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愚カ者<人間>ノ世界ヘヨウコソ

「争いを無くすには人類をこの世から抹殺すればいい」


極端な意見ではあるが、人の歴史を辿ればあながち間違いではないと僕は思う。


戦争という非生産的な行為を長い歴史の中で好んで行っている人類は愚か者としか言いようがない。


正義、国益、秩序、理念……あらゆる理由で争うことを選んでいる。


実に愚かだ。そして今日もこの星のどこかで人類は争いと殺し合いをしている。


残念ながら僕もその1人だ。分かっているのに止められない事実に悲しくなる。


昨日を生きるために、今日を生きるため、明日を死なせないために。


愚か者はニンゲンを否定して生きるために愚か者としてニンゲンが今日を生きる。


S・A

■観測者の世界


人殺しは悪徳である。


 太古の時代からの不文律であり、人類の歴史の中で他者の命を奪う行為は禁忌とされている。

 それは「道徳」の概念で悪とされており「法律」というシステムで明確に禁止されている事だ。

 君が強い憎しみを抱く相手がいたとしよう。

 「殺してやる!」と言葉にするほど憎い相手であったとしよう。

 そんな相手であっても実際に殺してしまう人間は極々少数なんだ。

 違法行為だから?

 もちろんそれもある。だが一番の理由は人を殺したくないからだ。

 殺意を口にしているのに?

 口にしていてもだよ。単純な話、人間は本能的に死が恐いんだ。

 憎い相手が死ぬだけだ。自分が死ぬわけじゃあないだろ?

 ……それは人間を超越した考えだ。だけど、そんなニンゲンによって人類史は築かれてきた。

 悪徳で不文律で禁忌とはいったい?

 矛盾に満ちた度し難い生き物が「ニンゲン」っていう事だ。

 では一緒に見届けようか。彼らにとっての終末となる世界を。


■南部特別輸送貨物列車内


 寿司詰めの貨物列車の隅で少年は静かに座っていた。

 静かなのは少年だけではない。50名以上が乗車しているであろう貨物列車の区画内は静寂と暗闇に包まれている。むせるような男臭が充満するも換気できるほどの大きな窓は備わっておらず衛生的に地獄のような車内とも言える。

 だが、誰も不満を言わずにただ静かにその場に腰を下ろして静かに祈っている。この「天国」の様な時間が少しでも長く続きますように――と。


「お兄ちゃん、ルーキーか?」

 すぐ横から声が飛んできてビクッとなる。声の方向に目をやると浅黒い肌の男と目があった。こ、恐い!

「じ、自分でありますか!自分は――」

「大きな声を出すなよ。休んでるやつもいるから静かにな」

 光源乏しい暗闇の車内から一斉に視線が集まる気配を感じ、周りに何回も頭を下げて謝罪の意思を伝える。そんな様子を見ながら苦笑していた男が再び話しかけてきた。

「その様子ならルーキーで間違いないな。悪かったな急に話しかけちまって」

「恐縮であります。ええっと……」

「堅っ苦しい言葉はいらんぞ。正規兵じゃねえんだからよ。お兄ちゃんもそうだろ」

 男はシニカルな笑顔を浮かべながら肩をポンポンと叩く。髭ヅラの「厳つい」見た目ではあるがいい人そうで内心ほっとした。

「あっ、はい。今は兵役中でして……こんなに早く戦場に行くはと思ってもいませんでしたけど」

「ま、戦争中だからしゃーねえわなっと、お兄ちゃんずいぶん若いように見えるが今いくつなんだ?」

「歳ですか?15です」

「15!?俺の半分以下じゃねえか。いや!まてまて!お前さん、いつから兵役についてんだ?」

 こちらの年齢を聞いて男は声をあげる。先ほど「静かにな」と言っていたのにも関わらず……何かおかしな事でもあるのだろうか?注目されている気配を感じるが大丈夫なのだろうか?ひとまず声のトーンを落として耳元に近づいて返答を。

