表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

良い人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


大人しくて、素朴な貴方に恋をした。少しでも自分に興味を持って欲しくて、慣れないなりに優しく接したつもりだった。言葉使いとか、態度とか、人相の悪さを補う為に、頑張ったつもりだった。その結果がこれである。

――貴方はとっても良い人なので。

満面の笑顔で彼女はそう言った。何の毒気もない、あどけない笑顔であった。

言われた後、何も言え無くなった。ただ下唇を噛んで、当たり障りのない返事しか出来なかった。あぁ、あの時、手荒い口付けの一つでもすれば、何か変わったのだろうか…………。


学校の中庭で、木枯らしの吹く音を聞きながら、ぼんやりとしていると、隣に誰かが腰掛けた。この乱雑で、相手に対して気を遣わない座り方には覚えがある。無言を貫いていると、痺れを切らした様な声が聞こえて来た。

「今日も君の話をしていたよ。あの子」

あの子、と言うのは此奴の友達。そして俺が恋した人の事だ。どうやら俺の話が頻繁に出るらしく、此奴の口から話を聞く。しかし内容までは話してはくれなかった。何時も楽しそうだとか、嬉しそうだとか、そんな彼女の反応ばかりを延々と伝える。

「でも、『良い人』止まりだ。恋愛対象じゃない」

其れって恋愛対象に思われて居ないって事だろ? 好きでも嫌いでも何方でもない。何も俺に対する思いがない。もう少し、意識してもらう様な行動を起こせば良かったのか。さり気なく体に触れるとか。もしくは……手酷く憎まれるような事とか。

でも……やっぱり出来やしないのだ。嫌いになって欲しくない。所詮、腰抜けが発した遠吠えに過ぎない。

「まぁ、世間一般にはね。あの子は特例」

そう言うと、此奴は悪戯っ子の様に笑った。言いたい事は済んだ用で、その場をさっさと去る。此奴らしい。自分が生きたい様に生き、振る舞いたい様に振る舞う。相手の事など顧みない。暴君め。

「興味が無い、嫌いな奴の話をあの子はしないもんだよ」


その後、一人で廊下を歩く彼女に鉢合わせた。手には結構な量のノート。ギリギリ前が見える状態で、よろめきながら歩く。こんな状態だと人にぶつかるのも時間の問題だった。

彼女は俺と目が合うと、僅かに頷いた。会釈したのだと気が付いた。

「持つよ」

「あ、いえ、その!! だい……」

体の半分を覆う物を受け取ろうとすると、慌てた戸惑いの声が聞こえてきた。大丈夫だと言いかけた言葉を無視し、半分回収。これで大丈夫だろう。転ぶ事もぶつかる事も無い。

「やっぱり……良い人です」

消え入りそうな声を受けて、彼女を見る。ただ耳先を真っ赤に染め上げて、俯いたまま。あぁ、少しだけ期待しても良いだろうか?

女子ちゃん

大和撫子。中身も外見も。

人当たりは良いが、心はなかなか開かないタイプ。

お友達に対しては結構開いてる。

今回は相方の係の子が休み、横着していた所。

ヨロヨロ。

最後のは

きっと私以外にも優しんだろな〜。

でも、そうだとしても好きだな〜。

の良い人。


男の子

人相悪め。でも中身は優しい。

手荒くする事も考えたが、根が善良だから出来無かった。

この子じゃなくとも、手伝いそうだな〜!!

でも、恋敵増やしそうだから、控えてそうだな〜!!


愛が憎になるのって一瞬ですけど、その逆ってそうそう無い。というのが私の意見です。(前も話した気が……)

良い人。ってそんなに嫌な言葉かな〜?

良い人が好い人にコロッと行くのって、存外小さなキッカケな気が。

なんて思ったり。


言いたいことまた纏まったら此方から。

耽美奇譚また書きたいです。ヤンデレネタで。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