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魔法世界の剣術士 上  作者: 相會応
大黒天の使い
101/211

13

 誠次せいじ香月こうづきは二人だけで、魔法大学のとある施設の中に入る。

 施設案内は、セレモニーの行事の一環として行われる予定だったので、魔法大学の構造がどうなっているかは、よく分からない。よって、手当たり次第に捜索するしかなかった。

 朝には多少はあった賑やかな雰囲気も、正体不明の怪物の襲来と、それによる無人の影響で、しんと静まりかえっている。


「椅子や物が散乱している……」


 建物に足を踏み入れ、誠次は辺りを見渡して、思わず表情を歪める。


「どこかで見たことがある。ヴィザリウスで言う食堂、かしら」

「そう言えば香月は《インビジブル》で入った事があるんだもんな」

 

 あごに手を添えて言う香月に、誠次は思わず苦笑してしまっていた。確かに香月の言った通り、食堂にありがちな長机と割れた植木鉢の観葉植物。厨房と思わしき場所は壁が崩れており、きっとここでも激しい戦闘が行われたのだろう。外を見渡せる窓ガラスも、ところどころ割れている。

 そう感じると同時に、ひょっとして時間が経ちすぎてしまったのではないかと言う危惧もあった。


「まだ、間に合ってくれ……」


 眉をひそめる誠次の横顔を、香月がじっと見つめる。


「下を目指しましょう」

「ああ」


 瓦礫を踏みながら、誠次と香月は食堂だった建物にて、内部通路へと続いているドアを開けた。


「待ち、伏せ――!?」


 その直後、待っていましたと言わんばかりに、ドアの目の前で怪物が腕を高々と振り上げていた。

 誠次はすぐさま身を翻し、香月を抱えてその場を離脱する。直後、背後で腕が振り下ろされた衝撃と地響きが起こり、怪物の鳴き声が重なる。

 

「危ない!」


 誠次はすぐに立ち上がったが、怪物は機敏な動きで、今度は横なぎに腕を振ってくる。想定していなかった怪物からの連続攻撃に、誠次は一瞬だけ途惑い、それでも身体を前転させる。顔を上げたその直後からも、怪物の後ろ蹴り。鋭利に伸びた爪の数々が誠次の鼻先を掠めていた。


「っ!」


 険しい表情を浮かべた香月が赤い魔法式を展開する。炎属性攻撃魔法、《フレア》だ。魔法式から生み出された三発ほどの火球が、怪物の顔めがけて放たれる。


「ゴゴ、グ?」


 怪物は炎を受けて、鳴き声を上げながら顔を覆う。

 

「そこだ!」


 誠次はレヴァテインを振るい、怪物の背中を縦に斬り裂こうとするが、


「!? やはり硬すぎる……っ」


 その肉体はおろか、白亜の体毛さえも両断する事は出来なかった。繊維のような毛によって守られた怪物から、誠次は身体を離す。振り向きざまのパンチが、襲い掛かって来たからだ。


(香月の付加魔法エンチャントで、効くのか……!?)


 確か´捕食者イーター´や戸賀とがの大剣は易々と両断する事が出来たはずだ。怪物の攻撃から逃れながら、誠次は必死に考える。

 問題は、三分間と言う時間制限だ。それまでに目の前にいる怪物を突破し、この下の何処かにいる波沢なみさわを救わなければならない。一歩間違え、失敗すれば即死と言う状況では、躊躇もしてしまう。

 その直後、咄嗟の判断を悩み迷う誠次の真横の壁が、突如として吹き飛ばされた。


「なに!?」


 吹き飛ばされた壁の中から飛び出した太い腕に、誠次の身体もまた吹き飛ばされ、窓ガラスを突き破って外の雪の上へ。回転しながら投げ飛ばされた誠次は、内臓がひっくり返ったかとも思う衝撃に、悲鳴を上げる。


