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集まり②
その後も長々と話は続いたが、僕には関係なさそうな話だった。ただ一つ気になったのは天空と壊解という人物についてだった。ブレイカーについては話があったが、彼らもそいつに近い存在らしい。天空も壊解も途轍もなく強いらしくその2人が協力する可能性があるらしい。まだこの時は僕があんな事になるとは知る由もなかった…
「(??)そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名前は雷敏よろしく!あと、煌先輩から聞いた?僕ら英雄と呼ばれるグループが作られた理由。」僕は軽く首を横に振った。「僕らは全員いじめられていたんだ。僕と水冴は名前。龍先輩は能力。煌先輩は性格。そしてもう1人は極度な厨二病。訳アリなわけ。」「龍さんって無能力だったんですか!?」「そうらしいよ。詳しくは煌先輩に聞いて。僕はその時まだここには居なかったからね」
「なるほど。隠すつもりだったけど言われたか。流石に答えてあげるよ。龍さんは無能力だった。今は『ドラゴン』という能力がある。能力が生まれたのは火事場の馬鹿力と龍さんの努力だ。まあ不人も…頑張って……」