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第7話 仕事2(ネル視点)

カルーが大量に居るという草原に着いた。

「どこにもいねえじゃんか」

髭を生やしたオッサンが言った。(以後オッサン)

「ホントに此処で合ってるのか?」

変なローブを着た若そうな男が言った。(以後ローブ)

「何も居ないみたいだな」

山賊っぽい奴が言った。(以後山賊)

オッサン達ってもしかして駆け出し?


私はてくてくと、近くに穴が沢山あいている場所に行き、そのうちの1つの穴の前でしゃがんだ。

「おいおい、そんなところでしゃがみこんでどうした?」

オッサンが聞いてきた。

だがそんな声も無視して私は足を……。

ズボッ!!

何度やっても慣れないなあ、巣穴に足を入れる感覚。

「何やってんだあんた!?」

他の三人が驚いた顔をしてローブが聞いてきた。

「カルーは穴を掘って地下に住んでいる、だから狩るときは巣穴に足を突っ込んで出してから狩るんです」

説明してやった、あいつらは一瞬ポカンとしてから

「そ、それぐらい俺達だって知ってたぜ、お前がどれだけ知っているのか試させてもらっただけだ」

うわ、なにこの分かりやすい反応。

そりゃ、素直に知らないの認めるとは思ってなかったけど、ここまでとは。

「早く仕事終わらせましょう」

私は、突っ込んだ足を穴の外へ、それに引っ付いてきたカルー。

カルーは名前こそ可愛いけど、見た目はグロイ、簡単に言うと蛞蝓と蛙をあわせたようなモンスターで、ヌメヌメしていてピョンピョン飛び跳ねる。

だから、この仕事を引き受ける人って少ないのよね。

グロイ奴やキモイなら容赦しない、カッコイイ奴は普通で可愛い奴なら容赦する。

足をブンッ!と振ってカルーを空中に吹き飛ばす、そしてそのまま

パンッ!!

銃で撃って討伐。

だが、数がかなり多いので、時間が掛かる。銃の弾が足りるかどうか






「ふぅ、やっと終わったな」

オッサン達が疲れたと言いたげな顔で座り込んだ。

だが、まだ終わっては居ない。

「まだ終わってません、頭討ち取ってませんから」

頭というのは、普通の状態よりやたらと大きく育ったモンスターのことを言います。

よほど強いモンスターで一匹でも問題ないような奴でなければ頭が群れを率いています。

頭は普通のモンスターを狩り終わってからでなければ現れません、稀に途中から現れるモンスターも居ますが、それはまず無いと言っていいでしょう。

「おお、そうだった。頭を討たないことには意味がないからな」

今度は、ちゃんと知っているようです。カルーは嫌われているモンスターなので噂などで自然と避けてしまって討伐を請けたことがなかったのでしょう。

頭だけでも生き残っていると、また群れを作って荒らしまわるので困ります。

キェェェ!

「来ました、みなさんもう一仕事です」

やれやれと、みなさんが立ち上がった。

頭カルーの大きさは、人の2〜3倍くらいあります。ですが、生態は基本的に変わりません。

まあ時間が掛かるかもしれませんが、簡単に終わるでしょう。





「と言うのが今回の仕事の内容です」

私は仕事を終えた後、城に戻ってカイさんとケイさんに報告していた。

「いいなぁ」

とケイさんが呟いた。

「だってさあ、(クロス)ランクってあまり他の人とふれあう機会が無いんだよ」

……あ、ケイさん達はギルドでは処理出来ないような仕事が回ってくるからまず他の人と仕事をする機会は無いと言えます。

「うん、たまには普通の仕事もやってみたいな」

カイさんも今回ばかりはケイさんと同じ意見のようです。

「それじゃあ、ギルド長に言ってみればいいんじゃないですか?ちゃんとXランクの仕事もこなせば問題ないでしょうし」

それに反応して2人揃って言う

「「それだ!」」


「それじゃ、ギルド長に頼んでみようか。そういえば最近の王都のギルド長って誰なんだろう」

ケイさんが呟く。

「だな、まず会ってみないと」

ちなみに、王都のギルドは全てのギルドの本部みたいなもので、つまり王都のギルド長は全てを取り仕切る権力者みたいなものだ。

「王都なら大食いにいくら挑戦しても文句は言わせない」

カイさんが言う、ケイさんが大食いに挑戦していれば食費が浮くのだから、まあ張り切るのも当然といえば当然だ。

「ところで、私が仕事に行っている間に、2人は何をしていたんですか?」

なんとなく聞いてみると

「「昼寝」」


それを聞いたあとの私はたぶん呆れたような顔をしていただろう。


のり「はい、今回のお話は仕事編でした〜」

カイ「今日はゲームは一切せずに、執筆に専念するつもりなんだよな?」

のり「はい、今日はゲームはせずに執筆に励もうかと思ってます」

ケイ「でも1話ストックしたら、休憩とか言ってゲームに走りそうな気がする」

のり「うぅ……」

カイ&ケイ「そこはしないって即答だろ!」

のり「正直何話かストックしたらゲームに走りそうです、ハイ」

カイ「まあ、今日中に1話は上げられればノルマ?は達成だ」

ケイ「だね、週1くらいのペースで上げて行きたいよね」

のり「それを目指して頑張ります、では次回予告」

一同「次回からお城での生活編になります、いつかはカイとケイの普通のランクのお仕事編も書こうかと思ってます。では、次回をお楽しみに」

のり「評価感想おまちしております、誤字脱字指摘も歓迎です!」





2009/07/16(Thu) 22:00 にメッセージを送ってくれた方

返信送れてすいません。

落ち着くと言ってくれて何よりですよ。

自分は語彙が少ないので変な表現になってしまうことがありますが、これからも「永遠の追求者」をどうぞよろしくお願いします。ぺこ <(_ _)>

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