「入隊したのは去年の9月だったんで、軍歴は5ヶ月ってとこですね」

「マジで?」

「えっと、何かおかしなとこでもありますか?」

 男は心底驚いた表情を浮かべながら話を続ける。

「5ヶ月って言ったよな?短すぎんだよ!短期育成みたいなのは聞いたことあるけどよ……どんな教育を受けてきたんだ?」

「教育ですか?えーとですね……生活と規則と……銃の取り扱いについて少し」

「それだけか?」

「あ、射撃訓練はここに来る前に少しやりました」

「軍事演習はやらなかったのか?」

「演習って何ですか?」

 最後の返答で男の表情が一層険しくなる。どうやら「おかしなとこ」があるのは間違いないようだ。

「あの……何か至らない所でもありましたか?」

 不安な気持ちで恐る恐る「おかしなとこ」を男に質問してみた。そして、返ってきた答えは――

「……お兄ちゃんさあ、この列車がどこに向かっているか知ってんのかい?」

「南部戦線ですよね?僕達のステイツ王国と敵対国のシコシコ王国の国境線です。え?間違ってませんよね?」

「間違ってねえよ。大正解だよ。で……南部戦線が今、どういう状況かは理解してるのか?」

 南部戦線―― 当然、知っている。出発前のブリーフィングで教官殿から何度も説明されている。

「現在、我が軍優勢。南進を加速度的に進めている」

「正解。最近の新聞によく出る見出しってやつだな」

「僕……僕達は南進している南部戦線の援軍です。僕みたいなルーキーと一緒で不安なのも分かりますが命令を受けているんで」

 熟練兵は新兵を嫌う傾向がある―― これもブリーフィングで教官殿から説明されている。命がけの戦場ではたった1人の失敗で部隊が全滅する事もある。全滅とはすなわち「死」……誰だって死にたくはないものだ。だが、そんな事を言っていては兵士が育たないのも事実。嫌われるのは仕方ないと割り切る事を教えられた。男もそんな熟練兵なのだろう。

「いや、お兄ちゃんを嫌ってるわけじゃねえよ。誰だってルーキーから始めてんだから文句なんてねえよ」

「……助かります」

「おっ、おう」

 傾向があるだけで好意的な熟練兵も当然いる。何だろう。まるで戦意高揚を目的とした戦争映画に出てくる気のいい黒人兵士のようだ。髭顔で厳ついのにかわいいなこの人。


「まあ…………お兄ちゃんには話してもいいかな」

 照れた顔から一転し、急にまじめな顔でそんな事をつぶやいた。顔を耳元まで近づけてきたのは「ないしょ」のお話らしい。お髭が耳に当たってチクチクするのはご愛嬌。

「別に秘密ってほどの事でもないんだが大きな声で話すことでもないわけよ。分かるか?」

「……分かりました」

 秘密ではないがあまり宜しくない話なのは確かなようだ。素直に同意して続きを待つのだが――

「実はな……中央や他の戦線で正規兵が余ってるんだわ。特にタワーではな」

 ――国内の配置状況。醜聞<ゴシップ>あたりの話だと身構えていたので少々拍子抜けだ。

「今回の南部戦線とどういう関係が?」

「兵役中の訓練兵が出張るほど切羽詰った状況じゃあねえって事だ。正規兵<ひと>が余ってんだから」

「……」

「訓練兵はお前さんだけじゃないんだろ?今日はお兄ちゃんみたいなやつがけっこういるからな」

「少なくとも同期は全員、南に向かっていますね」

 訓練部隊に配属された同期たち約200人は漏れなくこの貨物列車に乗車中である。もちろん少年と同じピカピカの1年生<ルーキー>である事は説明するまでも無い。

「俺も有色徴兵された身で正規兵なんかじゃあねえ。この列車には乗ってねえが俺と同じの<有色徴兵>もかなりの数が南に行っている」

「正規兵を投入せずにルーキーや……えっと、非正規兵を使うのはおかしいと?」

「有色兵士<カラードソルジャー>でかまわねえよ。お兄ちゃんはそういうの気にする人間か?」

 この国の歴史は移民の歴史。建国から200年以上たったステイツ王国は多種多様な人種が集まる「多人種国家」である。そこには当然人種による争いがある。差別し差別されの歴史は長く、他の国の追随を許さぬ負の遺産。そして人種以外にも……。

「こんな時勢ですから。言葉に気をつけないと後が恐いと言うか……」

「ははっ、あんなのはお金持ちの『哀れな有色<カラード>をかばう私かっこいい』ごっこ遊びと……あまり同胞を悪く言いたくはないんだがいわいる利権ってやつだからな。こんな所で兵隊をやってる俺にはあんま関係ない話よ。白<ホワイト>だ黒<ブラック>だので気を使われすぎると寂しいもんだぜ」

「勉強になります」

「応よ!んでな、話を戻すとよ――」


 内容は大まかにこうだ。

 現在、戦争中のシコシコ王国との国境付近の南部戦線ではステイツ王国がかなりの優勢でありシコシコ王国の領土を猛烈な勢いで切り取っている。これは朗報で間違いない。だが、戦線を拡大「しすぎる」ことは悲報なのだ。補給線の確保、占領地の統治、治安維持などには人もお金もかかる。一番の問題は領土が広くなればそのぶん戦力が分散され反撃された場合に各個撃破される危険が高まる。

