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第5話 王女

う〜ん、ネルがヤバイ

「ケッ!王がなんだってのよ、そこらに居るおっさんと何も変わらないじゃない」

なんか壊れ始めてる、緊張が限界に達したか?いやもう突破してどっかに走ってるな、こりゃ。


あれからケイとネルが合流したんだ、んでもってそん時はネルは緊張でガチガチで、他の大臣とかそんな感じの奴らも「これぞ庶民の反応」みたいな感じの顔して楽しんでたんだが………。

王がセクハラ紛いのこと言ったせいで緊張してたところに変な影響与えて、変な方向に壊れちゃったんだな、これが。


「王が変なこと言ったせいで、ネルが壊れちゃったじゃん」

ケイが言う。

「ネルは俺等があんたらの知り合いって事言っただけで気絶しちゃったくらいなんだ、今回会って緊張だけで済んでたのは奇跡だ」

ネルは今だに混乱してるのか、誰も居ない方向に文句を言っている。

「その緊張が限界だったのに、王が変なこと言うせいだ〜」

まあ、ネルが壊れてもなんら問題はないんだが……。

「すいません、カイさん、ケイさん」

王が謝る、周りの大臣達はなんか騒いでる。


「ケイ、眠らせとけ」

ケイは、すぐに能力使ってネルを眠らせた。

「まあ、こんな感じに混乱気味だからメイドさん達でネルを部屋に運んでおいてね?」

王がパチンと指を鳴らすとメイドさんがゾロゾロと出てきた。

指鳴らすとか、かなり様になってるな〜。

「んでもって、王子どこ?」

それに先代が答えた。

「ああ、あいつなら勉強中、普段の2倍の量をな」

なんだか怒っているような喋り方をしている。

すると王が苦笑しながら

「あの子は抜け出したので、罰として2倍勉強させられているところです。私達に断って護衛さえ連れて行けば何も言わないんですがねえ」

ケイが答える。

「王子曰く、スリルを味わいたかったそうだよ」

どれ、勉強を増やしてやろう。

「万引きしてたし」

その一言を聞いて、2人がキレ始めた。

「父上、勉強の量を今の状態から4倍に増やしましょう」

なかなかえげつないことをするもんだな。

「賛成だ、息子よ」

つ〜か大人気ないな〜、俺が増やしたようなもんだけど。

「そういえばさ〜、王女様も居るんでしょ〜?」


「ん?そうなのか?」


「だって、メイドさん達の間で結構噂になってたよ?ここに来るまでの間に井戸端会議開いてるメイドさん達が高飛車で高慢ちきだって噂してたよ?」

途中で参加して楽しかった、と笑顔で言うがなかなかきつい性格な王女様らしいな。

先代達が苦い顔をした。

「う〜ん、まあ概ねその通りなんだが……」


「どうも、自分より位の低い位置にある者に対してかなり厳しい態度で」

ベタな王女様だな〜。

とそんな感じの会話をしていた時に


「お父様、おじい様、なぜそのような下郎と口を利かれるのですか!!」

なんかスゲ〜ドレス着た女の人が来た。

「紹介しよう、こいつがさっきから話していた王女だ、ちなみに今年17になる」


「こいつとは何ですか、こいつとは」


「む〜、カイ、この人駄目だね。さっきの脱走癖のある王子の方がまだ見込みある」

本人の前ではっきり言うな〜、でも確かに。

「だな、さっきの王子の方が良い」

俺等がそう言うと王女は顔を真っ赤にして

「貴方達は一体誰なんです!あなた方に批評される覚えはありません」


「だってな〜、いきなり初対面の相手を見下したような顔で見る奴が王になれるとは思えないし」


「それは、王族は庶民に対して厳格な態度をとらなければならないのです。でないと王族の威厳を維持出来ないからです」


「でもさ〜、先代や王の方だって普通に話してるけど威厳保ててるよ?」


「つ〜か、こんな喋り方するのは俺達相手にだけだし。王子は見下した様な顔しなかったし、どころか結構親切だったし」


「王子が王に向いているかはともかく、君よりマシだよ。彼は」

俺達がかなり色々言っているので相手はもう赤通り越して紅な感じになってきてる。

「〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」

もはや声に出せないくらい怒っているようで、顔を真っ赤にしたまま何処かに行ってしまった。

「先代、あれは色々やっかいだよ〜?」


「あんたは何してたんだ?お・う・さ・ま」

俺が言うと

「あんまり子供に構ってやれないもので、いつの間にかあんな感じに」

苦笑いをしながら言っている。

「まあ、仕事無い時間なら色々出来るな、ケイ」


「だね〜、あれは俺達相手じゃなくても問題ある性格だね」



此処に滞在する間に何とか出来れば良いけどな。



あ、ネル大丈夫かな?起きたら此処が何処か分からないとか言いそうだな。

あと、王に何て言っていたのか教えてやったら気絶しそうだ。



ラズ「ども〜、休日は心機一転ガンガン更新しようかな〜なんて思っていたんですが……諸事情により更新出来なくなってしまいました」

カイ「だそうだ」

ケイ「でも、話は暇見てちまちま書き貯めしてくつもりなんだよね?」

ラズ「そりゃ、もちろん。今までスランプ気味でダラダラ更新してきましたが、これからはガンガン更新してきます……ちょっとずつ」

カイ「んじゃ、今回は早めに次回予告」

一同「次回は、王女様性格更生編!!………ではなくて、ネルのお仕事編です。たぶんネルの1人用のお仕事なんで、カイとケイが出てくるかは分かりません」

ラズ「はい、そんな感じです。評価感想お待ちしてます。

辛口な評価や感想でも構わないのでドシドシ送ってください。誤字脱字だとなお助かります。

ブログの方も更新して行きますのでよろしくお願いします〜」


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