「天瀬くん! もう一体」


 中では取り残された香月が《フレア》の魔法式を組み立て、応戦している。ただでさえ一体でも厄介だったが、二体目の怪物の増援により、戦局は一気に不利へと傾いた。


「くそ……っ!」


 痛む身体をそのままに誠次は立ち上がり、自分が吹き飛ばされた窓から再び室内へ侵入する。誠次は瓦解しかかっている廊下の左右へ視線を向け、


「このまま戦いを続けても追い込まれるだけだ香月! 俺の後ろまで走って来い! 俺が二体とも引き付ける!」


 誠次の叫びに、香月は無言で頷き、たたたと走りだす。

 誠次は息を吸い込み、レヴァテインをその場で一回転させ、両手で構え直す。そしてそのまま、怪物の大きな図体の前へ身体をおどらせる。


「相手が人じゃないだけ、やり易いだろ……!」


 誠次は自分に言い聞かせるようにして呟き、怪物の打撃攻撃をかわす。床を滑りながら、怪物二体との間合いを図る。

 香月はその隙に先へと続く階段の方へと辿り着いたようで、こちらに向けて新たな魔法式を組み立てていた。


「天瀬くんも早く」

「分かってる! ――横だ香月っ!」


 誠次は叫んでいた。

 誠次の黒い瞳に映ったのは、香月のすぐ横の窓から、今まさに侵入しようとしてくる三体目の怪物だった。


「伏せろ!」


 誠次の声に、香月は咄嗟に反応し、頭を抱えてその場にうずくまる。

 その直後、怪物の張り手が窓を押し破り、香月がいた場所を強襲していた。棒立ちのままならば、間違いなく吹き飛ばされていたところだろう。蹲った香月に、ぱらぱらと破片が落ちてくる。


「三体目……! が悪すぎる!」

 

 誠次はうめき、それでも香月の元へ一目散に走りだす。

 三体目の怪物を駄目元で斬りつけてから、倒れている香月の傍まで駆け寄り、立たせてやる。


「先に進もう! このままじゃ負ける!」

「私のエンチャントを……」


 起き上がった香月が、ぼそりと告げて来る。

 誠次は唇をかみしめていた。


「ここで使うべきなのか……?」


 ――しかしどうやら、選択の猶予はなかったようだ。


「来てる!」


 香月が銀髪を振り、誠次の制服をぎゅっと掴み、顔を見上げてくる。ズシン、ズシンと足音が背後から着実に迫ってきているのだ。このまま怪物に追われながら、闇雲に波沢を探し続けるよりは――。

 誠次はすぐそばの香月に、黒い視線を向けて、


「……っ。エンチャントを使う。頼むぞ、香月!」

「ええっ」


 香月が両手を突き出し、誠次はレヴァテインを向ける。

 肌寒く薄暗い魔法大学の地下廊下にて、青い閃光が瞬いた。

 怪物はその青い光を前にしても、そのような感情を持たないのか、一切怯む素振りを見せなかったが。


 ――自分が彼に対してやったことは間違っていないはずだ。学生を危険にさらすなど、あってはならないはずだ。

 全身の骨や筋肉血肉が、悲鳴を上げているのが実感できる。毎日の訓練は欠かさなかったつもりだが、堪えるものだ。

 日向ひゅうがは腕時計型のデバイスを起動し、演習場の位置を割り出す。特殊魔法治安維持組織シィスティムの制服である黒いスーツはボロボロであり、顔にも自身の血と埃がこびり付いている。


「みんな、いるのか……!?」


 剥がれ落ちた天井屋根から垂れ落ちる電線に気をつけつつ、日向は感覚が薄い右手を抑え、ようやく演習場にたどり着く。

 日向が歪んだドアを開けた途端、進路を塞ぐように、氷の塊があった。


「……く」


 残された魔素マナを振り絞り、日向は《フレア》の魔法を発動する。少しでも溶ければ、或いはひびが入れば、それで充分だった。


「無理か……ならば……っ!」


 日向は次に、物体浮遊の汎用魔法を起動する。塞がる氷の塊に、魔法式を向ける。


「頼む、少しで良いんだ……動いてくれ!」

 

 日向が血を滲ませた口で、叫ぶ。やがて氷の塊は人一人が通れるほどには、動いてくれた。


「日向、隊長……?」

佐久間さくまか!? 他のみんなは!?」


 演習場内には、至る所に氷の破片が崩れ落ちていた。室内に落ちている、一際大きな氷から少し離れたところには、身を寄せ合うスーツ姿の人々が。


「氷が突然崩れてきて、奇跡的に、死者はいません……。本当に、奇跡ですよ……」

「そうか……良かった……」


 日向はほっと安堵の息を吐いていた。思わず身体の力が抜けるようだ。

 いまいち実感が沸かなかったが、ここまで死者がいないのは、本当に凄い事なのだろう。日向が上を見渡すと、何かの光が瞬いた気がするが――、


なずな総理と魔法生の女の子が二人で、別行動をとっています……。申し訳ありません……」


 苦しそうな佐久間の言葉遣いに、日向は首を横に振った。


「二人は俺が見つける。お前たちは地上へ行け。ここに来るまでの通路と正門は確保している」

「まさか……あの化け物を倒したんですか?」

「二体ほどだけな」

「凄すぎですよ……。さすがは、隊長です……。――みなさん! もう安心です!」

 

