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序の幕

 常世国騎士譚RPGドラクルージュ。

 太陽のない紅い月が照らす、優美で耽美な吸血鬼の騎士の世界。



南雲(DR)「よし。というわけで、そろそろ始めようか」

プレイヤーB「そうだねー。みんなドラクルージュ初心者で、ルール確認しながらだから、時間かかるかもだしねー」



 ……そう。この卓全員が()()()()()()()()()()なのだ。

 さらに付け加えるなら、私、南雲も、10年ちょっと前に、たまたまドラゴンマガジンで目にしたソードワールドRPGの、某ファリスの猛女様のリプレイシリーズにどハマって愛読。後年ソードワールドRPG2.0、シノビガミ、平安クトゥルフを、ほんの数回、プレイヤーとして参加したものの、DRはもちろんGM・KP等、進行役に関しては、まったくもって経験なし。

 オマケに参加した卓は全て途中で時間切れで中断し、()()()()()()()()()()()()(マジで)。

 そんな私が、今回、DRをすることになったわけで……。



南雲(DR)「(色々不安はあるけれど、やるっきゃない!)では、ドラクルージュ『不義と絆の円舞曲』、はじめまーす!」

 一 同 「イエーイ!」

南雲(DR)「では、皆さま。各自おのおの、日常を過ごしていたところに……」 



『ある日、貴卿らの元に、友人であるマティアス・ケルシュタイン・フォン・ローゼンブルク卿の使用人を名乗る人物から手紙が届く。

「数日前から我が主が乱心し、このままでは主が堕落してしまいます。どうか、我が主を助けてください」

 手紙には、短く、こう記されていた。

 卿らの脳裏に描かれるマティアスとはかけ離れた様子に、ただ事ではないと感じた卿らは、急ぎ、ローゼンブルクにある、マティアスの領地へ向かった』



 ……ちなみに余談ではあるけれど、私自身が「ハンドアウト」というものが嫌いなので、ハンドアウトの代わりに、こちらからは「全員マティアスと友人であること」、「マティアスは全員「大親友」と思っているけれど、プレイヤーキャラからのマティアスの好感度(どのくらいのレベルの友達であるか)は各々に任せる」ということは事前に伝えていた。

 いや、まぁ、せっかく各々一生懸命キャラメイクしてくれたんだから、進行役の都合で過去やルーツの設定変更とか、失礼じゃない? と思いまして……。



南雲(DR)「ちなみに、マティアス君の詳細なんですが……」



マティアス・ケルシュタイン・フォン・ローゼンブルク

 通称、『激情卿』。金髪碧眼のクールな見た目に反し、大胆不敵にて猪突猛進。

 思い込んだら一直線の情熱的な性格。

 やや頑固な一面も持つが、明るく人当たりは良く、年齢関係なく「友人」は大変多い。

 なお、叙勲年齢17歳、騎士歴40年。

 数年前に叙勲を受けた主から領地を継いで領主となる。



南雲(DR)「……っとまぁ、そんな感じ。で、此処はその、マティアス君のお屋敷の、とある一室です。件の手紙はマティアス君の使用人さんが、手あたり次第、マティアス君の友人であろう交友関係のある人に送ったもので、とりあえず、まっ先に駆けつけたのがこの3人でした……って、そういえばこの三人、どういう関係? 顔見知り?」

