〘わかってるよ〙


〘にゃー……(あの……)〙


〘何をするつもりですか……?〙


〘…あぁ〙


りりにゃんさんとリンネさんが聞いたことに少し首を傾げてから納得したように頷く。


〘妖刀が持つ力の1つ。それを解放する。…みんな知らないか。〙


〘妖刀の……〙


〘にゃぁ……?(力……?)〙


〘ですか…?〙


〘……息ぴったりだねー。〙



コメント:


:ね

:そうね

:にしても妖刀の力……?

:妖刀……

:確かに妖刀もこのゲームの武器だから付属スキルとかあるだろうけど



〘行くよ、祟。〙


〘おうよ。〙


中段の構えで静かに息を吐く。


〘此度開くは───私達が使う想撃。その基盤となったものである。〙


〘想撃の……〙


〘基盤?〙



コメント:


:想撃の基盤?

:そんなんあったんだ

:辻本さんなら知ってそうだけど

ミトロジア辻本:嘘……

:あ、やっぱり知ってそう?

:知ってそう

ミトロジア辻本:嘘、まさかそれを使えるんですか!?

:え?

:え???



〘“第一段階───術式展開:(じん)”〙


そんな宣言がされた一瞬の間。刀の刃が歪んだ、ように私には見えた。


どっちかというと特徴的なのはお姉ちゃんの周りに発生した紅い瘴気だと思うんだけどね…



コメント:


:術式展開?

:術式展開……だと…?

:知っているのか

:いや知らん

:おいこら

ミトロジア辻本:うそ………準備段階を飛ばして第一段階に直行…?

:ほぇ?

:はぇ?



〘……本当なら、第二段階、第三段階……って続くんだけどね。〙


〘おい〙


少し不機嫌そうなその声に苦笑いするお姉ちゃん。


〘分かってるよ、それをやるだけの余裕は今の私にはない。だからこそこのまま放つ。〙


〘なら良し。〙


そこから少し沈黙ため息のような声。


〘…移動位置予測演算完了、出現座標誤差三秒指定。いつでも行けるぞ、ななみ。〙


〘了解。行くよ、ユウさん。〙


〘いつでもいいよ!〙


その言葉に頷いて刀を振りかぶる。



コメント:


:どきどき

:どきどき……

:そわそわ…



〘〘───肆ノ型〙〙



コメント:


:しのかた?

:死の型?

:四の型?

:こういう場合って“肆”じゃね?

:あー…

:てことは前に壱ノ型、弐ノ型、参ノ型があるのか



〘〘“呪系断層”〙〙


そう静かに告げると同時に振り下ろすと───


〘ガッ!?〙


〘わっ!?〙


───バリッ、という音とともに龍とユウさんの空間が大きく裂けた。


ユウさん視点ではノイズを纏った紅い壁が広がった感じ。


龍は急停止したからダメージ受けてないね…


〘…流石に自ら当たりはしねぇか〙


そう呟くと同時に空間の裂け目が閉じる。


〘きっかり3秒。時間の正確さもそうだけど、ユウさんの魔法陣斬らないように位置調整する時点で相当凄いけどね。〙


〘位置指定はテメェだろ?〙


〘指定はね。調整はしてないよ。〙


そんな言葉にため息が聞こえる。


〘…まぁ当然だろ、“呪系断層”は呪力を断ち斬っちまうからな……そこに通り道が重なった瞬間、その通り道を抹消しちまう。あの通り道は構築すんのも時間かかんだろうが。それは使えるテメェが一番分かってるはずだろ?〙


〘まぁね……その上少しの間魔力を通せなくなるから魔術師殺しの技でもあるっていうね。〙


〘よく覚えてら……あの小僧はいくつもの術を使ってんだ、少しでも当てちまったら堕ちるぞ。〙


そんな会話をしてる中でお姉ちゃんが妖刀を見つめる。


〘……んだよ〙


〘……祟。あなたもしかしてユウさんのこと大分気に入ってる?〙


〘なっ……んなわけねぇだろ!?〙


〘いや気に入ってるようにしか見えないんだけど。〙


〘テメェが気に掛けるからコッチも気にかけてんだろうが!!決してあの小僧のためなんかじゃねぇんだよ!!〙


〔ツンデレだナ〕


〔ツンデレですね〕



コメント:


:草

:草w

:草なのよ

:草生える

:流石に草w

:これは紛うことなきツンデレ

:これはツンデレですなぁ

:なんだろう可愛く見えてきた

:妖刀ツンデレ女子概念…

:ひらめいた

咲良朔:擬人化男の娘化イラスト描いてきます

:いや草

:朔ママ……!

:単純な女体化じゃなくて男の娘なのが本当に草

咲良朔:女の子にしてもいいんですけど組み込まれてるAIの性別を尊重した方がいいかなと

:あー……

:あぁ…

:そっか朔ママって一番最初の子にして一番有名な子が姫だから忘れがちだけど別に特段男の娘が好きってわけじゃないもんね

:そういえばそうやね

:なんというか雑食?