 佐久間もまた安堵の息をつくと、後ろを振り向き、人々を先導し始める。


「凄いのはお前だ佐久間……。よく、耐えてくれた……」

 

 あとは、総理大臣と魔法生の二人だ。……魔法生。

 日向は少し気まずく、俯きかける。

 なにかを振り切るように顔を上げると、


「しかし、全員無事なのか……」


 日向は不思議に思う。 

 いや、それは本当に喜ぶべき事なのだが、不思議なものだ。負傷者たちのいる場所を綺麗に避けて、氷が落ちている。まるで、何者かが防御魔法を展開してみんなを守ってくれたかのようで――。


「――動ける人は、動けない人を支えてやってくれ!」


 血の味がする唾を呑み込んだ日向は、冷静に命令を下していた。


 

「――くしゅんっ」

「大丈夫ですか?」

「ええ。やっぱり少し、冷えるみたいね」


 くしゃみをした薺の前に座り、波沢は「はい……」と力なく頷いていた。

 二人が今いるのは、おそらくヴィザリウス魔法学園で言う、談話室にあたる部屋の中だろう。逃走の末に逃げ着いた場所がこの部屋であったが、二人の疲労はピークに達しており、僅かばかりの休憩をしていたのだ。電源は点いておらず、身体を温めるすべもない。

 不気味な怪物の鳴き声は、今も遠くで鳴り響いている。これから上へどうやって向かえば良いのか、波沢には分からなかった。


(こんな時、お姉ちゃんなら、どうするんだろう……)


 特殊魔法治安維持組織シィスティムに所属している波沢茜なみさわあかね。こんな困難でさえ、彼女はきっと簡単に、乗り越えてしまうのだろう。

 ずっと冷たい場所にいたので、身体は否応なしに震えるほど、凍えていた。吐く息も、ずっと白いままだ。何だか、意識がぼんやりと遠のいて――。


「――大丈夫?」

「ふあっ!?」


 突然、薺に身体を優しく揺すられ、波沢は意識を取り戻す。


こくだけど、こんなところで眠っちゃダメよ」

「ありがとうございます……。昨日は少し、眠れなくて……」


 波沢は目元を擦り、頬を軽くつねってみる。


「今日のスピーチの予定に、少し緊張しちゃったの?」


 埃まみれの薺は、波沢を見てくすりと笑う。


「それもあります、けど……その……」


 言えない。男子と一緒の部屋でドキドキし過ぎて、本当はあまり眠れなかった事など。波沢は言い辛そうに頬をかいていた。

 答えあぐねていたその直後、何かのスイッチが入ったかのような、音がした。そして、どこからともなく、しゃがれた男の声が聞こえ始める。


『私が企画した魔法大学の手厚い歓迎を楽しんでおられますかな? 薺紗愛なずなさえ総理大臣』

「この声は……」


 男の言葉の途中から、薺が目を大きく開き、崩れかかっている天井を見上げた。

 波沢も、どこか聞き覚えのあるような声に、じっと耳を澄ませる。


辻川つじかわ、国防大臣……」

『ええ、そうとも。……もっとも、あなたに代わってもうすぐ総理となる男ですが』


 あっははは、と下種びた笑い声を上げながら、辻川はどこからともなく笑い声を上げている。


「こんな時に何を言っているの、この人……?」


 全方位から迫るようにしてくる声に、まるで身体を撫でられたようで、波沢は身震いしていた。

 それでも、波沢のすぐ横にいる薺は立ち上がり、声を張り上げる。その凛々しいたたずまいは、まるで国会の答弁のようだった。


「ふざけないで頂戴! まさか、今回の事件を引き起こしたのは貴方なの?」

『事件? いいえ……これはこの国を発展させる為の華々しい歴史なのですよ。さしあたって貴女にはその犠牲となってもらうんです。薺総理』

「犠牲……」

『はい。私の言う事にこれから従ってもらえれば、命まではお助けいたしますよ。そして、その隣の魔法生、波沢香織さん』


 名前を呼ばれ、波沢はぎょっとしてしまう。


『貴女のお姉さんと同じように、貴女も優秀な魔法生のようだ。どうです? 私の側近となるのは』

「……っ。お断りします!」


 すぐに首を横に振り、必死に険しい表情を見せつける波沢。


『そうですか残念です。……ですが、じきに全ての魔法生は我が手中に収まる事になる』

「何を企んでいるの……?」

『それは今、貴女にとって重要な事ではないはずですよね薺総理? 誰だって、自分の身が一番大事なはずですから』

「そんな考えで、貴方は大臣の職に……」

『文句があるのならば、二〇年前に改定された大臣の選出方の変革と、私を選んだ議員や国民たちに言ってみてください。まぁ電波も途絶えているそちらでは、無理な事でしょうが』


