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この世界はきっと愛で出来ている!~神様代理人のハピエンルート開拓史~

【没版】この世界はきっと愛で出来ている!ー転生神様、ハピエンルート開拓中ー

作者:茜野
 事故に遭って命を落とす事となった日本人の青年──神村一織(かむら いお)は目を覚ますと《神様》と名乗る見覚えしかない自分そっくりな幼い少年と出会う。

「お兄ちゃん、お話書くのが好きなんでしょ? ぼくの“お誘い”受けてよ。ぼくらが協力すればお互い退屈しない、素敵な世界が出来る筈! きみも“神”になって一緒に新しい世界を作って遊ぼうよ!」
「だから俺は神にはなりたかねぇっつってんの! 何でそんな面倒臭いものにならなきゃならんのだ!」

 神様に連れられ行き着いた異世界とは、神様が持つ本の中で物語として幻想と生きる夢の理想郷──『箱庭』。
 しかしもう何度と世界滅亡を繰り返すようになってしまったループ■■■回目のその世界では、物語を綴り続ける筈の“賢者”達が姿を消してしまい、干渉しないという制約をかけていた神様も面倒だからと見捨ててしまう。
 そんな異世界の事情を聞いて神様の誘いを断った彼は、二つの使い魔と共にその終わりかけの世界へと乗り込み奔走する事に。
 その目的とは──、

「要らないのなら俺にくれよ──お前が見捨てたその“世界”をよ。」

 自身を助けてくれた“誰か”の為に、目指すはループも崩壊も食い止める事。
 
 贖罪の業を背負った“賢者”達各々の思惑や、人間と魔族の確執が世界に亀裂を与える中、《神様代理》となった一織の世界の命運を賭けた旅路が始まる──。



 ***



 この世界の主人公はきっと彼なのだろう。
 終わる世界でいつも独り立ち尽くす。

 彼が愛したものは──殺しました。
 彼が信頼するものは──亡くなりました。
 彼が守るべきものは──もう何も、解らない。

 荒廃した世界はいつだって彼の知らない所で何度も、何度も、何度も何度も何度だって繰り返されてきた。

 彼──勇者はいつも思うのです。
 この世界が早く──無くなってしまえば良いのに、と。

 そうして“独りぼっち”の彼は自ら息絶えるのを、何度だって繰り返しました。



 自らを呪った勇者も、全てより一人を選んだ獣も、物語にすがった少年も、忘れ去られてしまった誰かも、人々を愛した人形も。
 それはきっと、点と点が無数に繋がった線の先で紡がれるはてしない物語の一つなのだろう。

第一幕 読み送り編
4.王国の三兄妹。
2022/05/25 17:46
5.激動への示唆。
2022/05/31 00:43
6.我が誰ぞと己に問ふ。
2022/06/01 01:01
13.賢者達の罪と罰。
2022/06/21 01:15
第二幕 差異の迦楼羅編
19.孤高とこどくの狼少年。
2022/07/21 00:00
25.52ヘルツの子供達。
2022/07/31 12:10
27.色素の無い神様。
2022/08/11 00:00
28.玩具箱の中の猫。
2022/08/11 00:13
【没】誑か師と騙り部。2
2023/06/24 09:51
【没】誑か師と騙り部。3
2023/06/24 09:54
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