:雑食かなぁ

姫乃あかりん:お供しますお義母様

:おか…

:おか……www

:お義母様で草なのよ

:お義母様で草っす

:でも実際あかりんさんはそれを言える立場だからなぁ……

:やね

:姫の実の妻という立ち位置は非常に強い

:“姫の妻”って書くと字面的には百合だが実際はただの普通恋愛定期



〘つーか!!持続に関してはテメェに鍛えられたんだろが!!〙


〘そうだっけ?〙


〘忘れてんじゃねぇ!!平気でオレの力超えてくるようなことしてきやがって!!テメェの力に追いつくのにどれだけ苦労したと思ってんだ!!〙


〘あぁあれか……〙


〘マジで忘れ───いや違ぇな、テメェアレ特に気にしてなかったな!?クソッ、これだからテメェは……!!〙



コメント:


:でもななみちゃんのことが好きなんでしょ?

:でもななみちゃんのこと好きなんでしょう?

姫華日奈子:でもななみちゃんのことが好きなのよね?

神凪:でもななみちゃんのこと好きなんだよね?

:でもななみちゃんのこと好きなんでござんしょ?

:いや草

:日奈子ママと神凪ママまで同じ事言うのは草しか生えんぞ

ミトロジア辻本:……あの、今あの妖刀“力を超える”って言ってました…?

:ん?

:ん??



〔ン?確かに言ってたナ〕


〔ですね……って、ん?……単一武器の力をプレイヤーが超えるってよく考えたらおかしくないです?〕


〔…………………まぁななみちゃんだシナ〕


〔まぁななみちゃんですからね……〕


〔お二人ともそれで終わらせていいんですか…?〕



コメント:


:まぁななみちゃんだしなぁ

:ななみちゃんだからなぁ…

:ななみちゃんだしそれくらいできそうというかなんというか

:なんか今回見てて思ったけど姫もななみちゃんもういちゃんもずっと常識の範囲外にいるから……

:ねー

P-UI:私まで同列なんですか!?

:え、当然?

:当然じゃない?

:ういちゃんもほぼ同列じゃないかなぁ

:ルーン魔術がそもそも常識外なんで

:んね



えー……流石に武器の性能超えるお姉ちゃんと同列だと思われるのは……


だって、お姉ちゃんって現代の花神流の使い手で頂点に位置してるんだよ……?


それは即ち、霊力と魔力という力の種類は違うとしてもほぼ同じ発動経路を持つ想撃を使う者の中で頂点とほぼ同列ということになる。


その頂点に位置する……歴代の使い手の中で“最強の使い手”とまで呼ばれているお姉ちゃんと全部を扱いきれない私が同列なわけがない。


……まぁ、“最強の使い手”と呼ばれるのがお姉ちゃんにとって良い事なのか悪い事なのか、っていうのは……


「……………」


…………どう、なんだろうね。無能のくせに生意気だ、って分家の人に言われてるの見たことあるから。



コメント:


:ちなみに単一武器の性能超えてなんか問題あるん?

:言われてみれば

:確かに



〔アー……知らネェのも無理ないか。〕


〔ですね。単一武器に付与されているスキルというのは基本的なプレイヤーが出せる出力を大きく上回ったものなんです。本来であればその武器のスキルに振り回されるだけ、もしくは制御できるだけ……というのが単一武器のスキルです。〕



コメント:


:ほう

:ほうほう

ミトロジア辻本:そんな代物を扱いきるどころかより高い領域にいるなんてだいぶおかしいんですよ…!

:ほぇぇ

:はぇぇ

:……でも神速剣使える時点でなぁ

:それよね

:それやね

:なんか今更感ある

姫華日奈子:それに関してはななみちゃんのスペックが高すぎるだけよ……風雷轟一剣が使えたところで同じ事が出来るわけじゃないわ

:はへぇ

:そうなんだ

:ちなみにそういう日奈子ママはどうなんです?

:確かに

:気になる

姫華日奈子:私はそもそも適合する単一武器と出会えていないからそれ以前の問題よ……

:あー……

:なるほど

:適合問題か……

姫華日奈子:……まぁ、魂を啜ると言われる妖刀にそれを拒否されるななみちゃんがおかしいのだけど……

:……えぇ

:なにそれ……

:そういやその魂を啜るってのマジなん?

:あー……

:うーん…?

:一応このゲーム死人はいない…よね?

:ハード側の安全機能のおかげで脱水・飢餓による死人はおらんな

:そこんとこどうなの?

ミトロジア辻本:一応本当ですよ

:あ、そうなん?

:そうなの?

ミトロジア辻本:さっきななみちゃんも言ってましたけど想撃の基盤ですから

:あー…

:うん……?

:なんか分かったような分かってないような



実際“魂を啜る”に関してはよくわかってないけど、ちゃんとプレイヤーに干渉はしているみたいなんだよね。


ママの話では昔お姉ちゃんが妖刀を使ってたとき、“テメェの魂を啜ればオレが壊れる”って言ってたらしいし。妖刀は……ううん、多分単一武器はちゃんとプレイヤーの何かを観てる。


……妖刀が壊れるって言ったのは……それも、お姉ちゃんの異常性か。


娘の私でも分かる。お姉ちゃんははっきり言って異常だ。


どれだけ無能だと呼ばれていても、お姉ちゃんのアレは……アレだけは。


───()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、なんてのは。


例え、それが花神流だったとしても。絶対に、異常だ。

本当は龍を落とす所までやりたかったんですけど、予想以上に筆が乗ったもので……

あと、手刀を使って刃物で斬ったように物体を切断するっていうのは一応結ちゃんにもできます。…が、それは霊能力の副産物である糸に斬撃性を持たせたものを手に巻き付けてできることなので純粋に霊力を斬撃性を持たせて纏うことで切断するのは異常だと見えるわけです。

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