 勝ち誇った声音を崩すことなく、辻川は言い続ける。電波を遮断したのも、辻川の策略なのだろう。


『もう諦めなさい薺総理。貴女たちを救おうとする者などそこにはいません。イエティに殺されたくなければ、私の言う事に従うと約束するのです。さぁ、早く!』

「圧倒的に貴方が有利な状況だと言うのに、なぜ貴方が焦っているのかしら?」


 この場においても、この状況においても、薺はとことん冷静だった。天を見上げ、静かに唱えるように言う。


『……っ!?』

「私が憎いのならば、私を殺せば良い。ただそんな事をしても、貴方の思うようにはなりません。それにあなたは今イエティと、この場を支配している正体不明の怪物の名を告げた。そして先ほどの電波ジャックの件にこの大学への映像送信。それはあなた個人の力では到底不可能な事です。当然、なにかの後ろ盾があるのでしょうね?」

『……っ。あまり私を舐めない方が良いと、言っておきましょうか……?』

「お互い様です」


 怯む素振りを見せない薺に対し、辻川は明らかに動揺しているようだ。そして、そんな薺の横顔を、波沢はじっと見つめていた。


『どいつもこいつも生意気な……! ´まだネズミも始末出来ないのか´!』


 辻川は苛立った声を上げている。

 

『薺総理! 貴女さえ降伏し大人しく私の命令を聞けば、二人の魔法生の命は保障してやりましょう!』

「「……?」」


 なにを言っているのか、これには薺もぽかんとしていた。


「何のことです?」

『まだ魔法大学内にいる二人の魔法生の事ですよ! 貴方の差し金でしょう!? 魔法生をこの魔法大学に招待した、貴女の! あいつらさえいなければ、全ては、完璧だったはずなのに……!』

「え……」


 今度は波沢が薺に代わり、声を出す。


「ふふ」


 横にいる薺は、吹き出すようにして笑い声を上げる。


「そう……。あの人゛たち゛は、波沢さんを助けようと来ているのね……。だったら、呼んだ甲斐かいがあったわ」


 波沢から見たそれは、今はただ、ただの強がりにしか見えないものだった。しかし一方で、二人の魔法生、と言う点では、一筋の光明が見えた気がした。

 すなわち――。


「天瀬、くん……。詩音ちゃん……」


 二人が、私たちを探して来てくれている。それだけで、冷え切っていた身体が温かくなるのを感じられた。


「さて……。益を焦りすぎたわね辻川。もはやこの放送は、貴方によるクーデターの動かぬ証拠よ?」

『私を舐めるなと言ったはずですよ……。どうせ貴女たちはこの魔法大学から逃げることは出来ない! 証拠もろとも死んでしまえ!』

「来るわ……。波沢さんは自分の身体だけ気遣って頂戴」


 薺がそう言った、直後――。


「ギガーッ!」


 ただでさえ崩れかかっていた壁を突き破り、辻川がイエティと呼んだ怪物が、二人の前に姿を現した。


「っく!」


 波沢が急いで《プロト》の魔法式を組み立てるが、咄嗟の焦りで構築に失敗してしまう。平時であれば、絶対にしないようなミスだ。

 途惑う波沢の元へ、怪物の足蹴りで吹き飛ばされた瓦礫が、一斉に襲い掛かってくる。こちらの魔素マナは残り少ない。足が自由に動かせない薺を守りながら、どう戦えば良い――!?

 降り注ぐ破片から守る為に顔を腕で覆った波沢の真横で、崩れ落ちる人影が一つ。


「――え!?」


 青色の目が、確かにその人の最期を捉えていた。

 

「薺、総理……!」


 腹部に突き刺さった、巨大な瓦礫。弓なりになりながら、至るところから血を吹き出す身体。

 

『あはははっ! 呆気なさすぎる! 素直に利益を追求した方が良いとあれだけ言ったのに、私を馬鹿にした報いだ薺ァッ!』

「薺総理ーっ!?」


 破片に巻き込まれる形となった薺の身体が、ぐしゃりと、その場に沈んでいく。歓喜の鳴き声を上げるイエティと辻川の前、波沢の悲痛な叫び声が、崩壊した大学内で響き渡っていた。

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