第3話 再会2
ん、とりあえず先代達に取り合ってもらうことが出来た。
今は門の前で待っている途中だ。
「カイ」
ん、通り魔っぽい発言をした王子様が戻ってきた。
「あれは、どういうことだ?お前らのことを話したらケイのことのくだりで二人共脂汗が滝のように流れ出していたんだが……」
前に来た時ケイは食料庫の食い物全て食べつくしたからな、それで赤字になりかけたと言ってたな。
「知らん、まあ知り合いだってことは分かっただろ?」
「まあ、とりあえずはカイだけだと伝えたら、連れて来いと言われた」
「じゃあ、入るぞ?」
「あ、ああ」
俺達は門を通って城内に入る。
遠くに先代達が居るのが見える。
というか、王との謁見の間までが門が連続してるだけって王城としてどうなんだ?
もっと複雑にした方がいいだろ。
「……ところで、お爺様と父上にはどこで?」
うっ!まあいつかは答えなきゃならんのだが。
「それは二人に聞いてくれ、口止めしてあるから俺が良いって言えば話してくれるだろ」
「……分かった、お前らのことは2人に聞くとしよう」
「そうそう、それで良いんだよ」
しばらく歩いて、いくつもの門を通って
「久しぶりだな、カイ」
「お久しぶりですカイさん」
先代と国王が居る。
「ん、おひさ」
周りには貴族っぽいのが何人か居て俺が挨拶すると、「なんと無礼な!!」とか「やはり下賎な」とか聞こえてきた。
「あ、ケイと新しい仲間が来るから部屋用意しといて」
「分かった、部屋は用意させておこう。ところで何日間居るつもりだ?」
「ん〜、金貯まるまで頼む。なるべくケイには食わない用にさせるからさ」
「なら良いんですが……、あの人の食いっぷりは洒落になりませんからね」
「まあ、何時も俺の分の食事まで食われるから、阻止しても半分は食われてる」
正直あれは泣きたくなる。
「ここに滞在する条件としては、ケイがあまり食いすぎないよう説得または阻止してくれ、全力で」
「了解だ、あれのやばさは俺が一番理解してる」
3人そろってテンションがとことん下がる。
「先代に国王、こやつは何者ですかな?」
とか
「さきほどから無礼な口を利いておりますぞ、不敬罪として処罰致しましょう」
と貴族連中から聞こえてくる。
「静まれ、カイはわしの昔からの親友での、もう1人居る。そっちの方はあとから来るそうじゃ」
先代が言う。
「あと、我の恩人でもある為無礼は許さない」
もと王子も結構貫禄が出てきてるな〜、貴族連中を黙らせちゃったよ。
「んじゃ、あとからケイ来るからよろしくな?」
「まかせろ」
「お任せください」
何だか色々問題も起きそうだなぁ、ケイ達早く来ないかな。
そうすりゃいくらかマシになるのに。
ラズ「どうも、今回の「再会2」いかがでしたか?」
カイ「本当は、タイトル思い浮かばなかったし、前回たいして再会してないような気がしたから再会シリーズにしたって言えよ」
ケイ「カイ止め刺してる」
ラズ「……………」
カイ「次回は、「王女様現る?」です。お楽しみに〜」
ケイ「カイ思いっきりスルーしたね、作者はもう再起不能っぽいよ」
ラズ「……大丈夫だ………新作書きてぇ」
一同「評価感想お待ちしております、次回もお楽しみに〜」
ラズ「色んな人様の小説を読んでいたら自分の執筆する時間が無くなると共に、自分の小説を書く自身が無くなったり紆余曲折してますが、ちまちま更新していきます。不定期ですが…………」