プレイヤーA「その前に、マティアスに対する消えざる絆を決めなきゃ……」

南雲(DR)「あ。ゴメン、忘れてた。ちゃんと決めてる。みんな最初に伝えた通り「友人」なので、消えざる絆【友】にチェックお願いします」

 一 同 「はーい」

プレイヤーC「これ、ルージュの方に入れたらいいの?」

南雲(DR)「ですです。お願いします」

プレイヤーA「これ、今の間に一人一人自己紹介と、誰になんの絆を持ってるか言った方が……」

南雲(DR)「あ、うん、そう。今からそれやるつもりだった(笑)。というわけで、皆顔見知りかな? 初対面設定の人いる?」

プレイヤーC「じゃあ、紹介しておきましょう」

南雲(DR)「そんな感じで三人は自己紹介、よろしくお願いしまーす」

プレイヤーC「はーい……ってなわけでAさん、見本見せて欲しいなー」

プレイヤーA「いきまーす! 名前がレネー・ベルトラム・フォン・ダストハイム。血統ダストハイムの賢者です。叙勲年齢14歳で騎士歴800。めっちゃ長寿です」

プレイヤーB「長寿やね」

 レネー 「フレイバー的に、主人はダストハイムの一番上の人。セイズマリ―様だったかな。あの人じゃないと年齢的に話が合わないんで(笑)」

南雲(DR)「ナルホド」

 レネー 「あの人から深い寵愛をうけて、どうにかなってる感じです。今回の登場人物に対して、大体の顔は知っていて……」



レネー・ベルトラム・フォン・ダストハイム

 二つ名:寵愛卿

 血統:ダストハイム

 家紋:祖眼

 道:賢者

 象徴:逆三角形

 叙勲:生ける芸術

 叙勲後:主からの深い寵愛

 逸話:屈強に立てども優雅なり

 しっとりと濡れた黒き髪、宝石のごとき青の瞳の美貌の賢者。キャッチコピーは「愛されて800年!」


 絆……セレス:信/欲 ヨハン:信/欲 マティアス:友/妬



 レネー 「ちなみに原風景が「美貌」で美貌が評判になって騎士入りしたくらいなんで、顔面偏差値めっちゃ高いです(笑)」

南雲(DR)「顔面偏差値(笑)」

プレイヤーB「いいねぇ!」

 レネー 「こんな感じで! 以上です」

プレイヤーB「じゃ、私いこうか」

南雲(DR)「あ、はい。どーぞどーぞ!」

プレイヤーB「行きまーす。名前はヨハン・アードラー・フォン・ヘルズガルド。名前からわかる通り、血統はヘルズガルドです。獄門の門番ですね」



ヨハン・アードラー・フォン・ヘルズガルド

 二つ名:高潔卿

 血統:ヘルズガルド

 家紋:鎖

 道:狩人

 象徴:斧

 しっとりと濡れた黒き髪、煌めく息吹を感じる緑の瞳。

 叙勲:忠義の誓い

 叙勲後:血の昴り

 逸話:仕える主はただひとりなり


 絆……レネー:信/欲 セレス:恋/怒 マティアス:友/妬



 ヨハン 「とある理由で道は狩人です。あるモノを探して自分の手でさばこうと……ちょっと心が闇に(笑)」

 レネー 「イノシシかな? さばくのは」

 ヨハン 「かなぁ?」

 レネー 「ジビエかな?」

南雲(DR)「ジビエ(笑)」

 ヨハン 「設定としては、『自分を養子として叙勲した主人は堕落した。その優しい笑顔はもう無い。その華奢な身体は拘束され、光の差し込まない地下牢、鉄格子の奥に囚われている。夜毎行われる耽美な密ごとはヨハンの精神を安定させている。ヨハンは歪んだ忠義心で主人を堕落させた何者かを探している。怨恨のため堕落させると心に決めて……』ってなかんじで、かなり復讐者的な」