 ここで1つ目の疑問が出てくる。

 急激な戦線拡大が悪手なのは軍人であれば常識である。過去の歴史を紐解いてもこの悪手を打ち補給線を維持できず、占領地で反乱を起こされ、敵地でゲリラ的な反撃を受け、敵軍の総攻撃を受け、と大敗した例は驚くほど多いのだ。「電撃戦」と言えば聞こえはいいがリスキーな戦術である事は歴史が証明している。劣勢時に博打的に使う、もしくは足の速い強力な部隊があってこその電撃戦なのだが――

「そんなに優勢なんですか!?」

「1年足らずでシコシコが半分になっちまってるて話だ」

「いや、うちの国ほどじゃ無いにしてもシコシコ王国ってけっこうな領土――」

 シコシコ王国は山岳地帯が多い国で侵攻が困難な地形をしている国だ。その上、領土自体も世界でも有数の広領土なステイツ国の3分の2という広さである。シコシコを攻めるなら海からという定石があるのだが南部方面軍は陸軍直轄のはず。

「知り合いの有色兵士が前線にけっこうな数行っててな。手紙で同じ様な話を何通も貰ってる」

 にわかには信じがたいが真剣な表情からは嘘と思わせない凄みを感じる。だが、明らかに常識の範囲から逸脱した戦果なのだ。シコシコ側に配置されている戦力だけで国を半分切り取っている……1年でだ。

 少年は軍人としての教育を全て受けたわけではない。それでも異常事態だとは分かるぐらいには学んでいた。

 そして2つ目の疑問を男は口にした。


「で、だ。勝っているのは喜ばしいことなんだが現場では問題もかなり起きているらしい」

「らしい、とは?」

「手紙で知った話だからな。まあ、聞けよ。補給が行き届いてなくて現地調達で賄っている部隊が多いってよ……意味分かるだろ」

「えっと……どっちの意味ででしょうか?」

「そうやって聞き返せる時点でわかってんだろ。両方の意味だ」

 現地調達―― 軍からの補給とは別ルートの補給であり、主に占領地で食料や燃料(武器弾薬などの軍事物資は流石にムリ)などを調達する方法だ。シコシコ王国でステイツ軍が買い物をする……なんて平和的な取引が見込めるはずもない。1年足らずでステイツ王国の通貨が流通するはずも無く根本的にフェアトレードの原則が通じない。良くて軍票、悪くて徴収と言う名の略奪。占領地の住民からすればこちらはまごうことなき侵略者。治安維持の観点から見れば最悪である。いつ反乱をおこされてもおかしくないのだ。

 だがそれ以上に問題なのが――


「補給が追いついてないって事ですか?それ、拙い状況じゃ」

「本国からの補給は無え、現地の治安も最悪、おまけに補充はルーキー達と来たもんだ」

「我が事ながら最悪ですね。笑えない……本当に笑えない」

「ははっ、そんなお兄ちゃんに1つ笑える話をしてやろうかな」

「思いっきり楽しいやつをお願いします」

 乗ってきたじゃないの!とウインクを1つ。髭面の厳つい顔がかわいく見えるよ。これが戦場マジックってやつなのかな?

「これは噂なんだが……噂だからな!?」

「はい、噂程度に聞きます」

 秘密の次は噂話。今度こそ醜聞<スキャンダル>が来るのではと期待&待機!

「南部戦線……南部方面軍の司令官なんだがどうも王様と仲が悪いらしい」

「王様?王様ってステイツの王様ですよね?シコシコのじゃなくて」

「うちの王様な。そのせいで軍の中央と対立してるらしい。補給の件もそこらへんが原因だと」

「仲が悪いって理由だけで戦局を不安定にさせるもんですか?割に合わないと思いますが……」

「だろう!だから理屈に合わない笑える話なんだって……まあ、補給不足で苦しんでいるやつらの戯言ってやつかな」

「上官殿の悪口を笑いのタネにするのは万国共通ですからね」

「お?お兄ちゃんも言うねえ」

 そう言って目を合わせた所で声を押し殺しながらクスクスと笑いあう2人の兵隊さん。いつか観た戦争映画の1シーンの様な楽しさがあり、それがまた可笑しかった。

 揺れる貨物列車の中、少年は戦場を思う。これから待ち受ける地獄を思う。そして、この「天国」の様な時間が終わりませんように――と。


■アン・ルイス・ポトツ軍用特別駅


 朝と言うには薄暗く、夜と言うには薄すら明るい空の下、少年は駅に降り立つ。いや、戦場に立つのだ。

 血と硝煙の匂いを嗅ぎながら、敵<おともだち>の大砲の音で目を覚まし、戦友だった「物」の隣でレーション片手に優雅な朝食を取る―― そんな、楽しい新生活を思うと乾いた笑いしか出てこない。