南雲(DR)「復讐者!」

 ヨハン 「アベンジャー(笑)。騎士歴30年。12歳で叙勲したので見た目はまだ幼さがあります。声も変わってません。まだ半ズボンでイケる!」

南雲(DR)「いけるのッ!」

 ヨハン 「主に対して忠誠心は高いです。依存的な。誠実さも心に秘めている。そんな感じですねー。セレスちゃんに対しては恋愛の感情を持ってるので……」

南雲(DR)「事前に知ってる感じかな?」

 ヨハン 「立食パーティーかなんかで」

 レネー 「ちょっとしたパーティーでチラチラ的な」

 ヨハン 「チラチラ的な」

 レネー 「何処の婚活パーティーやッ!」

 一 同 「(笑)」

南雲(DR)「はい、というワケでセレスちゃんとは知り合い……と」

 ヨハン 「はい。チラっと見て……」

 レネー 「目と目がー合う瞬間好きーだと♪」

 一 同 「(笑)」

プレイヤーC「セレスはときめいてはないですけどね」

 ヨハン 「一目ぼれな感じで」

プレイヤーC「ダークな彼女に一目ぼれ……」

 ヨハン 「大丈夫、ヨハンもダークだから」

プレイヤーC「ダーク同士惹かれ合った……そんなわけで、名前がセレス・フィリドール・フォン・ドラク。二つ名が『求道卿』でございます」



セレス・フィリドール・フォン・ドラク

 二つ名:求道卿

 血統:ドラク

 家紋:昇龍

 道:近衛

 象徴:百合

 死者のごとき灰色白の髪、荒涼とした灰色の瞳。

 叙勲:友情の予言

 叙勲後:修羅

 逸話:その忠誠に疑念の余地なし


 絆……レネー:信/欲 ヨハン:信/欲 マティアス:憐/侮



 セレス 「全体的に白くて生気が無いです(笑)。中二病感満載」

 一 同 「(笑)」

 セレス 「原風景は腰抜け。設定としては家族から虐げられていて、ある日家族で隣町に行ってる途中で襲われたところを主に助けられ、そのまま叙勲していただきました。11歳にしては魅惑的な容姿に惚れた主が」

 ヨハン 「掘れた腫れたで」

 セレス 「主も一応女性設定ですが。主に対しては「初めて認めてくれた人」ってことで、親鳥を見る雛のような気持ちで主を慕っております。主の為ならば、叙勲年齢11歳、騎士歴5年ながらにして……」

 レネー 「ロリショタ枠だねぇ」

南雲(DR)「ロリショタの中でも特に現役ぃー」

 セレス 「修羅の道に進んでおります」

南雲(DR)「しゅ……修羅なのッ!」

 レネー 「(※:キャラクターシート作成を手伝っててサイコロで)いきなり修羅で爆笑したよね」

 セレス 「主の為ならば。ヨハン君とレネー君に対しては大先輩というか年功序列は大切にするタイプ」

 ヨハン 「そんな幼いのに」

 セレス 「ちゃんとそこはね。マティアスに対しては……熱いのが痛い」

 一 同 「(笑)」

 セレス 「でも一応先輩だしな……って」

南雲(DR)「ちょっと引かれてる感じだね」

 セレス 「ちょっと距離は置いている」

南雲(DR)「じゃ、そんな感じで自己紹介終わったところで……待たされている間に、マティアス君の現状というか、家臣の方々や使用人の方々の声が、チラホラ聞こえてくるわけなんですが……すごく断片的ではあるモノの……ちょっとヤバげ?」

 レネー 「なんだかヤバげ?」

南雲(DR)「ヤバげってほどでもないんだけど……いや、ヤバいか? ともかく、マティアス君はずっと部屋に引きこもっているような状態です。で、そんな中、使用人たちの「あの獣を妻にでもするつもりか」とかなんか愚痴のようなため息のような声が聞こえてきます」

 レネー 「妻……」

南雲(DR)「うん、妻。あ、ちなみに独身です。熱血漢で独身で、女癖が悪いというほどでもないんだけど、声はかけるけど大惨敗するようなタイプです」

 レネー 「ナルホド」

南雲(DR)「使用人たちの声を聞きながら、待っているわけなんですが、待っても待っても進展が無いので、貴方たちは「マティアスに会わせてほしい」と使用人に言ったところ、おそるおそるというほどでもないですが、使用人の一人が、マティアスの部屋に連れて行ってくれます」

 ヨハン 「ちょっと待って? マティアス君はすごい熱血漢でまっすぐでイノシシみたいな性格なのに引きこもってるの?」

南雲(DR)「そう。引きこもってる」

 ヨハン 「なんかあって引きこもってると」

南雲(DR)「そう、なんかあったなということはわかります。「あのマティアスが引きこもり!」みたいな」

 ヨハン 「ありえねーな。みたいな」

南雲(DR)「うん。とまぁ、そんなわけで序の幕終わり。戦の幕入りまーす!」

 ヨハン 「えぇッ! 急ッ! マジで!」


 (続く)

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