 熟練兵の皆様は紫煙を吹かしながら一服休憩の真っ最中である。少年は……そういった趣味はないので山の空気で白煙を吹かしながら一服休憩。一応未成年だからね。未成年と思われるの兵士でも紫煙を吹かす猛者もいるにはいるが誰も気にしない。軍隊なんてそんなものだ……訓練部隊時代にそんな事をして教官殿に見つかったら「妹とファッ●していいぞキック」を喰らうらしいのだが。

 さて、南部戦線に集められたルーキーたちの集合まであと数時間ある。そこからはスケジュールに沿った忙しい行動になるだろう。心安らげる時間が保証されているのは今ぐらい。ならば、この時間を満喫するべきか―― と、夜明け前の景色を満喫している中。

「なーに、黄昏てんだよ。こんな殺風景な山なんて見てても面白くないだろ」

「自分、シティボーイなんで」

「シティボーイって面かよ」

 声をかけてきたのは髭面の厳つい男。貨物列車での話し相手だったその人。

「おかげさまで寝不足ですよ。シティボーイ面が台無しにされましたね」

「ルーキーにちょっかい出すのは伝統ってやつよ。おかげで道中楽しめたわ」

 心地よい皮肉&悪態の応酬。こんな人と一緒の部隊なら楽しいかもしれないな。

 明るい朝の光の中だと際立つ純粋な黒人の風貌。そして、意外とヒョロ高い。生まれた時代が違えば運動選手として名をはせたのではないか?とそんな事を考えていた。そして、別れの時が近づいている事を感じて切なくなる。

「じゃあな。そろそろ行くわ」

「はい……えっと、名前、名前は?」

「こらこら、人に名前を尋ねるときは自分から名乗るもんだってルーキー」

「あ!?失礼しました。僕は――」

「マック・ドナルド。階級は陸軍軍曹だ」

 軍曹―― 下士官だったとは驚いた。少年から見れば軍曹ば立派な地位なのだ。間違ってもルーキーと一緒に貨物列車に詰め込まれて戦場に「輸送」される立場ではないはずなのだが―― そんな疑問を表情で察したのかマックが自傷じみた口調で言葉を続ける。

「まあ、陸軍軍曹と言っても有色兵士<カラードソルジャー>のだからな。たいしたもんじゃあない。でお前さんの名前は?」

 内心を言い当てられてドキッとするも、ようやく自分の名を名乗れる番になり、背筋を伸ばし足の形を整え大きな声を出すように――


「自分はコーラ・ゴア特務二等兵であります!」


 ――と、答えた。


「コーラ二等兵……また会おう。貴官に武運を<グッドラック>」

「軍曹殿もご武運を<グッドラック>」


 今生の別れになるかもしれない。切ない気持ちを抱きつつも敬礼で見送る自分自身に軍人としての誇らしい感じた。そう、これは戦争映画の1シーンの様な映画ではない現実なんだ……さらば青き日の君。

 次に会った時には一杯奢らせてく――


「おっと、お兄ちゃんに言い忘れていた事が1つあったわ!」

「台無しだよ!」


―― せっかくいいシーンに浸っていたのに。グッドラックを返して欲しい。奢りも無し!

 そんな不満もお構い無しにコーラの首に手を回して耳元で「ないしょ」のお話の体勢に入る。


「笑える話で言い忘れていたんだ……ここの司令官やべえやつだって噂だぜ」

「王様と仲が悪くて補給もまともに貰えないのに国を半分落としたんですよね。聞きましたよソレ」

「シコシコを落として自分の国にしたいんだってよ」

「……は?クーデターって事ですか?」

 クーデター―― いわゆる軍事蜂起と言われる自国の軍事力で自国を簒奪をする行為。かなりの外道行為であり、成功したとしても簒奪者の汚名から諸外国から忌諱されると言われている。

「馬鹿!声が大きい……ある意味クーデターかもな。ステイツの軍隊を使ってシコシコを自分のモノにするって事だよ」

 そして、クーデターとは軍において禁忌中の禁忌である。ある種の軍事的ロマンチズムはあるが成功した事例は失敗に対して極僅か。そんな動揺するコーラに畳み掛けるようにさら耳元でささやく。

「ある程度、軍に身を置いてるやつなら誰でも知っている噂話……英雄になりたいのか。もしくは王様になりたいのかもな」

「……国家反逆罪ですよね」

「本人は否定しているらしいが……まあ、方面軍指令なんざ縁はないとは思うがお兄ちゃんも巻き添えを食わないように気をつけろって事だ」

「巻き添えを食ったら……?」

「国家反逆罪は一族まとめて死刑……かな」


 「ないしょ」話を終えたマック軍曹は片手を軽く上げて去っていった。

 そして、別れを惜しむ間もなくコーラ特務二等兵にとっての愚か者の世界が回り始める。

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